![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25079968/rectangle_large_type_2_f4f90ae0b80f156314e9448c09b1184b.jpeg?width=1200)
おかげさまで今日も生きてます
GWも終了し、終了したものの緊急事態宣言の延長により、不要不急の外出を自粛しています。世の中のリモートワークに対するノウハウなども一段落し、少し落ち着いた印象を受けています。そんな中、おかげさまでウチの会社は忙しくさせていただいております。
もともとリモートワーク中心で設計していたこともあり、今回の件で何か変わったということはありません。むしろお客様がコロナの影響を受けてどのように変わっていくのか、売り上げが下がるのでウチに回ってくる予算が減少するのか、それともネット中心の業態に変えるためにネットの仕事の比重を増やして、結果ウチに回ってくる予算が増えるのか、まったく見えないのが不安でもあります。
今回はこのウチの「リモートワーク中心で設計していた」という点にフォーカスを当ててみたいと思います。
偶然今の世の中にマッチした、という訳ではないですよ。これもしっかりとした計算があってのことです。
きっかけは東日本大震災
私が会社を設立する4か月前、それは起こりました。東日本大震災。
当時私はウェブ制作会社に勤めており、お客様との打ち合わせで客先に向かってる最中でした。バスに乗ってるのに、運転中なのに違和感を感じるほど。バスが急停止しても続く揺れ。そこからは途中下車して歩いて客先に向かいました(そっちが近かったので)。その後、歩いて会社に戻ってサーバーを確認したりしたものの、電話も通信もメタメタで、とりあえず動かすけど繋がらないからそのままにしておくだけでした。その後歩いて家まで帰りましたが、通話も出来ず、Webも見れず、役に立ったのは twitter ぐらいだったのを明確に憶えています。
詳細は割愛しますが、これがきっかけで、「災害時の復旧活動は通常時のサーバメンテナンスの比ではない」という意識が芽生えました。結果、今のウチの会社にはサーバーはおろか電子機器は WiFiルータとプリンタしかありません。あとは机と鍵付きロッカーで終わりです。ちなみにそんなオフィスを選択した理由は、中央区の創業支援融資の条件として「他の人が入れない占有の事務所と、重要書類を管理できるように鍵付きロッカーを有すること」があったためです。結果、それしかない会社になりました。多分この条件も今後は緩くなっていくでしょうね。
ちなみにメールは Google 、サーバは Amazon の aws を利用しています。
理由は安いからとか、高機能だからとか、そういう理由ではありません。
「みんな使ってるから(シェアを握ってるから)」
です。単純。でもこれが一番大切だと思っています。
災害で Google や Amazon がダウンした場合、日本がストップします。
シェアの低いサービスを利用している時にダウンした場合は謝罪を含め緊急対応が必要ですが、 Google や Amazon がダウンした場合はウチの会社どころの騒ぎではないため、「ウチの会社が」みなさんに迷惑をかけるという事が極めて少なくなるという点が私が Google や Amazon を選んだ理由です。また、海外にバックアップを取っているため、最悪の状況下でも海外サーバを使ってサービスを継続できる仕組み作りをしています。
ちゃんと考えて災害対策をしています。
次のステップ
さて、ここからが実は本題。
ウチの会社は、障害者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」というサービスを運営しています。
企業から仕事をいただいて、それを処理できる障害者の方にアウトソースする仕組みです。
ここも災害対策していきます。
具体的には、企業との契約、会員(障害者)の方との契約は基本クラウドサインでペーパーレスで行います(実施済み)。
今は準備中ですが、障害者の方が在宅で個人事業主として登録出来るようにします(計画中)。
業務の遂行は社内は Backlog と slack とメール、会員の方とは Redmine とメールを利用しています(実施済み)。
報酬はオンラインバンキングで振り込みます(実施済み)。
将来的に会計freee と連携して確定申告もオンライン化します(準備中)。
そして e-Tax で納税。
災害が発生しても、ビルがいくつか倒壊しても、通信さえ繋がっていたらどうにかなります。
会員の方の業務もストップさせません。どこにいても仕事が出来るようにします。そのための仕組み作りをより高度に作り上げていきます。
さて、まとめ
これからの「サニーバンク」にご期待ください。
以上!!
というところで、今回はここまで。