AI技術、ロボット技術の研究が現在どこまで進んでいるかが分かった。
現在、AIの視覚、聴覚の能力は人間を上回るレベルにまで向上している。しかし、より一層AIが進化していくためには身体の技術が欠かせない。
ただ、実際には視覚、聴覚に比べ、変数が多くなかなか上手くいっていないのが現状らしい。
AIに身体を持たせたものにアンドロイドがある。
残念ながらソフトバンクが開発したPepper君は思ったほど普及している印象はない。しかし、今後、より一層技術が向上したアンドロイドが普及するかもしれない。
パーソナルモビリティは私が特に気になる技術だ。移動時間をより快適に過ごすことができるのはとても魅力的だ。
AI、ロボットの研究は日本の問題をも解決するかもしれない。
現在は残念ながら自動化のシステムを構築するより、外国人労働者に低賃金で働いてもらう方が、企業にとってはコスパがいい。もっと無人化、自動化を進めるには最低賃金の上昇が必要だろう。
今後の教育のためにもAIの研究は必要だ。
最後にこの本の趣旨はこの文章に集約される。
働かなくてもいい社会になるには、AI、ロボットの研究だけでなくベーシックインカムなどの制度も必要になるため、実際に実現するのは相当な未来になるだろう。私たちが生きているうちに実現するかはわからないが、その時にもモチベーションを保ち続けられる「生きがい」を一人ひとりが持っておかなければならない。