【神社仏閣】車折神社(くるまざきじんじゃ):京都府京都市左京区
▶車折神社(くるまざきじんじゃ)
御祭神:清原頼業(きよはらのよりなり)
頼業は、学問で有名な広澄流清原氏の出であり、自身も平安時代後期の著名な漢学者・儒学者でした。住所・地図:〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
▶由緒・歴史
頼業が亡くなった文治5年(1189年)に、清原家の領地であった現在地に頼業の廟が設けられ、後に頼業の院号にちなんで宝寿院という寺院が建立されました。その後、宝寿院は清原家の菩提寺となり、その境内に頼業を祀る社が建てられ、それが車折神社の起源となりました。
社名の「車折(くるまざき)」については、ある人が牛車に乗ったまま社前を通った所、突然車が裂けてしまったためとも、後嵯峨天皇の大堰川遊幸の際、社前で突然車が前に進まなくなったので不思議に思って社の者に問うた所、頼業公を祀ると答えがあったので、還御の後に「車折大明神」の神号と正一位の神階を贈ったためとも言われています。
また、頼業は生前、桜を愛でていたことからその廟には多くの桜が植えられ、「桜の宮」と称されていました。
車折神社は、頼業の学徳により学業成就・試験合格はもとより、特に、「約束を違えないこと」をお守り下さる霊験あらたかな神様として全国的に強い信仰があります。
▶境内
●社号柱
●社号柱
●神門
●大鳥居
大鳥居から本殿まで参道が続きますが、普段は通ることが出来ません。
通り抜け禁止になっている理由は、真正面からご神前に進む事は神様に対し畏敬の念を欠く行為であるからとのことです。
●本殿
本殿前の赤い塀の周辺は当社で1番の紅葉スポットだそうです。
●清めの社
清めの社のご神力(パワー)により、車折神社の境内は「悪運・悪因縁の浄化」「厄災消除」のご神力が充満しており、全国各地から厄除け・八方除けのご祈祷を受けに来社されています。
●境内社「芸能神社」
境内には1957年(昭和32年)に創建された「芸能神社」があります。
祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)で、芸能・芸術の分野で活動する人々より崇敬を受けています。芸能人やその関係者によって奉納された約4,000枚もの朱塗りの玉垣が社殿を囲んでいます。
以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?