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真顔日記 通常回3

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真顔日記の通常回をまとめたもの。このマガジンは今後も文を追加して、最終的に50本くらいになる予定。
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記事一覧

人生はちゃんこ鍋だ

気分が沈んでいた。深く落ちこんで、やる気が出ない。生きている意味なんてないと思う。もういい、もういい、もう終わりにしろ、と脳内で連呼する何者かがいて、ぐったりとする。 こんな時の対処法は知っている。食べ物を口に入れて、胃袋に血を集めて、無理やりに寝る。とにかく脳を眠らせる。布団を敷いて寝た。 二時間ほど眠って、目覚めた時、「人生はちゃんこ鍋だ」という言葉が天啓のように降ってきた。まったく意味不明であった。なんなんだ、それは。人生は、ちゃんこ鍋なのか? 落ち込んだ後の結論が

ブルーハーツとラーメン屋

最近よく行くラーメン屋がある。個人経営の小さな店で、十人ほどの客でいっぱいになる。常に行列ができている。味が好きでよく行く。店内のBGMはいつも忌野清志郎だ。はじめはラジオかと思ったが、ずっとそうだし、行くたびにそうだし、店主が意図して流しているようだ。清志郎のファンなのだろう。 むかし、別のラーメン屋で、ブルーハーツだけが流れていたことを思い出した。個人経営のラーメン屋で流れる音楽としてブルーハーツはしっくりきた。清志郎も納得はいくかもしれない。ただ、ブルーハーツのほうが

キンドル化の魔法がほしい

実家で大量の『こち亀』を発見した。200巻のうち120巻。完全に忘れていた。私は全こち亀の60%を保有していたのだ。自然とテンションがあがる。読んでみると懐かしくて面白い。両津勘吉が暴れ倒していた。ほかにも高校の頃に集めていたマンガが大量に見つかった。ひとりで盛り上がり、再読祭りがはじまって、どんどん時間がすぎてゆく。気づけば部屋じゅうに散らばるマンガ。ありがち。 その後、部屋を見まわして考えた。こいつらまとめて、キンドルのデバイスにぶちこんでしまいたい。そんな魔法があれば

母さんは夜なべして手ぶくろを編む必要がない

「母さんが夜なべをして手ぶくろ編んでくれた」というフレーズを久しぶりに見て、ユニクロ行けばいいのに、と反射的に思った。なんだか嫌な現代っ子みたいだ。いやまあ、現代の人間ではあるのだが。 現代において、母さんは徹夜で手ぶくろを編む必要がない。ユニクロに行けば1000円で買える。母さんは今すぐユニクロに行け。 このフレーズは私が子どもの頃にはすでに古かった気がする。刑事ドラマで犯人の泣き落としに使われる歌というイメージだ。もっとも、その刑事ドラマを具体的に見たわけではない。と

「アイプチで白目をむく」という現象について

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ハンガーにかけられたコートは、なぜあんなに偉そうなのか?

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サンタのしっぽをつかめ

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ヤセ型の男を見ると人は予言者になるのか?

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野生の勘よりグーグルマップ

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マンガ喫茶バイトの記憶

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パーフェクトな酔っぱらい

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ゾンビとタフグミ

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初恋の記憶はパピプペポ

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なぜ十代の頃はあんなに徹夜していたのか?

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