著者が中学生に向けて「そもそも学校とはどういうところか」という問題を提示した本。
この本ではさまざまな問題が提起されている。なぜ、制服はあるのか、なぜ教科書ですべての生徒が同じものを勉強しているのか、なぜ、校則は守らなければならないのか。
これらの問題に対する答えは明確には書かれていない。あくまで、問題提起のための本である。
私自身、本の中で出てきた問題に対して明確に答えをもっているわけではないし、今後も答えられるようになれるかは難しい。ただ、学校教育の問題はどの時代でも重要課題の一つである。これからも定期的にこのような本を読んで教育についての理解を深めたい。