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バイリンガルニュース  政治 600-649

640 12.12.2024
1-CEO銃撃

(米 NYで、UnitedHealthcare社のCEO BrianThompsonが銃撃され死亡した事件で、LuigiMangione容疑者を逮捕·起訴:銃撃事件発生後、警察は監視カメラ映像を公開し市民に情報提供を呼びかけ→ペンシルバニア州アルトゥーナのMcDonald'sからの通報で容疑者を逮捕→店員が通報したという報道がきっかけで、店舗のレビューに低評価が集まり、医療保険制度への国民の不満が浮き彫り)

2-ウィキッドポルノ
(米 Mattel社が販売する映画Wickedのキャラクター人形のパッケージに誤ってポルノサイトのURLが記載されていた問題で、LAの連邦裁判所に集団訴訟を提起→消費者保護法に違反し、不適切な商品を販売したとして、米国内の購入者に対し少なくとも損害賠償500万ドルを請求)


638 11.28.2024
3-水道水謎物質
(Arkansas大学 米で40年以上前から水道水に含まれる謎の化学副産物が確認されていたが、長い間正体不明→今回、消毒に使用される無機クロラミンの分解で発生するChloronitramide anionクロロニトラミドアニオンであることが判明:クロラミン処理された水道システムを調査→クロロニトラミドアニオンの濃度が最大100mg/Lに達し、類似の副産物で規制されている最大値超→有害性はまだ完全には検証されていないが、無害であるとは言い難い結果が示唆されており、現在その健康リスクを評価する毒性試験実施中)

4-氷床下の冷戦基地
(NASA グリーンランドの氷床をレーダーで調査中に、冷戦時代の米軍秘密基地Camp Centuryを発見:2024年4月にミサイル防衛·宇宙監視の拠点であるピトゥフィク宇宙軍基地でレーダー調査を実施→Camp Centuryはソ連向けに核ミサイル600発を発射可能な氷床下の軍事基地を目指すProject Icewormの一環で、1959年に建設→氷床コアサンプルの分析により氷床の動きで基地が崩壊する恐れがあると判明し、計画は中止→1967年に放棄)
宇宙軍事力→ep83(4)+174(6)+307(1)+357(4)+519(4)


636 11.14.2024
4-ロシア新法
(露 子どもを持たないように促すプロパガンダを禁止する法案を可決→プロパガンダを西洋のリベラル思想と位置づけ、出生率低下·高齢化·人口減少の対策として、子どもを持たないことを推奨する内容のコンテンツ·広告·映画に適用→違反には個人最大40万ルーブル、企業最大500万ルーブルの罰金が科され、外国人には国外退去も命じられる可能性→家族を持つことを否定し家庭の価値観を損なうイデオロギーから若い世代を守るためのものであり、LGBTQ表現·性別変更の治療や手術の制限を含む既存の法律を補完する役割も果たすと説明)


635 11.07.2024
2-リス安楽死

(米 social mediaでフォロワー300万人以上を持つリスPeanutが、NY州により安楽死させられたことが判明:Peanutは7年前に怪我をしていたところをMarkLongoに救助され、回復後一旦自然に返されたが、野生で生きられず、屋内で飼育→LongoはPeanutの人気を活用して寄付金で動物保護施設を運営→通報により環境保全局が家宅捜索を行い、Peanut·アライグマのFredが押収され、狂犬病検査のため安楽死→Longoは飼育許可の手続きを進めていたと主張)

4-IVF優生学
(HOPE not hate 体外受精用の胚スクリーニングを提供するバイオテクノロジー企業PolygenX社に対し、潜入調査を行い、優生学·極右の活動に関与していると告発→科学による人種差別として、過去の優生学者による大量不妊手術プログラム·ナチスドイツと同様であると批判:PolygenX社は体外受精用の多遺伝子性の胚スクリーニングで人格障害·癌のリスク·身長や知能などを予測評価できると主張し、高度な多遺伝子分析を実施→拠点を置く米では遺伝的特性に基づく胚の選択に対する規制がなく、費用は約5万ドル→一方で、英など一部の国では違法)


634 10.30.2024
1-3分ハグルール

(NZ·CEO DanielDeBono ダニーデン国際空港が、交通の流れを維持するために送迎車の降車ゾーンでのハグを3分以内に制限するルールを導入→長い別れを望む人は駐車場の利用を推奨→ハグ20秒で十分にオキシトシンが分泌されると説明)

