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バイリンガルニュース  宇宙開発 600-649

644 01.16.2025
2-ispace月面探査2
(ispace社 2025年1月15日に月面探査ミッションHAKUTO-R Mission 2の打ち上げに成功:米ケネディ宇宙センターからSpaceX社のFalcon 9ロケットで打ち上げ→ミッションは、2023年4月のHAKUTO-R Mission 1のプログラムエラーによる月面着陸失敗を受けた再挑戦で、月の北半球にあるMare Frigoris寒さの海への月着陸船Resilienceの軟着陸を予定→科学機材·GOI gundam open innovationの宇宙世紀憲章プレートなどの商業ペイロードを搭載し、月面輸送·データ提供能力の実証が目標→さらに、マイクロ探査車TENACIOUSが月面で土壌サンプル収集·資源活用実験を行う予定)
ispace Hakuto→ep240+[541(3)+558(+)]
Falcon 9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)+479(1)+489(3)+497(3)+600(1)


643 01.09.2025
2−MSR計画を短縮
(NASA·Bill Nelson Mars Sample Return計画の改訂案を発表:予算を110億ドルから70億ドル以下に削減。予定を2040年から2030年代中に前倒し。既存のSky Crane着陸システムまたは民間企業の設計案を採用し、火星上でサンプルチューブを洗浄し、原子力エネルギーで火星の過酷な環境に対応する計画→サンプルは、探査車Perseveranceが収集したもので、火星の地質史·古代微生物の痕跡の解明·人類の火星探査の基盤となる可能性→Bill Nelson長官はコスト削減·スケジュールの前倒しの重要性を強調し、最終決定は2026年中に行われる予定)
Perseverance·Mars Sample Return→ep449(4)+451(4)+458(3)+606(4)+621(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)+471(4)+560(4)+606(4)+621(4)


638 11.28.2024
4-氷床下の冷戦基地
(NASA グリーンランドの氷床をレーダーで調査中に、冷戦時代の米軍秘密基地Camp Centuryを発見:2024年4月にミサイル防衛·宇宙監視の拠点であるピトゥフィク宇宙軍基地でレーダー調査を実施→Camp Centuryはソ連向けに核ミサイル600発を発射可能な氷床下の軍事基地を目指すProject Icewormの一環で、1959年に建設→氷床コアサンプルの分析により氷床の動きで基地が崩壊する恐れがあると判明し、計画は中止→1967年に放棄)
宇宙軍事力→ep83(4)+174(6)+307(1)+357(4)+519(4)


634 10.30.2024
4-天宮宇宙ステーション
(中国 Tiangong天宮宇宙ステーション内部を紹介する動画を公開:コアモジュールから始まり、キッチンには電子レンジ·給水機が完備。広い寝室には地球を見下ろす窓も設置。トマト·レタスを育てる温室。筋力低下を防ぐトレーニングマシンも紹介 天宮宇宙ステーションは2021年に第1弾モジュールを打ち上げ→現在はコアモジュール·実験モジュール2つで構成。総容積は340立方mでISS international space station国際宇宙ステーションの約1/3の大きさ→中国はShenzou神舟宇宙船をLong March 2F長征2号Fロケットで打ち上げ、独自の有人打ち上げ能力を保有)
Tiangong→ep7(5)+221(1)+339(4)
中国宇宙開発→ep7(5)+47(1)+83(4)+174(6)+221(1)+336(4)+339(4)+395(3)+449(4)+461(1)+519(4)+528(4)+554(3)


627 09.12.2024
1-民間宇宙遊泳

(SpaceX社 民間宇宙ミッションPolaris Dawnが、NASAのケネディ宇宙センターからSpaceX社のCrew Dragon Resilienceを使用して打ち上げ→高度1400kmの軌道に到達後、商業目的として初の宇宙遊泳を行う予定→Apollo計画以来人類が行った最も遠い場所:ミッション期間は5日間。運営はSpaceX社で、船内指揮はJared Isaacmanが実施。次世代宇宙服SpaceX EVAを使った初の船外活動の実証実験を予定し、地球を取り囲むように存在するVan Allen放射線帯通過時も含め、放射線が人体に与える影響を調査予定)
Crew Dragon→ep96(5)+254(4)+414(3)+449(3)+479(1)
Jared Isaacman·Inspiration4→ep449(3)+479(1)+480(1)


