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バイリンガルニュース  技術 400-449

449 02.11.2021
4-火星てんこもり

(UAEのアラビア語でAl-Amalという探査機Hopeが火星の軌道に到達→最低687日間、つまり火星の1年間、軌道上に滞在し、UV·遠紫外線·赤外線イメージング機器を使用して火星を分析予定 中国の宇宙船Tianwen1天問1号も軌道に到達→軌道衛星・着陸船・探査車が含まれ、降下·着陸は2021年5月までに予定 NASAの火星探査車Perseveranceも火星の表面に着陸する予定→NASAのMars2020ミッションには、探査車·ヘリコプターが含まれ、Jezeroクレーターに着陸予定)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)
中国宇宙開発→ep7(5)+47(1)+83(4)+174(6)+221(1)+336(4)+339(4)+395(3)


448 02.04.2021
2-LSD変性意識

(ケンブリッジ大学 LSD lysergic acid diethylamideを摂取した際、幻覚作用が効いている最中の人の脳は解剖学的な脳構造と機能結合の繋がりが薄くなり、神経活動が多様化し、複雑な繋がりが増加:通常の起床時·睡眠時·麻酔時·昏睡時に着目する意識状態の研究ではなく、幻覚作用による変性意識状態に焦点を当て、被験者15人にLSDを投与してfMRI functional magnetic resonance imagingでモニター→構造による機能の制限が減少し、脳が自由に結合パターンを模索できる状態になり、通常とは異なるアイディア·経験を可能化)
LSD lysergic acid diethylamide→ep318(3)

4-遠隔充電器
(Xiaomi社 ワイヤレスでモバイル機器を充電可能なMi AirChargeを発表:最大3メートル離れた場所からワイヤレスで充電可能。複数のデバイスを同時に充電でき、壁などの遮るものがあっても充電が可能。充電器には電話の位置を特定するアンテナ5つ·小さなアンテナ144個で構成される位相制御アレイがミリ周波の電波を発して最大5Wの電力を供給し充電)


447 01.28.2021
3-炭素回収賞

(ElonMusk 最も優れた炭素回収技術に送られる賞のために1億ドル寄付するとTwitter上で発表:carbon caputure / carbon sequestration炭素回収/炭素隔離は、CO2を回収し、炭酸塩鉱物に変換させ、大気中に侵入させないように石化貯留する技術→セメント工場・バイオマス発電所などに設置されている既存の技術では最大80%の削減が可能だが、それに伴い運用コストが40%以上も増加)

4-サル脳予測
(Stanford大学·DiogoPeixoto·SaniaFong 神経インプラントを使用し、サルの脳内の意思決定をリアルタイムで追跡·予測·操作する実験に成功:神経インプラントはサルの背側運動前野·一次運動野に移植し、電極を使って脳神経活動を観察→サルに2秒のアニメーションを見せ、ドットの動きをボタンで回答させ、正解するとジュースを与える実験→神経活動を観察することでアルゴリズムが予測し、サルが動く前に意思決定を把握可能→ドットの動きにサブリミナル的な手法を用いると意思決定に影響を与えることも可能)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)


445 01.14.2021
1-昆虫救済法

(フロリダ自然史博物館·KawaharaAkito 地球上の昆虫の約40%が絶滅の危機に瀕している中、一般人でも簡単に昆虫を助ける方法を紹介:1:芝刈りの頻度を減らし、庭の10%を昆虫のために保全。2:光害を減らし、夜間の人工光を低減。3:生物分解性の洗剤を使用。4:昆虫の大多数が無害であり、昆虫の多様性·役割を理解し、一般的な害虫観念を改善)

3-CES2021
(家電製品展示会CES2021 consumer electronics show2021 Zoom開催:VanguardIndustries社がふわふわのスナネズミのようなAIペットMofinを発表。GM社が飛ぶ車のコンセプトCadillacHaloを公開。Volvo社がボートドッキングアシスト技術を発表。Samsung社はソーラーパネル搭載のTVリモコンを発表)

