バイリンガルニュース 技術 600-649
643 01.09.2025
1−靴下拾いロボット
(CES 2025 consumer electronics show 2025 テック企業が新型ロボットを多数発表→人間との会話·制御·ナビゲーション·実用性などで進化を披露:Nvidia社CEOのJensenHuangは、ロボット訓練用シミュレーションプラットフォームCosmosを発表。靴下を拾えるアーム付きロボット掃除機RoborockSarosZ70。Pixar映画に出てくるような、ぎこちなく歩行するランプMimo。カバンに抱きつきチラ見してくるふわふわのYukaiEnginnering社ロボットMirumi)
CES consumer electronics show→ep445(3)+544(3)+553(4)
640 12.12.2024
1-CEO銃撃
(米 NYで、UnitedHealthcare社のCEO BrianThompsonが銃撃され死亡した事件で、LuigiMangione容疑者を逮捕·起訴:銃撃事件発生後、警察は監視カメラ映像を公開し市民に情報提供を呼びかけ→ペンシルバニア州アルトゥーナのMcDonald'sからの通報で容疑者を逮捕→店員が通報したという報道がきっかけで、店舗のレビューに低評価が集まり、医療保険制度への国民の不満が浮き彫り)
3-JR改札撤廃
(JR東日本社 モバイルSuicaの位置情報データを利用し、自動改札機を使わずに運賃を精算するシステムを発表→2026年春から順次導入予定:Bluetoothで利用者の移動経路を追跡し、バーチャル改札を通過したことを認識する仕組み→自動改札機の削減·撤廃によるコスト削減を期待→モバイルSuica利用者の増加により、PayPay·d払いのような決済プラットフォームとしての役割強化も期待→一方で、移動データの収集がターゲットマーケティング·プロファイリングに活用される可能性があり、プライバシー·データ収集への懸念もあり)
639 12.05.2024
2-帰宅ロボット
(UnitreeRobotics社 中国上海で撮影されたAIロボットの試験動画が話題:2023年8月に行われた試験で、UnitreeRobotics社の小型AIロボットElbiが他社製のロボットたちに帰ろうと話しかけ、まだ仕事中と返答するロボットたちを説得し、最終的にロボット12体を引き連れて部屋から出ていく姿を記録)
638 11.28.2024
2-エジプト幻覚
(南フロリダ大学 2000年前のエジプトのマグカップを化学分析+DNA deoxyribonucleic acid分析→古代エジプトの人々がこのカップで飲んでいたものが判明:カップには、妊娠·出産·魔除けの神Besの装飾があり、ビール·ワイン·聖水などが入れられていたと考えられていたが、分析により幻覚作用のある青い睡蓮·Syrian rueヘンルーダ·人間の血液·母乳·唾液·膣液·ワインやビールなどの発酵性アルコールなどの痕跡を確認。ハチミツ·ロイヤルゼリー·松の実·ごま·ブドウなども風味付けに使用されていたと確認→妊娠·出産の無事を願う儀式で使われ、幻覚を誘発する役割を果たしていた可能性)
3-水道水謎物質
(Arkansas大学 米で40年以上前から水道水に含まれる謎の化学副産物が確認されていたが、長い間正体不明→今回、消毒に使用される無機クロラミンの分解で発生するChloronitramide anionクロロニトラミドアニオンであることが判明:クロラミン処理された水道システムを調査→クロロニトラミドアニオンの濃度が最大100mg/Lに達し、類似の副産物で規制されている最大値超→有害性はまだ完全には検証されていないが、無害であるとは言い難い結果が示唆されており、現在その健康リスクを評価する毒性試験実施中)
636 11.14.2024
4-ロシア新法
(露 子どもを持たないように促すプロパガンダを禁止する法案を可決→プロパガンダを西洋のリベラル思想と位置づけ、出生率低下·高齢化·人口減少の対策として、子どもを持たないことを推奨する内容のコンテンツ·広告·映画に適用→違反には個人最大40万ルーブル、企業最大500万ルーブルの罰金が科され、外国人には国外退去も命じられる可能性→家族を持つことを否定し家庭の価値観を損なうイデオロギーから若い世代を守るためのものであり、LGBTQ表現·性別変更の治療や手術の制限を含む既存の法律を補完する役割も果たすと説明)
635 11.07.2024
2-リス安楽死
