評価の仕方・され方
評価の方法は2種類あります。
定量評価 : 数値で測れる評価。結果だけで判断する。
定性評価 : 行動・姿勢を評価。プロセスで判断する。
定量評価は数字で判断がつくので、判断する人は関係なく誰が判断しても同じ評価を出すことができます。定性評価は判断する人によって評価が変わる曖昧な評価結果になります。将来的にはAIが発展して定性評価を機械が算出するようになるかもしれませんが、その未来はもう少し先になる気がします。
受験を例にすると
定量評価 : 筆記試験
定性評価 : 面接・小論文・推薦(内申点)
になります。
小学校受験の場合は、多くの学校が「筆記試験」と「面接」を実施します。定量と定性の両方で判断します。高校受験以上になってくるとほとんどが筆記試験のみになってきます。定量評価だけで判断されるようになる。
判断する数(受験者数)が多いから定量のほうが効率的という理由もあるとは思いますが、成熟していくごとに定量で評価されるようになってきます。定量評価のほうが評価結果が曖昧ではないから結果を平等に出せる。ただし、出てきた結果は不平等です。
プロであるほど定量評価で判断される
頑張ったから金メダルがもらえるわけではない。頑張ったかどうかは関係なく、結果を出した人が金メダルを獲れます。プロスポーツだと、たくさん勝つチームのほうが人気がでます。日本代表も勝つスポーツのほうが盛り上がります。よく言われる「結果がすべて」です。
お給料をもらっている限りどの仕事もプロです。つまり結果が求められる。会社における結果というのは「利益を出すこと」です。
利益の出し方は2つしかない
利益を出すためには「売上を上げる」か「原価を下げる」の2パターンしかない。営業だったらたくさん売ってくること、原価部門であれば効率よく作業して生産性を上げること。
会社から評価されるためには、自分の仕事が「売上を上げる」「原価を下げる」のどちらに貢献しているのかを考えながら仕事をすることが大事になる。
例え定量的に稼働を表せたとしても利益に貢献していないのであれば、その稼働は評価されにくい。また、その稼働が定量的に表せない行動だとしたら、利益に貢献しているか判断つかないので、評価はされにくい。
定量・定性どっちもやる
定量的に表せて利益に貢献したことが明確な結果を出すことが社会人として評価されるための大前提。ただし、定性評価が全く得られないような結果の出し方をするということは理念を理解していないことになるので、その会社で働く意味がないことになる。当然ながら定性評価もしっかりと得られることが大事。どっちかではなく、両方大事。
売上も上げる。原価も下げる。
営業だったら売上を上げることが大前提だけど、契約書の不備を減らすとか経費精算を間違えない・遅れないというように業務効率を下げないようなこともしっかりやることで業務効率化し余計な原価発生を抑えられる。
原価部門(営業以外)は、業務効率化や生産性の向上をしながら原価をさげつつ、売上が上がりやすいようにフォローしたりサポートする業務を増やしていくことで売上を増やすことができる。
家計と一緒で給与を増やして、無駄な買い物減らして節約することで自由になるお金が増えていく。会社も売上あげながら原価が下がるようにすることで利益が増える。
売上も上げる。原価も下げる。両方できる人が社会人では一番評価されやすい。