AIが発展する時代の子育て論。
AIがどんどん発展している。画像認識や言語生成、自動翻訳などさまざまなところでAIが使われている。また、AIに入試問題を解かせるとある一定レベルの大学は合格するレベルにまで到達している。
そのような時代に大学に入る必要性はまったくないというのが筆者の意見である。これからは子どもを塾に無理やり通わせるのではなく、好きなことを追求させて行ったほうがいい。そのほうが、将来AIに代替されない人間になる。
また、新しいテクノロジーにもどんどん慣れさせるほうがいい。新しいテクノロジーに慣れることで新たな職業を自分で作っていくこともできる。
お金の勉強は必要ないと言い切っているところが意外だった。基本的に著者の考えには同意だが、本書でのお金の勉強というのは「お金の稼ぎ方」という意味に限定されている。しかし、お金の勉強は稼ぎ方だけではない。お金の使い方、守り方も重要だ。お金の守り方を知る上での保険や年金の話、また、クレジットカードの仕組みなどは教えてもいいのではと思った。