(米 social mediaでフォロワー300万人以上を持つリスPeanutが、NY州により安楽死させられたことが判明:Peanutは7年前に怪我をしていたところをMarkLongoに救助され、回復後一旦自然に返されたが、野生で生きられず、屋内で飼育→LongoはPeanutの人気を活用して寄付金で動物保護施設を運営→通報により環境保全局が家宅捜索を行い、Peanut·アライグマのFredが押収され、狂犬病検査のため安楽死→Longoは飼育許可の手続きを進めていたと主張)
4-IVF優生学
(HOPE not hate 体外受精用の胚スクリーニングを提供するバイオテクノロジー企業PolygenX社に対し、潜入調査を行い、優生学·極右の活動に関与していると告発→科学による人種差別として、過去の優生学者による大量不妊手術プログラム·ナチスドイツと同様であると批判:PolygenX社は体外受精用の多遺伝子性の胚スクリーニングで人格障害·癌のリスク·身長や知能などを予測評価できると主張し、高度な多遺伝子分析を実施→拠点を置く米では遺伝的特性に基づく胚の選択に対する規制がなく、費用は約5万ドル→一方で、英など一部の国では違法)
634 10.30.2024
1-3分ハグルール
(NZ·CEO DanielDeBono ダニーデン国際空港が、交通の流れを維持するために送迎車の降車ゾーンでのハグを3分以内に制限するルールを導入→長い別れを望む人は駐車場の利用を推奨→ハグ20秒で十分にオキシトシンが分泌されると説明)
3-シシャモ食べ放題
(MIT·NicholasMakris 音波を用いた広域イメージング技術で、数十kmにわたるCapelinカラフトシシャモの群れを観察した後、Codタラが大規模な群れを形成し、数時間でカラフトシシャモ約1000万匹を捕食する様子を確認→過去最大規模の捕食イベントの観測であり、短時間で局所的に捕食者と獲物のバランスが劇的に変化することを確認)
4-天宮宇宙ステーション
(中国 Tiangong天宮宇宙ステーション内部を紹介する動画を公開:コアモジュールから始まり、キッチンには電子レンジ·給水機が完備。広い寝室には地球を見下ろす窓も設置。トマト·レタスを育てる温室。筋力低下を防ぐトレーニングマシンも紹介 天宮宇宙ステーションは2021年に第1弾モジュールを打ち上げ→現在はコアモジュール·実験モジュール2つで構成。総容積は340立方mでISS international space station国際宇宙ステーションの約1/3の大きさ→中国はShenzou神舟宇宙船をLongmarch2F長征2号Fロケットで打ち上げ、独自の有人打ち上げ能力を保有)
Tiangong→ep7(5)+221(1)+339(4)
中国宇宙開発→ep7(5)+47(1)+83(4)+174(6)+221(1)+336(4)+339(4)+395(3)+449(4)+461(1)+519(4)+528(4)+554(3)
631 10.10.2024
2-雷雨反物質
(Duke大学 大規模な雷雨のほぼ全てにおいて、ガンマ線·反物質などの核現象が発生していることが判明:NASAのU2spy機を改造した機体を使用し、熱帯の嵐の上空20kmを飛行してデータを収集→飛行10回のうち9回でガンマ線を検出→雷雨は数億ボルトの電場を生み出し、電子を加速させて核反応を引き起こし、ガンマ線を放出しながら陽電子として反物質を生成)
反物質→ep244(6)
630 10.03.2024
2-遠征事件
(ウォータールー大学 1845年に行われたFranklin Expeditionフランクリン遠征では、JamesFitzjames船長の指揮のもと、英を出発したが、キングウィリアム島の近くで氷に閉じ込められ、乗組員全員が行方不明→1980年代−90年代にかけて、島で発見された人骨から人肉食の痕跡が見つかったが、詳細は不明→今回、発見されていた人骨400以上と船員の子孫のDNAを照合→顎の骨が船長のものと特定され、屠殺の痕跡があり、乗組員が彼を食べていたことを確認)
4-Orionグラス
(Meta社Connect2024·MarkZuckerberg 次世代の主要デバイスとして、ARグラスのプロトタイプOrionを発表:3Dメガネに似たデザイン。重さは98g。視野は70度で、ホログラフィックビジュアルを鮮明に表示し、炭化ケイ素製のレンズを採用し軽量化。手が視界の外でも、EMG electromyographyニューロインターフェースのリストバンドで操作が可能→Orionに統合されるマルチモーダルのLlama AIモデルも発表)