4-細菌体内時計
(Denmark工科大学・LudwigMaximilians大学·MarthaMerrow 土·植物に普遍的に存在する枯草菌Bacillus subtilisが体内時計を持つことを発見:光合成細菌に生物発光酵素を追加し、12時間ごとに光·暗闇にさらし、ytvA·KinCの2つの遺伝子の活性を観察→ytvAの活動が明暗サイクルと同期していること·両遺伝子が温度変化にも同期していること確認→非光合成細菌が時間の概念を持ち、体内時計のメカニズムを理解する手掛かりなる可能性)
体内時計→ep14(2)+197(5)+210(3)


444 01.07.2021
1-脳内GPS

(UCLA 脳への電極移植を受けたてんかん被験者が、脳の活動·目の動き·動線を記録するためワイヤレスで電極と繋がったコンピュータを背負いながら、初見の部屋を探索→他人が同様に探索する様子を観察する際の脳波が自身の探索時と類似していること発見→人が自分の位置を把握するときと同じ方法で他人の位置関係を理解していること判明)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)

4-電子廃棄物減少
(米 米国内の電子機器の材料の流れ·売上高·材料組成を分析→電子廃棄物は2015年のピークから10%減少→主にブラウン管TVなど旧世代技術の消失に起因する可能性→鉛·水銀など有毒物質の使用は減少しているが、希少金属の利用·リサイクルの難しさが増加→生産者責任規制の改善において、質量以外の側面に焦点を当てる必要)


441 12.10.2020
4-火星の地下生命

(Rutgers大学·LujendraOjha 火星に生命が存在する場合、地下の可能性:現在の火星の表面は生命にとって過酷な環境でありながら、過去には水が豊富に存在した痕跡があるが、初期の太陽系では太陽が弱く、水が流れる温度を提供できなかった可能性→火星が高い地熱を持っていた場合、Faint Young Sun paradox暗く若い太陽パラドックスが解決される可能性→氷の熱物理的進化をモデル化→火星が約40億年前に磁場を失ったNoachian時代においても、地下深くで地中熱によって液体の水が存在した可能性)
火星の生命→ep8(7)+138(6)+311(5)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)


440 12.03.2020
3-人工知能AlphaFold

(Google DeepMind社 AI AlphaFoldが、アミノ酸配列を用いたタンパク質構造の予測に成功:2020年11月のCriticalAssesmentOfStructurePredictionタンパク質構造予測チャレンジで他のMicrosoft社・Tencent社など約100のチームを上回る成績を獲得→AlphaFoldは、アミノ酸配列からわずか数日でタンパク質構造を予測し、各予測の信頼性も提示可能→生物学·医学の分野において重要な進展となる可能性 DNA deoxyribonucleic acid:RNA ribonucleic acid転写されアミノ酸配列に翻訳後、機能的タンパク質構造を生成)


439 11.26.2020
3-火星三連発

(Jackson州立大学・Cornell大学・Hawaii大学・NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査機Curiosityが火星のGaleクレーターで40億年前に発生した巨大な洪水の証拠を発見:検出した堆積物は、火星に小惑星の衝突があり、それによって氷が溶け、大規模な洪水が発生した可能性を示唆)
Curiosity→ep181(1)+334(3)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)

(Florida工科大学 火星の土を模倣した3つの異なる種類の土でレタス·Arabidopsis thalianaシロイヌナズナの栽培を実験→最初の2つの土はハワイ·モハベ砂漠の土から作成され、農作が可能→一方で火星で発見された化学成分を用いた合成的な第3の土では栽培失敗→映画TheMartianで描かれているように、火星の土を使用した農業は容易ではない可能性)

