「派遣事業の営業マンとしてやってきたこと」を思い出した話
こんにちは!
株式会社グッド・クルーの植田です!
note3回目の投稿です☆
今日は朝から店舗への入店アテンド、現場ラウンドと現場に行くことがあり、そこで感じたことをnoteに書いてみようと思います。
この内容を書くつもりではなかったのですが、そんなことどうでもいいですよね。笑
今年の4月から新体制になり事業部長として事業部を任され、自分自身が第一線に出て店長やメンバーと関わる機会は圧倒的に減りました。
入社1年目から営業としてクライアント様やメンバーと関わっていた自分からすると、結構寂しいものです。笑
「営業」として第一線で動いていた時はこんなこと考えていたなと振り返ってみたいと思います!
クライアントを自分のファンにする
私達のクライアント様は派遣会社というものに対してマイナスのイメージを持っているケースが非常に多いです。
例えば、
① 派遣会社は派遣して終わりで何もしない
② 営業担当が店舗へ挨拶にもこない
③ メンバーのことを全く理解していない
まだまだ出てきますが、よく聞くのはこんな感じです。
私が派遣事業に携わるようになったのは大阪オフィスを立ち上げた2017年からです。当時、大阪ではオフィスを立ち上げたばかりだったので、クライアント様も「グッド・クルー」と聞いても全く知らない会社でした。
「請負事業」の営業を3年間やっていた私は、現場との連携がいかに重要なのかを理解していたので、先ずは各配属店舗へ挨拶周りにいきました。
私が初めて挨拶に行くときに必ず聞くのが、「派遣会社に求めるものは何ですか?」という質問です。
その時に①~③をことを問題点として仰る方が多いです。
私が新参者で信頼をされないのなら、この①~③が出来る営業になってやろう!と思いました。
①~③のことを1人でやろうと思うと、休みなんて関係無くなり、24時間では足りないぐらい毎日、本当に大変でした。
しかし、この行動を積み重ねた結果、
「植田さんになら任せられる」
「植田さんが言うなら間違いないな」
「植田さんのもとで働いている人は幸せやな」
というような言葉をクライアント様から言っていただけるようになりました。
クライアント様が自分のファンになってくれたんです。
私たちのような中小企業は会社の看板では勝負できないので、会社の看板を背負っている営業マンがクライアントをファンにすることで、私たちの想いを伝えることが出来る様になると確信した瞬間でした。
今でも忘れない出来事。
A店に初めて挨拶にいった時、アポを取っていたにも関わらず店長に「この時間忙しいんですけど」と言われ、10分の挨拶で終わってしまったことがありました。そういった対応をされたことにめちゃめちゃムカついて、店長に必要だと思ってもらう存在になってやると思い、その後もコミュニケーションを取った結果、店舗の朝礼で「今日は○時からグッド・クルーの植田さんが来るから宜しくお願いします。」と展開がされるまでになり、その方とは関東でいまもお付き合いがある程です。笑
「先ずは自分のファンにする」という気持ちで行動すれば相手には伝わり、その後会社のことも信頼してもらえるようになると思えた出来事でした。
クライアントと対等の関係になる
これ、派遣事業でとても大切な考えだと思っています。
派遣先が「クライアント」なので、どうしても派遣会社側の腰が低くなってしまうことがありますが、BtoBでビジネスをする以上、どっちが上とか下とかなく、対等に話が出来る関係にならなければなりません。
先程のA店が良い例で、あのまま私が舐められていたらどうなっていたか?
そこで働くメンバーが何かあったときに守ることが出来ないし、店舗から派遣会社のイメージが悪いと何も提案できないし、良い事が1つもありません。
いま、私の事業部では「店長とマブダチになる」をテーマに掲げて営業メンバーが頑張っていますが、何かあれば気軽に相談できる関係に営業と店長がなることがとても大切だと思っています。
対等の立場になれば、
・こちらの意見をきちんと聞いてくれる
・店舗の課題や代理店の課題を教えてもらえる
・営業しなくても案件の相談をしてくれる
・クレームが起きても許してくれる←これ結構重要w
・メンバーが困った時に一緒に解決してくれる
私達の会社は「現代社会の様々な課題を人事で解決します。」というミッションを掲げています。
人を派遣するだけであれば、ペコペコしていればいいかもしれませんが、私たちはミッションをもとに派遣事業を展開しているので、そういうわけにはいかなかったんですね。
私達のMVVCはこれを読めばわかります!
クライアントからの依頼やクレームには秒で対応する
これは、言わずもがな(言いたいだけ)、めちゃめちゃ大切です。
営業はやはり「スピード」が求められます。
しかし、そのスピードの基準はなかなか一致しません。
だから「秒」で対応する、と記載しました。笑
言われる前に行動する!
この当たり前が自分の中で無意識に出来ていたのは大きかったかもしれません。
有難かったのは、これが出来る営業が意外に派遣会社には居ないんですよね。なので、そういった意識で対応をすると、先方からはとても喜ばれます。
それがまた信頼に繋がります。
これを行えば、
「クライアントを自分のファンにする」ことが出来、
「クライアントと対等の関係になる」ことが出来ます。
結局、この3つが繋がりました。
(書いていたら繋がったので無意識です。笑)
メンバーのことをトコトン知る
敢えて最後にもってきましたが、これが何よりも一番重要です。
こういった表現は好きではありませんが、
派遣会社の商品は人です。
営業が自分の商品(メンバー)のことを知らないなんてあり得ません。
メンバーのことを知らないのに、巡回や電話をかけても、逆に信頼を損ねることになります。
私が大阪オフィスの立ち上げ時におこなったのは、
全メンバーと直接面談をおこない、過去の採用履歴を読んでどういった理由で入社したのかを知り、どこの学校で何を学び、部活は何をやっていて、最寄り駅がどこで、誕生日はいつで、といったパーソナルな部分を頭の中に入れていました。
もちろん仕事だけではなく、プライベートでも飲みにいったり、恋愛話やくだらない話が出来るような関係を築いていました。(メンバーそれぞれに特徴があるので全員が同じやり方ではありませんが。)
そういったことを知った上で、クライアントと対話をするからこそ意味があり、私たちの目から離れたクライアント先でも店長と密な連携をおこなってサポートをすることが出来ました。
派遣事業の営業の仕事は、案件を受注して売上を作るだけではなく
「メンバーが働きやすい環境を作ること」
も仕事の1つだと思っています。
年に一度、大阪メンバーとは遊びにも出掛けます。
まとめ
今回こういった内容の記事を書こうと思ったのは、今朝入店アテンドした店舗の店長がとても良い方だったんですよね。メンバーのことを安心して任せられる方だなと。
ただ、ちょっと口悪いですが、そんな良い方ばかりではないです。
この店長に任せるの不安だな、と思うことはたくさんあります。
会社も違う人のこと私たちが直接変えることは出来ません。そんな時、相手に自分のファンになってもらい、自分の言葉が相手に届くような関係値になることが私の解決方法でした。
そうすることで、私もメンバーを安心して任せることが出来、クライアントからも信頼してもらえるようになります。
「配属して終わり」ではなく「配属してからがスタート」ですから。
私の経験をもとに派遣事業の営業マンとして書いていましたが、結局はどんな事業の営業マンでも求められる内容になっているのではないかと思います。
では、また!!
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