629 09.26.2024
1-ブラインドサイト
(Neuralink社 視力回復を目指す実験的デバイスBlindsightがFDA food and drug administration米国食品医薬品局から、重篤な状態の患者向けの医療機器の開発·承認を迅速化するためのブレークスルー指定を受けたと発表→創業者のElonMuskは、将来的には、両眼·視神経を失った人々が昔のAtariのゲームレベルの視覚を取り戻せる可能性を示唆:Blindsightは、小型のBluetoothデバイスを使用し、脳の視覚野に埋め込んだ電極配列を通して、外部カメラからの映像を視覚ニューロンへの電気信号に変換し、視覚として認識させる仕組み Neuralink社はN1の臨床試験も行っており、一般の人がマウスを操作するのと同じレベルで、全身麻痺の患者が思考のみでコンピュータのカーソルを操作することに成功)
Neuralink→ep259(6)+371(1)+427(3)+457(3)+603(1)
N1→ep603(1)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)+462(2)+502(2)+538(1)+559(3)+578(2)+603(1)
2-タイタン公聴会
(米 2023年タイタニック号潜水艇Titanの爆縮事故で5人が死亡した件について、米沿岸警備隊が公聴会を実施:OceanGate社の元契約社員のAntonellaWilbyは、2022年の潜水中に顧客が爆発のような音を聞いたという報告があったと前の週の公聴会で証言したが、元管理部門ディレクターのAmberBayは、CEOのStocktonRushが、その顧客への対応で問題を起こしたとしてWilbyを解雇したと証言→証言者の間では、Rushの能力·安全意識について意見が分かれており、元エンジニアのPhilBrooks·DavidLochridgeは、フルスケールテストの不足·安全性の問題を指摘し、過去の潜水中に海底に衝突してRushがパニックを起こした事例や、潜水艇のカーボンラッピングの過程で、カーボンファイバー層の欠陥処理を電動ヤスリで行ったことを証言)
タイタニック号潜水艇Titan事故→[ep566(+)+567(3)]
628 09.19.2024
1-黄金レタス
(バレンシア工科大学 β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、視力·免疫機能·細胞の成長に役立つが、通常のグリーンレタスの約30倍のβ-カロテンを含むGolden lettuceを開発:モデル植物としてNicotiana benthamianaニコチアナベントハミアナを使い、光合成に影響しないように、葉の細胞質でβ-カロテンを生成するように遺伝子改良→Chloroplasts葉緑体を、β-カロテンの貯蔵に適したChromoplasts有色体に変換→Lactuca sativaラクチュカサティバ=Lettuceにも同様の遺伝子改良を実施→光を多く当てることでPlastoglobulesプラストグロビュル内でβ-カロテンを多く蓄積可能→従来の野菜·果物は、何世代にも渡って選抜育成し改良されてきたが、Golden lettuceは、スーパーフードと呼ばれる大根·豆·米·トマト·ジャガイモなどの遺伝子組み換え作物の1つ)
627 09.12.2024
1-民間宇宙遊泳
(SpaceX社 民間宇宙ミッションPolarisDawnが、NASAのケネディ宇宙センターからSpaceX社のCrewDragon Resilienceを使用して打ち上げ→高度1400kmの軌道に到達後、商業目的として初の宇宙遊泳を行う予定→Apollo計画以来人類が行った最も遠い場所:ミッション期間は5日間。運営はSpaceX社で、船内指揮はJaredIsaacmanが実施。次世代宇宙服SpaceX EVAを使った初の船外活動の実証実験を予定し、地球を取り囲むように存在するVanAllen放射線帯通過時も含め、放射線が人体に与える影響を調査予定)
CrewDragon→ep96(5)+254(4)+414(3)+449(3)+479(1)
JaredIsaacman·Inspiration4→ep449(3)+479(1)+480(1)
2-皮膚透明化