(Western大学 1か月にわたる火星でのストレス生活シミュレーションAMADEE-18が実施:被験者には自身·チームメートの正直さ·謙虚さ·情動性·外向性·オープンさ·感じの良さ·まじめさなど性格特性を評価→まじめさが最も望ましい特性とされ、義務を遵守し熱意をもって仕事に取り組むことが重視→一方でsocial loafingが最も望ましくない特性とされ、他者に負担をかけずに仕事を減らす傾向が不評)
性格特性→ep143(3)+281(5)


438 11.19.2020
3-月発電所

(NASA·米エネルギー省 月に原子力発電所を設置する計画→2026年には月面で少なくとも10年間運用可能な10kwの核分裂原子力発電システムを打ち上げる予定で、火星の基地にも同様のシステムが使用される予定→実現には2018年に公開されたスターリング技術を使用したキロパワー原子炉KRUSTY kilopower reactor using stirling technologyが活用→月面での人類の生命維持システム·科学活動·電子機器·車両の充電·資源の採掘など様々な活動に必要なエネルギーを供給可能性)

4-フィルターバブル社会
(ComplexityScienceHubVienna homophily·social balance theoryという社会学的概念2つを取り入れた数学モデル開発→現代社会のように社会的接触が急激に増加すると、社会の断片化·フィルターバブル化が進むのは避けられないと判明:人間は社会的ストレスの最小化を追求→意見交換·協力が可能な社会的段階から小さな泡の中で同じ考えの人々が集まり泡を超えた建設的コミュニケーションは不可能な段階へ変化→民主主義·協調性に対する脅威となる可能性 Homophily:他者と意見食い違い・議論しない時幸せになる傾向 social balance theory社会バランス理論:友人同士の仲良さを確認したがる人間の傾向)


434 10.22.2020
2-ながら学習

(イリノイ大学 スマートフォンなどデジタルデバイスをチェックしながら勉強するdistracted learningながら学習の複数の研究レビュー→ながら学習は心理学的·認知機能的·脳神経学的にも集中力·ワーキングメモリに影響→読解力·ノート取り能力·テスト結果·成績が低下すること判明→メール·オンラインショッピング·social mediaの利用などの複雑な作業は前頭前皮質を使用し、脳が同時に複数の複雑な作業をこなせないことが学習への影響につながっている可能性)

3-史上最短の時間
(Goethe大学・MaxPlank FritzHaber研究所・粒子加速器DESY deutsches elektronen-synchrotron研究チーム 史上最短の時間を測定:近赤外レーザーを用いて水素分子の中の水素原子2つの間の通過時間を測定→247ゼプト秒を測定→1905年AlbertEinsteinによって初めて解説された電子殻内での光電効果の遅延を観測した初の事例 エジプトの化学者AhmedZewailが行った過去の研究ではレーザーパルスを使い分子構造変化を測定しフェムト秒で表現)


433 10.15.2020
1-反広告広告

(クリエイティブ会社MSCHF社 Anti-AdvertisingAdvertisingClub反広告広告クラブサービスを開始:TikTokに投稿されるオリジナルサウンド9つは、特定企業を批判する内容で、一定の再生回数を超えると報酬獲得→TikTokの検閲を揶揄するサウンドは5000回再生で10ドル、Amazon社の人権侵害·組合つぶしは5万回再生で100ドル、NFL national football leagueが選手の安全を軽視は10万回再生で200ドル、Tesla社の組合つぶし·超過労働は50万再生で1000ドルなど企業によって再生回数の下限が異なり、批判的な広告が広まる仕組み)


431 10.01.2020
2-監視ドローン

(Amazon社 家庭用監視ドローンRingAlwaysHomeCamを発表→価格は249ドル:異常な音を感知したり、家主が外出中に家の中を自動で見回る機能。通常は箱型のドックに収められ、飛行時にのみカメラが作動→今後は全ての撮影動画をend-to-endで暗号化するオプションも追加される予定)