626 09.05.2024
2-スターライナー異音

(NASA 宇宙飛行士Butch Wilmoreが、Boeing社の宇宙船Starliner内で奇妙な音を聞いたと報告し、その様子がsocial mediaで拡散→音の原因について、安全性への懸念·地球外からの信号ではないかといった憶測が拡散:Wilmoreは、船内のスピーカーシステムから約1Hzのパルス音が聞こえるとNASAに報告→NASAの分析により、StarlinerとISS international space stationとの間の音声設定に起因するフィードバック現象であり、危険はないと発表)


623 08.15.2024
4-火星の地下貯水池
(UC SanDiego·UC Berkeley·Scripps海洋研究所 NASA JPL jet propulsion laboratoryの火星探査機InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transportの地震データを分析→火星の地下11.5km-20kmに広大な水の貯水層が存在する可能性を発見→水の量は、深さ1-2kmの海で火星全体を覆えるほどと推定されるが、地下深くにあり小さな亀裂·気孔に閉じ込められているため、将来的に火星基地で採取は困難→30億年以上前に火星の地表にあった海の消滅後、水の多くは宇宙空間に流出したと考えられていたが、実際には地殻の奥深くまで浸透していた可能性→火星の地質学的歴史を理解するための重要な手がかり→また、地球の地下では水を含む岩に生物が生息しているため、火星の地下にも生物が存在する可能性)
InSight interior exploration using seismic investigations, geodesy and heat transport→ep342(4)+456(3)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)+456(3)+465(3)+609(4)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)+441(4)+460(4)+621(4)
火星の生命→ep8(7)+138(6)+311(5)+441(4)+451(4)+460(4)+621(4)


621 08.01.2024
4-火星の生命痕跡

(NASA 探査機Perseveranceは、火星で古代の微生物の痕跡があると思われる堆積岩を発見→Cheyava Fallsチェヤヴァの滝と命名→硫酸カルシウムの鉱脈と、生物学的プロセスを示唆する斑点状の模様があり、ヘマタイト·鉄·ホスファターゼ·カンラン石も検出され、複雑な化学反応が起きていた可能性:Cheyava Fallsは、大きさ1m×0.6m。Jezeroクレーターに水が流れ込んだ際に形成された幅400mのNeretva Vallisネレトヴァ渓谷の北端に位置→Perseveranceは岩盤を研磨して6.2cmのコアサンプルを採取→火星でのサンプル数は25個目で、サンプルは探査機内に保管され、将来のMars Sample Returnミッションで回収予定)
Perseverance·Ingenuity·Mars Sample Return→ep449(4)+451(4)+458(3)+606(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)+471(4)+560(4)+606(4)
火星の生命→ep8(7)+138(6)+311(5)+441(4)+451(4)+460(4)
火星の水→ep4(3)+181(1)+255(6)+265(6)+322(4)+431(4)+439(3)+441(4)+460(4)


619 07.18.2024
3-月の洞窟
(Trento大学·Leonardo Carrer Apollo 11の着陸地点から約400km離れたMare Tranquillitatis / Sea of Tranquility静かの海の近くの地下に洞窟があることが判明:月面の地下開口部はこれまで複数確認されていたが、人間が利用可能な広さの洞窟があるか不明→崩壊した溶岩洞チューブと見られる地下開口部を写したレーダー画像を分析→洞窟は幅40m·長さ数十mに及ぶことを発見→月面の過酷な環境から人々を守る月面基地の候補地となる可能性)


