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【花火でお骨を打ち上げる?】花火葬という新しい供養の形

花火葬の実現に向けて奮闘しております、ビレッジマンズ株式会社(旧社名:ユニークエンディング株式会社)です。

突然ですが、「花火葬」ってご存じですか?

聞いたこと、ありますか?「花火葬」日本ではまだ前例がないので知らない方がほとんどだと思います。どんな葬送か想像つきますか?

こんな感じの葬儀です。

御遺骨を一片2mm以下に粉骨後、花火玉に入れ打ち上げ空中に散骨する

花火であなたをドカンっと打ち上げる葬儀の新しい形です。今日は、花火葬のパイオニアである僕が、詳しく説明していきます。

そもそもそんな事していいのか?

日本初の実施のために、いろんな人にプレゼンする機会があります。皆さん面白がってくれるのですが、100%といっていいほど

そんな事していいの?

って質問を投げられます。そりゃそうですよねw

実は、日本では前例がないだけでオーストラリアでは既に普通に行われています。こちらの記事を見てみてください。

「愛する人の最期を花火で祝う」って言葉、素敵ですね。

僕は、この花火葬っていう新しい弔いのカタチが、実はものすごく我々日本人と相性がいいのではないか?と考えています。

花火の持つ本来の意味

実は「花火」「死」って意外と深い関係性があるんです。知っていましたか?

例えば、日本で最も古い歴史を持つ花火大会「隅田川花火大会」。これが行われた理由、なんだと思います?

隅田川花火大会
歴史的記録の残るものは両国の花火が最古となっています。江戸時代の享保17年(1732)の大飢餓で多くの餓死者が出て、更に疫病が流行し国勢に多大な被害と影響を与えました。
幕府(8代将軍吉宗)は、翌18年(1733)5月28日(旧暦)犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を行いました。この時に、両国橋周辺の料理屋が公許(許可)により花火を上げたことが「両国の川開き」の由来とされています。
引用:隅田川花火大会公式HPから

まとめると、当時の日本は「贅沢が敵」みたいな風潮がありまして、大飢饉や疫病が流行していたといいます。そんな暗い世の中の風潮を一掃すべく「鎮魂」の意味を込めて花火を打ち上げたそうですよ。

そんで、こんな疑問を持ったことありませんか?なんで冬に花火大会ってやんないの?僕だけですか?思ってたのw

冬の方が、夏よりも晴天率高いし、空気も澄んでて美しく映えるんですよ。実際、冬の花火はめちゃ美しいっす。

でも、鎮魂が花火本来の持つ意味だとしたら、夏のお盆休みに多く打ち上げられるのも分かる気がしますね。

その他にも、鎮魂の意味を持つ花火大会は結構いっぱいあります。(詳しくは「鎮魂 花火」とかでググってみてくださいね。)

花火葬って意外に、歴史的にも理にかなっているんですよ。

日本では法律的にアウトなのか?

日本でも自然葬が徐々にですが、受け入れられ始めてきましたね。今までの自然葬で、最もポピュラーなのって「海洋散骨」だと思います。法的には明確な規定はないものの、スタンスとしては「限りなくホワイトに近いグレー」といった感じでしょうか。NPO法人葬送の自由をすすめる会によると

法務省「 葬送の一つとして節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪には当たらない 」

厚生省「 墓埋法はもともと土葬を問題にしていて、遺灰を海や山にまくといった葬法は想定しておらず、対象外である。だからこの法律は自然葬を禁ずる規定ではない 」

との見解を示しているそうで、お国的にも「節度を持ってやってねー」ってスタンスのようです。

ちなみにこんな変わった葬送もあるんで覗いてみてください。

これが花火葬だとどうなのか?

結論、今経済産業省のグレーゾーン解消制度を利用し確認中です。確認内容としては

火薬類取締法第5条
事業内容全般が火薬取締法第5条の販売に該当しないことの確認
墓地、埋葬等に関する法律
墓地、埋葬等に関する法律第2章第4条の「埋葬又は、焼骨の収蔵は、墓地以外の区域にこれを行ってはならない」に該当しないことの確認
死体損壊罪(刑法190条)
死体損壊罪の、損壊、遺棄に該当しないことの確認

法律面は、しっかりクリアーにしてから実施していこうと思います。

死後の象徴が花火になる

ちょっと想像してみてほしんです。
今日はあなたの命日。親戚一同集まり、出航します。花火が上がるとなれば。子供たちも大喜び。隣の船から、自分がデザインした大輪の花火が上がります。みんなはその花火を見上げながら、あなたを偲ぶんです。こうやってあなたの意志は後世に受け継がれる。

本来日本人の心と非常に親和性の高い「花火」。「死後の象徴が花火」改めて考えると、花火になりたい方は多いと思うんです。(僕は深い青色の花火になると決めています)

新しくもどこか日本的な気がしませんか?この世界に誇る文化を創るべく、僕は頑張っているわけです。

自分の最期を思い浮かべて、「あっ、花火もありかもなっ」って思った方は、連絡ください。それだけでも励みになりますww

では、またっ。

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