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【自己紹介⑱】19年間の教員人生にピリオドを打つまで〜崩壊したクラスとの再開編〜

今日は新学期が始まって3週間目。ゴールデンウィークがすこーし見えてきましたね。教員だったときは、とにかく慌ただしい毎日の中で、ゴールデンウィークのことだけを思い必死だったことを思い出します。

教員養成大学を卒業して、そのまま採用試験に一発合格……違和感を感じつつ、なんだかんだで19年間必死で小学校教員やってきました。……が、ついに2021年3月で退職しました。

自己紹介を兼ねて、退職に至るまでの道のりを書かせてください。

今回は、2年生で激しく学級崩壊した単学級を3・4年生で死にそうになりながら担任をしながらも、子ども達との信頼関係を築き、子ども達を励まし続けた2年間。しかし、5年生で担任が変わり、再び、学級崩壊してしまった。

教員人生17年目のこと。
かつての教え子達の荒れた学級の様子を聞き、投げやりな子ども達の姿を見た時、再びあの子達を担任することを決めた。

今回は6年生の1年間を再び担任した時のことを書きます。

1.始まりの姿

始業式の前に、前日準備という日がある。

6年生になると他の学年に先駆けて登校する。

そして、新年度の準備のための教室清掃や

入学式の準備を手伝うのだ。

前日登校の日には担任は発表されておらず、

前担任が指揮をとりながら

全教職員と一緒に活動する。

体育館から音楽室に楽器を運んでいた時

明らかに特定の男子を避けたり、

彼が触ったものを触れないようにしたり、

同じ場所を通らないようにしたりしていた。

紛れもない いじめ だった。

一年生に披露する校歌の練習をする時には

並べない(並ばない?)

歌わない

話を聞かない

この姿は、とても最高学年の姿ではない……

そんな雰囲気の中、踏ん張っている子もいる

荒れている子ども達も心の中では悩んでいる

これでいいと思っている子どもはいない

なんとかしたいけど、

自分たちでもここまで崩れてしまったものを

どう直していけばいいか分からない

そんな空気を感じた

コロナ以前の話なので、

入学式には在校生代表として

一年生のお世話をしたり、

入学式に参加し、校歌を歌う。

かわいい1年生の前では、最高学年として

なんとかカッコつけて欲しい

そんなことを思った前日準備の一日だった


2.とんでもない初日

始業式での担任発表では、

子ども達から歓声が起きた。

前担任への思い、これから始まる日々への恐怖

何ともいえない複雑な気持ちになった。

何からしたらいいのか。全くのノープラン。

唯一、決めたことは一年間のテーマ

「Change」

子ども、保護者との信頼関係がある

そのことに賭けるしかない。

始業式から6年生はハイパー。

6年生だけ学校に残って、入学式の手伝い。

3分の2弱の子ども達が、

新一年生の受付を手伝って胸花を付けたり

教室まで連れて行って、お世話をしたりする。

残りの3分の1の子どもは、

入学式の直前まで教室待機

入学式が行われる体育館に移動するために

待機中の子ども達を教室まで迎えに行った時

ある女子の口元を動いたのを見逃さなかった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何か食べてる!!

とりあえず、現行犯で事実だけおさえ、

ガムを噛んでいたことが発覚

なんせ入学式の前

ここで指導をしている時間はない

入学式の間も、

この後、教室でどんな指導をしたら響くのか

そんなことで頭がいっぱいだった

本当は、

「入学式、立派だったね。最高学年として頑張ったね。」

と自信を付ける一日にしたかった。

だけど、

指導すべきことはタイミングを逃さず指導する

これ、めちゃくちゃ大事

タイミングを逃すと、事実もあやふやになる

温度感も変わる

そんなわけで、

初日からがっつり学級指導

5年生の途中から

日常的に学校でお菓子を食べていたようだ

男子も女子も

断ると友達関係が崩れると思って一緒に食べていた子

みんなが食べていたから自分も何となく食べていた子

毎日家からお菓子を持ってきていた子

トイレで食べたり

カーテンに隠れて食べたり

自分達がやっていることを客観視させて

どんな6年生になりたいのか

このままでいいのか

自分で決めるようにちょっと暑苦しく話した

やっていたことはクソなので

フォローのしようがない

だけど、驚くほど素直に聞く子ども達に

ちょっと明るい光を見た気もした


3.次回予告

1年ぶりにスタートしたuekin学級

想定内ですが

問題てんこもり❗️❗️

そんな中、GW明けに予定されている移動教室

移動教室の後すぐにある運動会

根深いいじめ問題

走り出したからには、走り切るしかない

止まっているヒマなんかないくらい

行事の嵐

高学年って行事も多いし、

授業準備も時間がかかる

さらに校舎建て替えで、夏休みに学校の引越し

そして夏休み明けから仮校舎へのバス通学……

イレギュラーにイレギュラーを重ねる一年の

始まり始まりなのでした。

次回は

いじめ問題どうする?

お菓子事件を乗り越えた初日を終えて、頭の中はもう次の事へ。

イジメの話にどう切り込むか。

いつ切り込むか。

について書きます。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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