3-新生児の肌
(Washington州立大学 成人の皮膚が新生児のように自己修復できるようになる遺伝子スイッチ発見:発達中の皮膚に存在する遺伝子スイッチLef1を活性化→成体マウスでの皮膚治癒·新しい毛包の成長を促進できることを発見→怪我の治療·老化予防に応用される可能性)


430 09.24.2020
1-目的地のないフライト

(QantasAirways社 コロナウイルスパンデミックの影響で行けない旅行の代わりに、目的地のない7時間半のフライトScenicFlights景色の旅が、134席10分で過去最速で完売:B787ドリームライナーが使用され、シドニーを出発してグレートバリアリーフ·エアーズロック·ボンディビーチなどを低空で飛行→機内エンターテイメントの代わりにサプライズMCが登場する予定→チケットの価格は、ビジネスクラスが約28万円、プレミアムエコノミーが13万円、エコノミーが6万円で、エコノミークラスの中央席はソーシャルディスタンスのため空席)


429 09.17.2020
3-起源周期表

(Hertfordshire大学・小林千晶 宇宙の各安定元素の発生に関する第一原理化学分析→時間·環境の関数として元素の成り立ちを予測した周期表を作成→星の進化に関する現行理解に基づくと、期待値よりも少ない重元素が生成されること判明→r-processと呼ばれる元素合成が、従来よりも多く発生している可能性→モデルと実際の観測の比較で、銀が過剰生産され、金が過少生産されていることを指摘し、新しいタイプの恒星の爆発/核反応の発見が必要)

4-タイタニック新説
(MilaZinkova 1912年のタイタニック号沈没の夜に見られた強力なオーロラが、太陽フレアによってコンパスの歪みと電波干渉を引き起こし、タイタニックの沈没とその後の救助活動に影響を与えた可能性→カルパチア号の記録からも、穏やかな天候であったにも関わらずオーロラの光が観測)
太陽風→ep110(1)+255(6)+265(6)+281(6)+401(3)


428 09.10.2020
2-恐怖止め

(オハイオ州立大学 痛み止め薬acetaminophenアセトアミノフェンの副作用として、リスク評価が低くなり怖がりにくくなること判明:様々なリスクが想定されるシナリオについてacetaminophenを服用した被験者は、コントロール群よりもリスクを低く見積もり、怖がりにくい傾向。パソコン上の風船を膨らませるほど報酬が高くなる実験では服用被験者はリスクをよりとる傾向→過去の研究でもacetaminophenがポジティブ·ネガティブな感情を抑制し、自己傷害·他者の苦しみに鈍感になること確認→米国では毎週acetaminophen摂取する人25%だが、心理的な影響については十分に認識されていない可能性)


427 09.03.2020
2-強制笑顔

(南オーストラリア大学 意図的に笑顔を作った場合の脳の反応を調査:被験者がペンを横向きにくわえ、笑顔に似た表情を作ると、脳の扁桃体が刺激され、ポジティブな感情を促す神経伝達物質が放出されることが確認)

3-豚リンク
(Neuralink社·ElonMusk brain machine interfaceバージョン0.9のLinkを発表:直径23mm·厚さ8mmのディスク型で電極ワイヤー1024本を備え、ロボットを使って脳に移植可能→公開デモでは、Linkを装着した豚の歩行·脳内活動がリアルタイム表示→麻痺·失明·難聴·発作·不眠症·うつ病·依存症·脳卒中·脳の損傷·不安障害など、様々な症状に対処できる可能性→FDA food and drug administrationのブレークスルー承認を取得し、臨床試験が今年から始まる予定→ElonMuskはAIから人類を守る役割も期待)
Neuralink→ep259(6)+371(1)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)