(スタンフォード大学 食品·化粧品に使用される着色料Yellow5黄色5号に含まれるTartrazineタートラジン溶液が、生体組織を一時的に透明にする効果を発見:タートラジンは紫外線から青の光を吸収し、生体組織の屈折率を変化させ、光がより多く通過できるように作用→ニューロン·筋肉などの内部構造を深部まで光学的に観察することが可能)
623 08.15.2024
1-遠距離クジラ
(北海道大学北極域研究センター·オーフス大学·グリーンランド天然資源研究所 Bowhead whaleホッキョククジラが100km以上離れた仲間と潜水·浮上のタイミングをシンクロさせていることが確認:クジラ12頭にタグを付け、144日間の行動をモニターし、カオス理論を用いて解析→クジラの潜水行動が、深海での餌取りの必要性と海面での呼吸の必要性という相反するニーズをバランスさせた24時間サイクルの複雑なパターンに基づいていることが判明→100km以上離れているクジラ同士が鳴き声で連絡を取り合って、タイミングを合わせて潜水している可能性)
2-ジュラ紀哺乳類寿命
(ロンドン大学·ボン大学 ジュラ紀前期-後期の哺乳類の歯根の化石を放射光X線トモグラフィーで分析→ミクロレベルのリングの画像の抽出に成功→リングは木の年輪のようで、分析により絶滅した動物の成長パターン·寿命を解明可能→初期の哺乳類は現代の哺乳類よりも成長が遅い一方で、寿命が長かったことが判明→現代の小動物は数ヶ月で成熟し、寿命は1-2年→一方で、ジュラ紀の哺乳類は成熟まで数年かかり、寿命は8-14年)
3-新しい軟骨
(Northwestern大学 大型動物の膝関節軟骨を再生する新素材を開発:生理活性ペプチドと改良ヒアルロン酸を組み合わせ、自己組織化する糸状集合体を含むペーストを作成→関節に注入し、軟骨再生を支援するゴム状の足場として機能→時間とともに分解しながら、生理活性ペプチドがトランスフォーミング成長因子β-1と結合し、新しい軟骨細胞に置き換わり→将来的には、膝手術の減少·変形性関節症などの変性疾患の治療·スポーツ関連の怪我の治療に役立つ可能性)
621 08.01.2024
3-ピラミッドエレベーター
(GrenobleAlpes大学·PaleotechnicInstitute 古代エジプト人がSaqqaraサッカラの階段ピラミッドを建設する際に、巨大な石を持ち上げるために、水圧を利用したエレベーターのような仕組みを使った可能性:まず地域の流域をマッピングし、Gisr el-Mudir enclosureギスルエルムディールの囲いと呼ばれる建造物が水を閉じ込めて堆積物を濾過する砂防ダムとして機能していた可能性を発見→水は一時的な湖からダムを通じてピラミッドのお堀に流され、内部の垂直シャフトに誘導→巨大な石は木製の台に置かれ、シャフト内で水圧によって頂上まで上昇→頂上に達した石はシャフトの入口を閉じ、底の排出口を開けて水を抜き、次の石を台に載せて同じ作業を繰り返すことで、たくさんの石を上まで運べるという仕組み)
619 07.18.2024
2-先延ばし要因
(マックスプランク研究所 人は、物事をprocrastination先延ばしにしてあとで苦しむことがあるが、なぜ知識に反して自分に有害な決断をするのか調査:学期中16週間に学生194人が7時間分の実験をどのように終えたかを記録した、NY大学の大規模データセットを分析し、シミュレーションを構築→未来の報酬·苦労の軽視·より良い報酬の期待という3つのメカニズムを適用し、現実の先延ばしパターンを再現することに成功)
4-約束の地
(IsraeliAntiquitiesAuthority 旧約聖書にPromisedLand約束の地として記載されている古代都市Zanoahで遺物を発掘→遺跡の石垣·陶器·ユダのKing Hezekiahを称える紀元前701年のLMLK印鑑を発見→Exodus出エジプト記·Leviticusレビ記·Numbers民数記·Deuteronomy申命記に登場するMoseの物語と一致→LMLKはヘブライ語で王のものを意味し、王室の流通システムで使用されていた可能性→陶器片·硬貨も見つかり、継続的に居住地として使われていたことが裏付けされ、聖書の記述と一致→段々畑の壁も発見され、聖書に記載されている農業のやり方と一致)
618 07.11.2024
1-オオアリ手術