616 06.27.2024
4-Starlink Mini
(SpaceX社 新しい衛星インターネットアンテナStarlink Miniを発表:WiFiルーターを内蔵。ノートパソコンほどの大きさでリュックに収納可能。地球上のほぼどこからでも使用可能。電源はUSB-C universal serial bus-c経由で供給され、インバーター·電力網などのインフラは不要で、消費する直流電流は20−40W。100Mbpsを超える速度のインターネット接続を提供可能→インターネットへのアクセスがない国に住む人も、高帯域幅のインターネットを簡単かつ手頃な価格で利用できるようになる可能性→現在、Statistaによると、世界人口のうち高額な費用·インフラ不足のためにインターネットにアクセス不可約1/3)
Starlink→ep136(4)+435(4)+511(3)+526(3)


615 06.20.2024
3-スターシップ4度目の正直
(SpaceX社 2024年6月6日Starshipは4回目の統合飛行試験Integrated Flight Test 4を行い、テキサス州ボカチカから打ち上げられ、宇宙空間に到達し、その後First stageブースター·Starshipそれぞれが海面に軟着陸成功→史上初の再利用可能な超重量級ロケットの実用化可能性:ブースターは33基のエンジンのうち32基が点火し打ち上げ→分離後、地球に落下→再点火しメキシコ湾に軟着陸 Starshipは軌道速度に達し、時速26700kmで大気圏再突入→前方フラップが高温ガスの流入の影響で損傷→最終的に時速350kmまで減速し、フラップを作動させ、機体を上方にホバリングさせ、インド洋に着水)
Starship→ep232(5)+285(6)+332(1)+342(2)+377(6)+416(3)+475(1)+541(3)+557(4)+558(4)+613(2)


613 06.06.2024
2-dearmoon中止
(前澤友作 アーティスト8人と共にSpaceX社のStarshipで月を周回する民間宇宙飛行プロジェクトdearMoonの中止を発表→2018年当初目標としていた2023年末の実現が不可能であることが主な理由で、プロジェクトの遅延が自身·クルーの計画に影響を与えるため、キャンセルを決定したとツイート→クルーであるEveryday AstronautのTim Dodd·写真家のRhiannon Adamは、中止の可能性を知らされていなかったこと·前澤との対話ができなかったことに不満をツイート)
前澤友作さん宇宙旅行·dearMoon→ep332(1)+396(1)+541(3)
Starship→ep232(5)+285(6)+332(1)+342(2)+377(6)+416(3)+475(1)+541(3)+557(4)+558(4)


612 05.30.2024
4-グーグル検索AI
(Google社 SGE search generative experienceを、検索結果の最上部にAIが生成した要約を表示し、ユーザーの時間を節約するために2023年に試験運用開始→2024年5月頃からAI Overview / SGEがユーザーに石を食べるよう勧める、ピザにチーズを糊付けするよう指示する、妊娠中にタバコを吸うことが健康に良いと宣伝する、5-10分間太陽を見つめることは一般的に安全である、宇宙飛行士が月面に猫を配備してお世話をしたことがあるなどの誤情報を生成している例がネットで拡散→安全性への疑問拡大)


609 05.09.2024
3-月面鉄道

(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory NIAC nasa innovative advanced conceptsプログラムの一環として、JPLが開発する月面鉄道での物資輸送システムFLOAT flexible levitation on a trackの計画を進行中→月の砂Regolithを線路を使って運び、月面建設/水·酸素·水素などの資源抽出に利用予定:線路は炭素鉱物であるGraphite石墨による反磁性浮上、フレックス回路による電磁推進、薄膜ソーラーパネルによる発電の3層構造で、月面線路上を磁気ロボットが浮上しながら動く仕組み→時速2km·最大30kgの荷物を運ぶことが可能で、将来的には物資数百トン/日を数km輸送可能性)
NIAC nasa innovative advanced concepts→ep148(3)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)+487(3)+554(3)+606(1)