2-ニュース中毒
(テキサス工科大学 ニュースを追うことは市民の義務とされる一方、報道機関が政治的対立を誇張し、敵意を煽ることで中毒のような状態を引き起こすことがあると指摘→米成人1100人·1800人を対象に調査2つを実施→政治ニュースを過度に消費する人は政治的敵意を抱きやすく、相容れない相手を敵視し、攻撃的行動をとる傾向→一方で、マインドフルネスのスコアが高い人はニュースの過剰消費に陥りにくく、政治的敵意も少ない傾向)


629 09.26.2024
1-ブラインドサイト

(Neuralink社 視力回復を目指す実験的デバイスBlindsightがFDA food and drug administration米国食品医薬品局から、重篤な状態の患者向けの医療機器の開発·承認を迅速化するためのブレークスルー指定を受けたと発表→創業者のElonMuskは、将来的には、両眼·視神経を失った人々が昔のAtariのゲームレベルの視覚を取り戻せる可能性を示唆:Blindsightは、小型のBluetoothデバイスを使用し、脳の視覚野に埋め込んだ電極配列を通して、外部カメラからの映像を視覚ニューロンへの電気信号に変換し、視覚として認識させる仕組み Neuralink社はN1の臨床試験も行っており、一般の人がマウスを操作するのと同じレベルで、全身麻痺の患者が思考のみでコンピュータのカーソルを操作することに成功)
Neuralink→ep259(6)+371(1)+427(3)+457(3)+603(1)
N1→ep603(1)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)+462(2)+502(2)+538(1)+559(3)+578(2)+603(1)

2-タイタン公聴会
(米 2023年タイタニック号潜水艇Titanの爆縮事故で5人が死亡した件について、米沿岸警備隊が公聴会を実施:OceanGate社の元契約社員のAntonellaWilbyは、2022年の潜水中に顧客が爆発のような音を聞いたという報告があったと前の週の公聴会で証言したが、元管理部門ディレクターのAmberBayは、CEOのStocktonRushが、その顧客への対応で問題を起こしたとしてWilbyを解雇したと証言→証言者の間では、Rushの能力·安全意識について意見が分かれており、元エンジニアのPhilBrooks·DavidLochridgeは、フルスケールテストの不足·安全性の問題を指摘し、過去の潜水中に海底に衝突してRushがパニックを起こした事例や、潜水艇のカーボンラッピングの過程で、カーボンファイバー層の欠陥処理を電動ヤスリで行ったことを証言)
タイタニック号潜水艇Titan事故→[ep566(+)+567(3)]


619 07.18.2024
1-トランプ暗殺未遂

(DonaldTrump 2024年7月13日ペンシルバニア州での共和党支持者集会で演説中に銃による暗殺未遂事件発生し、右耳を負傷→集会参加者から死亡1人·重傷2人→容疑者は約150m離れた建物の屋上から半自動ライフルを発砲し、その場で射殺→動機は不明)

4-約束の地
(IsraeliAntiquitiesAuthority 旧約聖書にPromisedLand約束の地として記載されている古代都市Zanoahで遺物を発掘→遺跡の石垣·陶器·ユダのKing Hezekiahを称える紀元前701年のLMLK印鑑を発見→Exodus出エジプト記·Leviticusレビ記·Numbers民数記·Deuteronomy申命記に登場するMoseの物語と一致→LMLKはヘブライ語で王のものを意味し、王室の流通システムで使用されていた可能性→陶器片·硬貨も見つかり、継続的に居住地として使われていたことが裏付けされ、聖書の記述と一致→段々畑の壁も発見され、聖書に記載されている農業のやり方と一致)


618 07.11.2024
4-オーバーツーリズム

(スペイン バルセロナのラ·バルセロネータでオーバーツーリズムに抗議する大規模なデモを実施:観光客の増加により生活が困難になっていると感じている参加者約3000人が観光客は帰れと叫びながら行進→一部の人々が観光客に水鉄砲を浴びせたり、ホテル·カフェをテープで封鎖するなどの行為を行い、テラスで食事中の観光客が避難したり、デモ参加者とレストランスタッフが口論する動画がネット上で拡散 UNWTO world tourism organizationはオーバーツーリズムを観光が市民の生活の質·観光客の体験の質に過度な影響を及ぼすものと定義)


617 07.04.2024
1-共鳴しゃべり

(ランカスター大学 1994-2014年の間に英で録音された会話1600件以上を分析→政治家·医師·企業の管理職·大学の講師などが相手の言葉をそのまま繰り返して使う話し方が増加し、社会的階級が高いほど顕著→一方で、肉体労働者·高等教育を受けていない人々の間では未確認)