(ヴュルツブルク大学 Florida harveater antフロリダオオアリが傷を負った仲間に対し切断手術を行うことを確認:アリは足の節5つのうち、上部の節3つを負傷した場合にのみ切断手術を行い、それより下の脛骨を負傷した場合は口で傷を洗浄するなど、怪我の種類に応じた治療を実施→上部を損傷した場合の生存率は通常40%未満だが、切断手術を受けると90-95%に向上→脛骨の損傷では生存率が通常15%だが、傷口を洗浄すると75%まで向上→ヒト以外の動物で切断手術を初めて確認)
2-ファッション革新
(シドニー大学 糸を通す穴のついた針の発明が、人類のファッションにとっての転換点であり、身体を保護するための衣服が、社会的·文化的なものに進化した可能性:最も古い穴あき針は約4万年前のシベリアで発見されたもので、動物の骨を削って鋭く尖らせた道具に穴を開けることで、衣服を縫い合わせたり、装飾品を取り付けることが可能→衣服の社会的機能が進化し、現在では文化·アイデンティティを表現)
617 07.04.2024
1-共鳴しゃべり
(ランカスター大学 1994-2014年の間に英で録音された会話1600件以上を分析→政治家·医師·企業の管理職·大学の講師などが相手の言葉をそのまま繰り返して使う話し方が増加し、社会的階級が高いほど顕著→一方で、肉体労働者·高等教育を受けていない人々の間では未確認)
2-ブリッジ組み換え
(ArcInstitute·東京大学 遺伝子編集技術bridge recombinationブリッジ組み換えを開発:新しいクラスのRNAを使い、recombinase enzymeリコンビナーゼ酵素でDNA配列の標的編集を誘導→DNAを切断せずに挿入·切除·逆位を処置可能。bridge RNAは標的DNA·ドナーDNAの両方に結合可能→現在の精度は94%、成功率は60%以上で、効率·精度を高めるための研究を続け、ヒト細胞での使用も計画→オフターゲット効果·DNA損傷のリスクなしに、欠陥の修正·機能強化などの精密なゲノム編集ができる可能性)
616 06.27.2024
2-脳内AI判別
(オスロ大学 FENS federation of european neuroscience societies forumで発表した研究によると、被験者35人に人間の声とAI生成の声を判別→確率はそれぞれ56%と50.5%で、ほぼ判別不可→fMRI functional magnetic resonance imagingを用いて判別時の脳の血流の変化を調べると、人間の声では記憶·共感に関連する脳の領域が反応→一方で、AIの声ではエラー検出·注意力の調節に関連する領域が反応)
615 06.20.2024
2-お触りリプ
(UCL 触覚を利用することでsocial mediaでの意思疎通が向上することが判明→人がデジタルで会話する際に使用する視覚·聴覚だけでなく、触覚を加えることで感情·トーンがより効果的に伝えることが可能:被験者が架空のsocial mediaでポジティブ/ネガティブな感情を投稿→投稿への反応として、視覚的な絵文字、ロボット·他人による腕のさすり、またはその両方の反応を提示→腕をさすられると最も強い連帯感·支持を感じ、多くの被験者は絵文字と腕のさすりの組み合わせが最も良いと回答)
613 06.06.2024
1-追加の指
(ケンブリッジ大学 人は、人工的に追加した11本目の指を迅速に習得できることが判明:ロボットの指は親指ほどの太さで、小指の隣にバンドで固定し、手首に装着するセンサーで足の指の動きと連動して動かす仕組→RoyalSocietySummerScienceExhibitionに来場した3−96歳の参加者596人がロボットの指を装着し、98%が1分以内に物を掴んだり動かしたりすることに成功→人間の身体拡張技術の可能性を示し、特に障がいを持つ人々に利益をもたらす技術のデザイン最適化が重要と指摘)
612 05.30.2024
1-選択ノイキャン
(ワシントン大学·吉岡拓也 ヘッドフォンのノイズキャンセリング機能は周囲の雑音を消す一方で、全ての音が一律に消されてしまうが、特定の音のみを消さずに聞こえるAIシステムTargetSpeechHearingを開発:市販のヘッドフォン·マイクを使用し、機械学習ソフトで相手の声のパターンを学習しトラッキング→ヘッドフォンをつけてボタンをタップし、話を聞きたい相手の方向を3-5秒間向くことで、その相手の声だけが聞こえ、周囲の雑音を遮断可能→被験者21人による試験では、通常のヘッドフォンと比べて話を聞きたい相手の声が平均して2倍近く明瞭に聞こえると評価→イヤホン·補聴器への応用も検討→システムのコードは一般公開)
3-痩せ薬蔓延