4-地球と月とテイア
(Lunar and Planetary研究所 NASAの探査機GRAIL gravity recovery and interior laboratoryが月の表面下で重力の異常を検出し、チタン·鉄の高密度領域に関連していることが判明→火星サイズの天体Theiaが初期の地球と衝突し、その破片が月を形成したとされるGiant-impact / Theia impact hypothesisに基づく予測と一致し、一部の物質が月の表面下に沈んでいる可能性→Giant-impact / Theia impact hypothesisの一層の裏付けとして、地球のアフリカプレート·太平洋プレートのマントル深部にあるLLVPs large low velocity provinces大低速度領域にも同様の高密度領域が存在し、周囲の物質よりも密度が高く、地震波を減速化→カリフォルニア工科大学によれば、LLVPsはTheia由来の物質が地球のマントルに埋まったことを示唆し、地球の質量の約2%に相当する量と推定)
Theia→ep198(6)
Discovery計画→ep84(4)+184(1·4)+248(4)+342(4)+435(3)+438(2)+456(3)+465(3)


607 04.25.2024
4-タイタン探査承認
(NASA New Frontiers programの一環として、回転翼4つを用いるクアッドコプタードローンを使用して土星の月Titanを探査するミッションDragonflyを承認→2028年7月に打ち上げられ、2034年に到着する予定。総費用は約33.5億ドル:主な目的は、Titanの原始生命化学を調査し、人類の居住可能性を探査+水を基盤とする生命/炭化水素基の生命の兆候を探査)
Titan→ep148(3)+311(5)+389(3)
New Frontiers計画→ep170(5)+220(6)+229(6)+284(4)+346(5)+475(4)


606 04.18.2024
1-月面日本人

(NASA Bill Nelson長官·盛山正仁文部科学大臣 2024年4月9日の共同記者会見で、米人以外で初めて月面を歩く宇宙飛行士が日本人になることを発表→NASA·JAXAはArtemis計画の有人部分で提携し、JAXA·Toyota社が共同開発した加圧ローバーLunar Cruiserを使用することも発表:金属製タイヤ6本。与圧室搭載。長さ6m·幅5.2m高さ3.8m。動力源は水素燃料電池で、太陽光発電と月の砂Regolithに含まれる氷を電気分解することで水素を生成し、燃料電池を充電→宇宙飛行士2人が約30日間月の南極地域を探索予定→打ち上げは2029年を予定)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)+433(4)+475(1)+481(2)+487(3)+538(3)+551(4)+557(4)+600(1)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)+487(3)+554(3)

4-火星サンプル節約
(NASA 火星からサンプルを採取し地球に持ち帰るMars Sample Return missionを達成するための、費用·複雑さを低減するアイデアを一般から募集:2023年NASAが委託した独立機関の調査で、ミッションの高額な費用·スケジュールの遅延への指摘を受け、計画の見直しを迫られる可能性)
Perseverance·Ingenuity·Mars Sample Return→ep449(4)+451(4)+458(3)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)+471(4)+560(4)


600 02.29.2024
1-民間月面着陸

(Intuitive Machines社 2024年2月22日月着陸船IM-1 intuitive machines-1 / Nova-Cが月の南極、Malapert-Aクレーター付近に軟着陸を成功→52年ぶりの米の月面着陸であり、民間企業による月面着陸は史上初:着陸降下中に航法レーザーの不作動に気づいたものの、NASAの貨物に内蔵された航法システムの使用により、無事に着陸を達成→着陸時の横方向の速度が速すぎたため、着陸船は転倒し、太陽光の受け取りが制限される結果となり、ミッションは短時間で終了し、データ伝送能力も制限される見込み→レーザーの不作動は、打ち上げ前の安全スイッチの設定ミスが原因の可能性 Intuitive Machines社は、SpaceX社のFalcon 9ロケットを使用して、2024年·2025年に、さらにNova-C同等クラスの月着陸船2機を打ち上げる予定)
Intuitive Machines·Nova-C→ep487(3)
Falcon 9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)+479(1)+489(3)+497(3)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)+433(4)+475(1)+481(2)+487(3)+538(3)+551(4)+557(4)

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