423 07.30.2020
1-Amazon競合

(Amazon社 出資·買収提案を受けたスタートアップ企業20社以上が、機密情報の共有を求められ、その後に競合商品が発表されていたことが判明:Amazon社はAI用データプラットフォーム提供企業DefinedCrowdCorp社の株式90%を取得した後、同様の内容のA2Iを発表。LivingSocial社の株式を30%取得した後に同社の顧客に直接連絡して条件を提示し社員引き抜き→Amazon社は、機密情報を使用して競合商品を開発することはないと否定)

4-夢の操作
(MIT MediaLab アプリ+ウェアラブルデバイスDormioを使用して睡眠フェーズをトラッキングし、入眠時に音声を再生するTDI targeted dream incubationを開発→夢の内容に影響を与え、創造的なコンテンツを生み出すこと発見→被験者はTDIを利用した後、目覚めた後にクリエイティビティが向上)


422 07.23.2020
3-マイクラ地球

(Pennsylvania大学・Budapest工科経済大学・Debrecen大学 地球の地殻は一般的に立方体の形状をしている可能性:断片化現象の数学モデルを開発→何千もの岩のデータを分析→岩が砕ける際にその破片が平均的に立方体の形になること確認 紀元前5世紀Platoは地球・空気・火・水・宇宙で世界が構成されていると提唱し、それぞれに幾何学割り当て→地球には六面体/立方体構成を割り当て)

4-読唇術AI
(印ハイデラバード視覚情報技術センター 会話の音声生成含め、ほぼ完璧に唇の動きを読むことが可能なAI技術を開発:様々な分野の6人が話すYouTube動画175時間分のデータを使用してアルゴリズムをトレーニング→唇の動き·ジェスチャーを3Dで解釈し、それを音声デコーダーを使用してメルスペクトログラムの視覚的表現に変換→赤ちゃんの発話練習·聴覚障害者·音のない環境でのビデオ会議·音声の修復·遠距離での盗聴監視·発声障害者の音声生成にも応用が期待)


419 07.02.2020
1-軽量VR

(FacebookRealityLabs VRヘッドセットをサングラス並みに小型で軽量にできる新技術を発表:これまでのヘッドセットは分厚い屈折レンズを使用し、焦点を合わせるためにレンズとディスプレイとの距離が必要で、ゴーグルが分厚く重量化→新技術では、薄いホログラフィックレンズを使用し、光の反射を利用して距離を稼ぎ、軽量化を実現→現時点では3Dプリンタで作成したフレームにレンズをはめ込んだ段階であり、光源·ディスプレイドライバーの組み込みなど、商品化までに数年かかる見通し)

3-NASAトイレ
(NASA 月軌道上·月面上で最適な宇宙トイレのデザインを募集するLunarLooChallengeを開始→賞金は35000ドル:デザイン要件はトイレの重さが15kg未満、面積が120平方cm未満、消費電力が50w未満、騒音が60デシベル以下。トイレは1日最大尿1リットル·便500g·経血114gを収集できる必要があり、尿の浮遊微粒子を最小限に抑制必要。メンテナンスが容易性も重要→NASAは2024年に選ばれたトイレを使用すること目標)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)

4-覚えにくい単語
(NIH国立健康研究所·WeizhenXie てんかん患者·健康なボランティアに対して、豚·タンク·ドアなど特定の単語が、猫·通り·階段といった単語よりも思い出しやすいことが判明:被験者に単語のペアを提示し、数秒後に片方の単語を尋ねる形で実施→特定の単語が他の単語よりも7倍高い確率で思い出されること発見→意味の類似性を考慮に入れたコンピュータモデルは単語の覚えやすさを正確に予測可能→人の記憶がニューラルネットワークに接続され、検索エンジンが情報を追跡するのと同様に、脳がこれらの記憶を検索するというアイデアを裏付け)


