昔はバッキバキのエンジニアでした
今日は私の若いころの話をしたいと思います。
私は昔はバッキバキのエンジニアでした。
今では当たり前に使っているものの黎明期といわれる部分に結構入り込んでいました。その頃の懐かしい話をしたいと思います。懐かしいと言ってもおそらくこれを読んでる方は知らない(あるいは想像もできない)時代の話かもしれません。
それでは行ってみましょう。
例えば「生命保険」
今では生命保険のセールススタッフの方々は一人一台ノートPCを持って営業されてるのは当たり前ですが、実はこれ、Windows95 とか Windows3.1 とかの前、MS-DOS の時代から存在していました。その時に私はプログラムを担当していました。3.5インチフロッピーディスクでOSを起動する時代、640KBの中にプログラムを押し込まないといけない時代、プログラムをマシン語(アセンブラ)レベルで分解して速度やメモリ使用量を計算しながら作っていました。
この時、すでに「信長の野望」という戦略シミュレーションゲームが発売されてたのも驚きです。フロッピーでMS-DOSを起動した後、フロッピーを取り出して、信長の野望のフロッピーを入れて実行させます。今では1つの画像ファイルよりも小さいサイズでひととおりゲームとして遊べました。すごいですよね。
例えば「ATM」
みなさんはATMの無い時代をご存じですか?振り込まれた給料を引き落とすのにも通帳と印鑑を持って銀行の窓口に並んでました。当時はそれが当たり前になっていたので、今のようにカードだけで出来るようになったりするのは想像できませんでした。そのうちカードも要らなくなるかもしれませんし、ATMも要らない時代もくるんでしょうね。
この初代の頃のATMにも実は少し絡んでます。UI部分を担当してました。当時はタッチパネルではなく、テンキーと上下左右の矢印キーとEnterキーだけのキーボードが画面の横にありました。このキー操作と画面周りを担当してました。この業界もどんどん進化してますよね。
たとえば「競馬場」
私が担当したのは「馬連」というシステムが組み込まれるタイミングでした(馬連とかBOXとか3連単とかの用語を知らない方は誰かに聞いてください)。今ではもっと複雑に馬券を購入できますし、ネットでも購入できる時代になりましたが、当時は馬連になることで初めて百万馬券(これも聞いてください)の可能性が!と話題になったものでした。
たとえば「空港」
飛行機が到着するゲートって常に固定ではないというのって気づいていますか?台風などで到着が遅れている便や欠航になった便がある場合、ゲートをそのまま空けておくのではなく「お客様を出来るだけ歩かせない(移動を少なくする)」というロジックのAIを組み込んで、利便性を高めています。このAI導入の初期の部分にも携わってました。当時はAIといっても大量の条件分けのようなものでしたが。。
他にもいろいろ
ゲームも作ってました。ネット対戦の本当の初期にも携わってました。某ゲームのスタッフロールに私の名前あったりします。あとはガラケーのiアプリとかも。あ、そうそう、現在も毎週日曜恒例のブログで書いてる Google Analytics の導入率、あれも上場企業リストからTOPページを取ってきてタグの有無を調べて数字にするところまで全部自分でプログラム書いてます。
20代の頃はプログラムを書くのが楽しくて、仕事か趣味か、昼か夜か分からない日々を過ごしていました。1日が48時間単位で、40時間プログラム書いて8時間寝るというサイクルだった頃もありました。カップ麺ばかり食べてた頃もありました。(カップ麺ばかりはダメです!身体壊します!ちゃんと栄養とりましょうね)今思えば結構無茶してますね。でもかなり楽しかった思い出です。ツライと思ったことはなかったですね。お風呂に入ってる時とか、布団に入った時にふと新しいプログラムが頭の中に浮かぶとそのまま机に移動して朝までやってたものです。
でももうそんな体力もないですね。今はもうプログラムは若い人に任せてます。
若い人たちが未来の楽しいシステムを開発出来るように手助けしていきたいと思っています。
プログラムは楽しいよ!
話は変わって、多分なのですが、発達障害と言われる方々の中で過集中してしまうタイプの方とプログラミングってかなり相性が良いと思ってます。理由や根拠もそれなりに揃ってます。私にもちょっとだけその傾向があります。そのあたりも「サニーバンク」で実証実験できたらいいなぁとかゆる~く考えてます。気になる方、一緒に実証実験やりましょう。
とかいろいろ書いてたらまたプログラムを書きたくなってきました。
でも今は経営の方が大変ですが楽しいですね。
将来「サニーバンク」が成功をおさめて無事に誰かに引き継げたら、また趣味でプログラムでも書こうかな。
というところで、今回はここまで。