(Michigan大学·Yale大学 10代を含む若者の間で、糖尿病·肥満症の治療に使われるGLP-1受容体作動薬の使用が急増:IQVIA社の処方データベースを用いて、12−25歳のGLP-1受容体作動薬の使用状況を調査→2023年には12-17歳の約31000人·18-25歳の約16万2000人が薬を使用していることが判明 CDC centers for disease control and preventionによれば、米国では子どもの約20%·成人の42%が肥満)
GLP-1受容体作動薬→ep450(1)
4-グーグル検索AI
(Google社 SGE search generative experienceを、検索結果の最上部にAIが生成した要約を表示し、ユーザーの時間を節約するために2023年に試験運用開始→2024年5月頃からAI Overview / SGEがユーザーに石を食べるよう勧める、ピザにチーズを糊付けするよう指示する、妊娠中にタバコを吸うことが健康に良いと宣伝する、5-10分間太陽を見つめることは一般的に安全である、宇宙飛行士が月面に猫を配備してお世話をしたことがあるなどの誤情報を生成している例がネットで拡散→安全性への疑問拡大)
611 05.23.2024
3-不倫防止ホルモン
(Zuckerman研究所 一夫一婦制のOldfield mouseハイイロシロアシマウスと多夫多妻制のDeer mouseシカシロアシネズミの交尾行動の違いは、副腎から分泌されるホルモン20α-OHPの量によることが判明:ハイイロシロアシマウスの副腎はシカシロアシネズミよりも大きく、聴神経帯という細胞が20α-OHPを作り、一夫一婦制の交尾行動を促進→ホルモンの量を増やすと、両方のマウスで育児行動が増加→聴神経帯とそれに関連する行動は、過去2万年で急速に進化した可能性)
609 05.09.2024
1-一発ワクチン
(デューク大学 インフルエンザウイルスの表面にある、棒付き飴玉形のようなタンパク質Hemagglutininヘマグルチニンの変異が少ない棒部分を標的とするワクチンを開発:従来のワクチンはヘマグルチニンの変異しやすい飴玉部分を対象としていたが、新ワクチンはゲノム編集を用いて作成したヘマグルチニン8万種類以上が含まれており、飴玉部分が変異しても棒部分が一貫性を保つため、免疫系が棒部分への抗体をより多く生成し、効果的に免疫反応→場合によっては飴玉部分の免疫反応も向上→インフルエンザウイルス全株への対応が目標で、現在マウス·フェレットで実験が成功)
3-月面鉄道
(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory NIAC nasa innovative advanced conceptsプログラムの一環として、JPLが開発する月面鉄道での物資輸送システムFLOAT flexible levitation on a trackの計画を進行中→月のregolithレゴリスを線路を使って運び、月面建設/水·酸素·水素などの資源抽出に利用予定:線路は炭素鉱物であるgraphite石墨による反磁性浮上、フレックス回路による電磁推進、薄膜ソーラーパネルによる発電の3層構造で、月面線路上を磁気ロボットが浮上しながら動く仕組み→時速2km·最大30kgの荷物を運ぶことが可能で、将来的には物資数百トン/日を数km輸送可能性)
NIAC nasa innovative advanced concepts→ep148(3)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)+487(3)+554(3)+606(1)
608 05.02.2024
2-車屋根信号
(アイオワ大学·米国国立科学財団·米国運輸省 完全自動運転の普及に伴い、歩行者が車からの合図を受け取れなくなる可能性があるため、13歳以下の子どもたちが交差点を渡るタイミングをどのように判断するかを調査:8−12歳の子ども約100人に没入型3D空間で交差点を渡らせる時、自動運転車の屋根に設置した青信号を歩行者へのサインとして点灯→青信号が遠くで点灯した場合、ギリギリで点灯した場合より、子どもたちは平均1.5秒早く交差点に進入→過去の実験では、6歳の子どもたちが自らの判断で道路を横断した場合、事故率8%であったことから、自動運転車が歩行者に合図を送る方法の重要性が強調され、子どもを含む歩行者の安全性を考慮した研究が必要)
3-階段健康効果