418 06.25.2020
3-遺伝編集治癒

(CRISPRTherapeutics社・Vertex社 ゲノム編集技術CRISPR Cas9 clustered regularly interspaced short palindromic repeats−associated protein 9を用いた治験において、遺伝性疾患のベータサラセミア患者2名と鎌状赤血球症患者1名の治験が成功→コロナウイルスパンデミックの影響で一時中断し、現在は再開:各患者の骨髄幹細胞を編集→抗がん剤で残りの骨髄細胞を除去した後、編集済みの幹細胞を体内に再注入)
CRISPRCas9 clustered regularly interspaced short palindromic repeats−associated protein 9 →ep250(4)+263(4)+269(3)+362(6)


416 06.11.2020
1-ハリウッド再開

(米 コロナウイルスパンデミックによる映画制作中断の後、カリフォルニア州が2020年6月12日より撮影再開を許可→映画製作会社・俳優組合のタスクフォースが22ページのガイドラインを発表→検査·無料のマスク·シールドの提供·頻繁な手洗い·機材·小道具の消毒などが指導。スタジオ撮影では観客なし。オーディションはガラス越し。会議はリモート。医療知識のあるコンプライアンスオフィサーの常駐。密着シーンでは書き直し/カット/CG利用が指示→ラブシーンについて話題)

4-透明人間細胞
(UCSanDiego・浜松Photonics・米国防総省 透明な人間の細胞の作成に成功:Doryteuthis opalescens squidカリフォルニアヤリイカの外套膜の能力からヒントを得て、タンパク質reflectinを発現する遺伝子を操作し、光を分散させる独特な性質を人の胚性腎臓細胞に導入成功→細胞をガラスプレートで挟み、塩化ナトリウムを追加すると、高濃度の塩化ナトリウムで細胞の不透明度が上がり、光学特性がコントロール可能)


415 06.04.2020
2-自動オムレツ

(ケンブリッジ大学 卵を割り、料理し、盛り付ける全行程を自動でこなすオムレツ作りのロボットを開発→味付けにおいては、ベイズ推定を用い、データサンプルから最大限の情報を取得し、相対評価を考慮し、逐次ではなくバッチ学習でアルゴリズムを構築)


413 05.21.2020
1-空気清浄コロナ

(米地球物理学連合 コロナウイルスに伴うロックダウン·経済活動の低下により、世界各国で昨年と比較して空気中の二酸化窒素が大幅に減少→中国40%、米·西欧州20-38%減少。武漢ではロックダウン後に平均60%減少し、PM particulate matter2.5も35%減少→これにより、大気汚染が1990年代以来初めて大幅に改善 二酸化窒素:自動車・飛行機・発電所・工場から排出→呼吸器系に悪影響)

2-ヒール義務
(ANA社 女性の客室乗務員·グラウンドスタッフに対するハイヒールの着用を義務付けていた社内規定を変更→これまでの幅·高さが3-5cmのヒールから高さ5cmまでのパンプスに変更 JAL社もハイヒールの着用義務を変更→3-4cmから0-4cmに規定を変更し、パンプスのみでなく革靴·ドライビングシューズの着用も認める方針)

3-DMTエルフ
(JohnsHopkins大学 DMT dimethyltryptamineを摂取したことのある人をFacebook·Reddit·薬物関連のオンライン掲示板上で募集し、2561人を対象に調査→エイリアン·その他の存在からメッセージを受け取る69%で、接触相手は、存在60%・ガイド43%・精神39%・ヘルパー34%などと回答。DMTを摂取する前に無神論者であった人の半分以上が、摂取後に無神論者ではなくなったと回答 DMT:植物·動物の体内で自然に発生する化学物質で、アマゾンの部族の儀式ではDMT含むAyahuascaアヤワスカを摂取)
DMT dimethyltryptamine→ep318(3)+369(5)


410 04.30.2020
2-コロナ需要

(Criteo社 世界20カ国·小売業界15000·消費者20億人·製品カテゴリー600個のデータを元に消費動向調査→コロナウイルスの影響でホーム用品·電子機器·スポーツ用品·お酒·お菓子·おもちゃなどの売り上げが急増→特に米では、パソコンモニター·ビデオゲーム·庭用の家具·キックボード·エクササイズバンド·ペットのグルーミング用品など、様々な商品が急激に売れている傾向)

