新・魔法のコンパス（西野亮廣）【書評#168 】
西野さんの4年ほど前に書かれた本。
西野さんは2年ほど前からSNSやブログなどを拝見しているが、考え方がそれ以前からずっと変わっていないことがわかった。
内容は前回の『魔法のコンパス』と比べてだいぶ削っているらしい。短い時間で読み切れるようにという理由らしいが、そのおかげで西野さんの考え方をサッと学べる本になっている。
お金とは、「提供した労働の対価」ではなくて、「提供した価値の対価」。
収入を増やすということは、「信用の面積」を大きくすること。
「本業＝メイン収入」という考えを捨てて、キミの「目的」に合わせて「メイン収入」をどこに置くかを考えよう。
広告は「ニュースを出すこと」じゃなくて「ニュースになること」が大切。
人は相談"する"よりも、"される"ほうが気持ち良い。
悩みを共有することで、人が集まる。
現代の広告は、「セカンドクリエイターをいかに巻き込むか？」にかかっている。
一つのコンテンツでお客さんを呼ぶのではなく、複数のコンテンツが堪能できる「一日」をコーディネートしてあげよう。
人間は「確認作業」でしか動けない。
人は冒険に憧れるが、冒険を避ける生き物だ。
広告は積極的に「ネタバレ」させていこう。
オシャレには「排除」の力学が働く。
だから「集客」を選ぶのであれば、「少しダサい」は受け入れなきゃいけない。
姿勢や理念に共感し、変化していくことをも支持してくれる人が「ファン」。
「にわかファン」を否定する「コアファン」がコミュニティーを破壊する。