615 06.20.2024
1-夏日発言

(マックスプランク人口研究所 過去数十年で、世界8カ国で開かれた議会のデータ700万件以上·政治家28000人以上の発言内容を分析→気温が高い日は発言内容の複雑さが低下し、寒い日には変化が見られないことが判明→特に独国内のデータでは、57歳以上の政治家が気温上昇の影響を受けやすいことが判明)


613 06.06.2024
4-ヘイト検出AI
(Waterloo大学·LiamHerbert 第38回AAAI association for the advancement of artificial intelligence Conference On Artificial Intelligenceで、ヘイトスピーチを精度88%で検出する機械学習法を開発したと発表:文章と画像の関係性をより大きな文脈から解釈できるmDT multi-modal discussion transformerを使い、Redditのコミュニティ850個からスレッド8266個のコメント計18359件を用いてモデルを訓練→social mediaのプラットフォームを安全な空間にするためにレビュー·ヘイトスピーチの検出を自動化する必要があり、この技術がヘイトスピーチの選別の精神的コストを軽減し、安全な空間の構築に役立つ可能性→現在、国際法上のヘイトスピーチの定義なし)


610 05.16.2024
2-デッドボット
(ケンブリッジ大学 亡くなった人の音声·動画データを利用し、話し方·話す内容·性格·見た目などのデータをAIでシミュレートする危険性を指摘:亡くなった人のデータを利用するチャットボットはdeadbots·griefbotsと呼ばれ、既に存在しているが、規制·議論が不十分→digital afterlife industryデジタル死後産業はAI分野の中でもハイリスクで倫理的地雷原が多いとし、企業が亡くなった人を通じて商品の宣伝を行うことなどへの対策·亡くなる人と残された人の権利の保護が必要)

3-二都市ポータル
(BenediktasGylys NYのFlatiron Building近くと、ダブリンのNorth Earl·O’Connell Streetの交差点に設置された大きな円形スクリーンのアート作品ThePortalは、両都市の人々が24時間ライブ配信で互いの映像を見ることで、異なる社会·文化を持つ人々を繋げ、グローバルな繋がりの美しさを伝えることができる作品→開始から1週間以内にNYのInstagram·OnlyFansインフルエンサーがカメラに胸を露出したり、ダブリン市民が9.11のテロ画像を見せたりする問題が発生し、一時的に閉鎖→ダブリン市議会は技術的な対策を講じて再開を予定)


606 04.18.2024
1-月面日本人

(NASA BillNelson長官·盛山正仁文部科学大臣 2024年4月9日の共同記者会見で、米人以外で初めて月面を歩く宇宙飛行士が日本人になることを発表→NASA·JAXAはArtemis計画の有人部分で提携し、JAXA·Toyota社が共同開発した加圧ローバーLunarCruiserを使用することも発表:金属製タイヤ6本。与圧室搭載。長さ6m·幅5.2m高さ3.8m。動力源は水素燃料電池で、太陽光発電と月のレゴリスに含まれる氷を電気分解することで水素を生成し、燃料電池を充電→宇宙飛行士2人が約30日間月の南極地域を探索予定→打ち上げは2029年を予定)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)+433(4)+475(1)+481(2)+487(3)+538(3)+551(4)+557(4)+600(1)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)+487(3)+554(3)

2-タバコ永久禁止
(英 2009年以降に生まれた国民がタバコを購入することを禁止するタバコ·vape法案を検討中:RishiSunak首相によって、喫煙による死亡者数の減少·国民の健康向上を目的に推進され、タバコ·vapeの法定購入年齢を毎年1歳ずつ引き上げ、最終的には2009年以降に生まれた人々が成人しても購入できなくなる予定→BorisJohnson元首相などから、年齢がほんのわずかに異なる成人間で購入できる者とできない者が生じる喫煙アパルトハイトを引き起こすと批判)


601 03.07.2024
1-OpenAI訴訟

(ElonMusk OpenAI社は創業理念に反し、人類よりも自社の利益を優先しているとしてCEOのSamAltman·社長のGregBrockmanに対して訴訟→AGI artificial general intelligence開発においてQ*という技術の開発·Altmanの透明性不足による解雇劇についても、創業理念に違反していると主張→OpenAI社は反論で、創業目的の1つであるGoogle社のAIに対抗するためには非営利モデルでは不可能であると当時のMuskが認めていたことを指摘し、OpenAI社のTesla社への併合·資金調達·自身の管理下への配置に関する提案に同意していた証拠を公開)
OpenAI解雇劇→ep586(3)
ElonMusk·OpenAI共同時代→ep239(5)

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