3-のっぽの時計
(Amazon社JeffBezos 2018年からテキサス西部の山中に、1万年間正確に動くとともに、長針が一年ごと、短針が100年ごとに動き、1000年ごとにカッコウが出現する仕組みの巨大な時計を建設中→現在までに4200万ドル 1986年に時計を発案した発明家DannyHillsは時計のデザインに耐久性·保全性·透明性·進化性·スケーラビリティといった必須要件を設定)


409 04.23.2020
1-シリコン命拾い

(銃撃された女性が、豊胸用のシリコンのおかげで一命を取り留めた事例:銃弾は左胸に命中し、通常なら心臓·胸腔を直撃する可能性が高い箇所でしたが、シリコンに当たることで方向が変わり、左胸·右胸のシリコンを貫通し、右胸のシリコンのポケットで停止→PubMed上では豊胸・銃弾関連の論文4件あり、そのうち救命できた論文2件→今回は銃弾の方向が変わり、命が救われた初の報告例)

3-自我と悪夢
(WilliamE.Kelly 強い自我を持つ人は、悪夢を見ない傾向:強い自我を不快な感情に耐え、脅威に順応できると定義→自我の強い人ほど悪夢を見る頻度が低く、神経症傾向·一般的な精神的苦悩よりも悪夢の頻度が予測可能→脳がストレス·トラウマに反応するだけでなく、それらを処理したり自己を防御したりするための意図的な作業として、悪夢が発生する可能性)


407 04.09.2020
3-5G放火

(英 5Gの電波が免疫機能を低下させ、新型コロナウイルスにかかりやすくなるとの誤った情報が拡散し、KeriHilson·AmirKhan·WoodyHarrelsonなど有名人もツイート→5G電波塔20箇所以上が放火される被害が発生→Facebook社·Twitter社·YouTubeなどのプラットフォームは英TrustedNewsInitiativeと協力してデマの拡散を抑制する対策を実施)


406 04.02.2020
1-男女寿命

(バース大学・リヨン第一大学 野生哺乳類101種類のうち6割以上の種において、メスの平均寿命がオスより18%長い傾向→環境条件と性別による繁殖コストの相互作用が影響している可能性 ライオンの場合、メスは共同で生活することが多く、サポートシステムが寿命を伸ばす可能性 哺乳類のオスが子育てに参加する場合、子育てコストが減少していることも確認 人間の寿命:女性の方が男性より7.8%長い傾向)

2-不確定情報の伝え方
(ケンブリッジ大学 専門家·メディアが不確定な事実·数値を伝える際、最も効果的な方法は、数値が推定されていることを明示+数値の上限·下限の幅を明確に示すこと:被験者5780人に対して実験5つを実施→不確定な情報への信頼度·認識度合い測定→効果的な方法の場合、データの不確定性を理解しつつ、信頼度を損なわないこと確認)

3-NASA電気式航空機
(NASA 実験的な完全電気式飛行機X-57 Maxwellの写真を公開:従来比で巡航効率が500%向上。CO2排出がゼロ。騒音も軽減。高アスペクト比の翼に12個の電気モーターが配置され、69.1kwhのリチウムイオン電池で駆動。機体の重さは1360kg。高度4267m·時速227mile飛行可能→X-57は19世紀の物理学者JamesMaxwellに由来し、NASAの20年ぶりの人が乗るX系飛行機)

4-コロナ重症化予測AI
(NY大学·中国温州病院 筋肉の痛み·ヘモグロビン·アラニンアミノトランスフェラーゼの値に基づき、最大精度80%でコロナウイルスの重症化を予測できるAIモデルを開発→年齢·性別·発熱·免疫反応などは、急性呼吸窮迫症候群の予測には効果なし→人工呼吸器などリソースの効率的な割り当てが可能性 世界中で感染者93万2000人以上、死亡者47000人以上)


