九州の秘境 大崩山 【山】
こんにちは 日刊マガジン【書くンジャーズ】毎週金曜日担当のウエノです。
なんやらかんやらで、昨日は記事を仕上げることができず、土曜日の午後になってしまいました。
今週のテーマは山の日にちなんで【山】
今日からお盆休みに入られた方が多いと思いますが、昨日は必死に仕事の山を片付けられたのではないでしょうか。
また、夏休みもそろそろ終盤。これから宿題の山に取り掛かる小中学生もいるかと思います。
そんな山にまつわる話。
他のメンバーの昨日までの投稿を拝見すると、ストレートに【山】ではなく「なるほどなあ」と感じてしまう、ちょっとひねりの利いた【山】の話も少なくありません。
山に登りたい
6月のテーマ【父との思い出】で紹介したように、私は子供の頃から山に慣れ親しんで育ってきました。
子供たちも大きくなり、段々手が掛からなくなってきたので、そろそろ登山の回数を増やそうと、最近はYoutubeを眺めながら山に思いをはせています。
Youtubeにはたくさんの山の動画があって、中でもよく観ているのは、穂高連峰の動画です。
3000m級の山々が頂きを競い合う穂高連峰は、多くの登山者を惹きつけてやみません。中でも尖塔のような容貌の槍ヶ岳から、日本第三位の高峰、奥穂高岳までの縦走路、いわゆる槍穂縦走にチャレンジしたいと思ってます。
槍穂縦走には、大キレットと名付けられた難所があり、ここを通過する時のスリルはたまらなさそうです。
九州の最高峰、鹿児島県屋久島の中心にそびえたつ宮之浦岳も登ってみたい山のひとつです。
南の島にも関わらず冬には雪が積もり、年間の降水量は東京の2倍から3倍と、秘境感満載の洋上アルプス。頂上付近の花こう岩の山並みは他を圧倒する美しさです。
九州の秘境 大崩山
さて、山への想いを徒然と紹介してきましたが、最後に、私が愛して止まない秘境 大崩山の紹介です。
大崩山は宮崎県延岡市北西部に位置し、標高は九州で30番目になる1643m。九州には珍しい岩山で、巨大な花こう岩の岩峰群は、まるで山水画のような風景を作り出しています。
色彩的にも美しい山で、春はアケボノツツジが岩峰群をピンクに染め上げたかと思えば、山麓を覆う落葉樹の原生林が一斉に芽吹き、山全体が淡い緑に包まれます。
また秋には、ブナやカエデが赤や黄色の見事なグラデーションを披露してくれます。
登山口と山頂の標高差は1000m、途中に川の渡渉や岩壁登攀と体力的、技術的にも上級者向けの山ですが、一度この景色に魅入ってしまうと何度でも行きたくなってしまう山です。
大崩山の最大の見どころは、小積ダキと呼ばれるほぼ垂直に300mほど切り立った巨大な花こう岩の一枚岩で、初めて訪れた時は壮大なスケール感に言葉を失ってしまいました。
流石にこの絶壁は登れるはずもありません。
小積ダキには迂回ルートがあって、もちろん、それなりの体力と技術はいるものの、特殊な装備はなくても岩のてっぺんまで行くことが可能です。
先端に座っているのは、4年前の私。
眼下に見える谷底までの標高差は600mぐらいあります。
ここに座ると心が洗われます。
こちらは20代の私。
最初の写真を撮った時、20代の頃と同じ場所に座ったつもりだったのですが、帰宅後に両方の写真を見比べてみると、何となく岩の形が違うことに気づきます。
20代の時に座った場所は、こちらだったようです。
確かに「最初はここかな」とも思わなくはなかったのですが、とてもじゃないけど、座れそうな場所には見えませんでした。
最後に大崩山までのアクセスをご紹介。
福岡から大崩山登山口までは、230~270キロぐらいです。距離が短いのは熊本松橋インターから高千穂を経由して延岡へ出るルート。
若干、遠回りになりますが、運転が楽なのは、大分道から東九州道経由で延岡まで行くルート。どちらも4時間は見ておいた方がよい道のりです。
山中での宿泊は、登山口から30分登った場所にある大崩山荘(無人)を利用します。メインのルートでも山頂の往復が9時間近く必要ですので、出来れば2泊で計画したい山行きです。
この秋、時間が許せば登りに行きたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございまいsた。
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