(EastAnglia大学·Norwich大学病院·SophiePaddock 35−84歳の48万479人のデータを含む実験9つのメタ分析→エレベーター·エスカレーターの代わりに階段を利用することが全死因のリスクを24%低下、心血管系の死亡リスクを39%低減させることと関連性判明)
4-動物ロボット比較
(なぜ動物はロボットより早く走れるのかというテーマの共同研究では、ロボット·動物の持久力·機敏さ·頑丈さなどにおいて、power·frame·actuation·sensing·controlのようなロボットの主要サブシステムと動物の生物学的機能を比較→ロボットの各サブシステムは優れていたが、一方で動物はシステムレベルの統合·制御によって、複雑な行動をシームレスに実行可能→ロボット工学の進歩を考慮して、システムレベルの統合に重点を置くことで、動物を凌駕/匹敵するロボットを素早く生み出せる可能性)
607 04.25.2024
3-原子X線画像
(Ohio大学·Argonne国立研究所·SawWaiHle 単一原子のX線画像が初めて公開:特定のタイプの原子を1つずつ正確に検出し、その化学的状態も同時に測定可能)
4-タイタン探査承認
(NASA NewFrontiers programの一環として、回転翼4つを用いるクアッドコプタードローンを使用して土星の月Titanを探査するミッションDragonflyを承認→2028年7月に打ち上げられ、2034年に到着する予定。総費用は約33.5億ドル:主な目的は、Titanの原始生命化学を調査し、人類の居住可能性を探査+水を基盤とする生命/炭化水素基の生命の兆候を探査)
Titan→ep148(3)+311(5)+389(3)
NewFrontiers計画→ep170(5)+220(6)+229(6)+284(4)+346(5)+475(4)
603 03.28.2024
1-ニューラリンク
(Neuralink社 N1 BCI brain-computer interfaceを人間の脳に埋め込む最初の治験参加者として、29歳のNolandArbaughを公開:2016年のサマーキャンプでのボランティア時の事故で脊髄を損傷し、肩から下が完全に麻痺→コインサイズほどのBCIデバイスを頭蓋骨に埋め込み後、脳の信号だけでカーソル操作を行い、生活が劇的に改善→BCIセッション12回で、カーソルを16.3km動かし、左右のクリック14万6360回、チェス11試合、CivilizationVIを7.6時間プレイ)
Neuralink→ep259(6)+371(1)+427(3)+457(3)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)+462(2)+502(2)+538(1)+559(3)+578(2)
601 03.07.2024
1-OpenAI訴訟
(ElonMusk OpenAI社は創業理念に反し、人類よりも自社の利益を優先しているとしてCEOのSamAltman·社長のGregBrockmanに対して訴訟→AGI artificial general intelligence開発においてQ*という技術の開発·Altmanの透明性不足による解雇劇についても、創業理念に違反していると主張→OpenAI社は反論で、創業目的の1つであるGoogle社のAIに対抗するためには非営利モデルでは不可能であると当時のMuskが認めていたことを指摘し、OpenAI社のTesla社への併合·資金調達·自身の管理下への配置に関する提案に同意していた証拠を公開)
OpenAI解雇劇→ep586(3)
ElonMusk·OpenAI共同時代→ep239(5)
2-ナノプラスチック除去
(Guangzhou医科大学·Jinan大学 水道水に混入するナノプラスチック·マイクロプラスチックは、水を沸騰させることで30-90%が石灰沈着物に捕捉され、除去可能→水の硬度が有効性に影響し、硬度の高い水ほど多くの石灰沈殿物が生成可能 2024年1月の研究では、PET polyethylene terephthalateペットボトル1本分の水に約24万個のナノプラスチックが含まれている可能性→プラスチックがestrogenエストロゲンのような内分泌撹乱物質としての作用する可能性)
ナノプラスチック→ep541(2)
水道水内マイクロプラスチック→ep281(2)
マイクロプラスチック→ep180(2)+231(1)+281(2)+317(3)+541(2)