405 03.26.2020
1-専門家の口調

(ミュンスター ネット上で医療情報を得る際、その情報がどんな口調で書かれているかが無意識のうちにその信頼度に影響を与えていること判明:特定の薬の効果に関する専門家の回答を中立的な口調·ポジティブな形容詞を多用した口調で投稿→被験者が信頼度を評価→内容は同じでも中立的な口調の回答が高い信頼度で評価→多くの人が、ポジティブな形容詞を多用する専門家を信頼しづらく、他人を操ろうとしていると評価→プロフィールが大学の研究者/製薬会社の関係者である場合でも、結果は同様)

4-進次郎構文
(意味のない文章に深い意味があると誤って解釈する人ほど、エッセンシャルオイルの使用を効果的とみなす傾向:AmazonMechanicalTurkで集めた被験者1202人·大学生グループを対象に、性格の特徴·名言の受け止め方による嘘への騙されやすさ·努力が必要な認知活動を好む傾向を調査→エッセンシャルオイル使用者は嘘に騙される傾向が高く、宗教を信じる傾向も強く、女性が大幅に多い傾向)


404 03.19.2020
4-ダーウィン仮説

(LauraVanHolstein氏 哺乳類分類学のデータベースWilsonAndReederMammalSpeiciesOfTheWorld分析→進化的多様化は生物の種と亜種の両方の血統に相関があり、種分化は地上性哺乳動物において物理的障壁·環境的異質性によってより顕著に発生するというCharlesDarwinの仮説が裏付けられたと確認→未来の進化に人間の活動がどのような影響を与えるかを予測する上で進化モデルの有用性を強調→動物の亜種は無視されがちだが、長期的にはそれが未来の進化の中心的要素の可能性)


402 03.05.2020
1-絶対に休めないあなた

(テキサス大学 socially appropriate sickness社会的に適切とされる病気の表現方法に関する調査→自分の具合が悪い時の表現は性別·年収·文化的価値観に影響を受けていることを発見:風邪·インフルエンザにかかった経験がある被験者1259人にアンケートを実施→自身の具合を他人に表現するのは、世帯年収が中央値以下の人·痛みに強いと自負している人·うつ病の症状を持つ人·家族との絆が強い男性により強い傾向)


401 02.27.2020
1-ニセ論文工場

(微生物学者/リサーチインテグリティコンサルタントElisabethBik 2016-2020年にかけて発表された科学論文400件以上がニセモノである可能性が高いとTwitter上で指摘→中国の大学·病院で働く医師によるもので、特に山東省の機関が半数以上。論文はwestern blottingの画像が同一であるなど、捏造·不正行為が散見され、書き方から画像まで極めて類似しており、ペーパーミル論文工場による代理で作成された可能性。特定の学会誌からの発表で査読済み→今後も多数の問題論文が発覚する可能性)

2-広告パブコメ
(米連邦取引委員会 雑誌広告·ネットの口コミ·インフルエンサーの広告に関して、見かけ上は個人の意見だが実は広告である可能性のあるものについて、パブリックコメントの募集を開始 米FDA food and drug administration食品医薬品局が、医薬品のインフルエンサー広告が消費者に与える影響に関する研究を開始することを発表)


400 02.20.2020
2-Jammerブレスレット

(シカゴ大学 超音波を発してスマートフォン·スマートスピーカーのマイクに雑音を送り、会話内容を聞こえなくできるブレスレット型ウェアラブルデバイスを開発→超音波の方向が限られていた従来の技術よりも多方向に発信可能で、マイクが隠れていたり腕の動きにも対応→ユーザーが簡単に作成できるようにソースコード·ハードウェアデザイン·ファームウェア·設計図をGithubで無料公開。作成費用は約20ドル)

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