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ひとりごと小説

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【2024.11.13 第9号】人々はみな、その文鎮のような四角い板に釘付けだった。

異様な光景だった。
信号待ちの人々はみなその機械を見つめ、既に青になった信号に気づきもしていないようだった。

いや、気づいてはいるのだろうか?
気づいていてなお、その作業を止めることができず、足が動いていないのか。

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