【重力とは何か(大栗博司)】うえこーの書評#18
副題にもある通り,アインシュタインの相対性理論から超原理論までを説明してくれる本です.以下この本で新しく知ったことを記しておきます。
「一つの量子状態は固有の位置と速度を同時に持つことはないという原理」である「不確定性原理」と「ハイゼンベルクの不確定性定理」(「位置を測定しようとすると、その行為が測定対象の速度を変化させるので、速度の測定値に不確定性を生んでしまうという、測定精度の限界(量子限界)に関する主張」)は違うもの。
エネルギーと時間との不確定性原理が対生成と対消滅とに関わっている。
経路積分には超光速の粒子も影響してくる。
人間原理は説得力があるが、あくまで「最終兵器であり無闇に使うべきではない。
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