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終活〜まずご自身の財産の把握

ここ10年くらいでしょうか、「終活」なる言葉が定着してきたのは。

就活ならぬ終活。就活には各世代の若者たち伝承の数多いマニュアルがあり、先人の知恵が容易に手に入れ易い環境です。一方の終活は、近年になり時代の必然からか、自然発生的に徐々に社会現象化してきました。
そのため、いわゆる模範が見つからず、またその活動範囲も漠然としており
何から始めたら?」と迷われる方も多いと思います。

そんな悩める方にご提案!まずはご自身の財産を把握するために、「財産目録(財産の一覧表)」を作ってみましょう。

財産目録のイメージがわかない方は、ネットで検索するとたくさんのテンプレ(ひな形)があります。うーん、EXCEL等の書式で作成するのは苦手だなという方は、罫紙に手書きでもOK。まずはご自身が築き上げたり、ご先祖様から引き継いだ財産の一覧表を作り、俯瞰してみましょう。

箇条書きや表にしてみるとグッと
わかりやすくなりますよね。 

①不動産はどこの場所にあり、
②銀行取引は、証券会社は、生命保険は?
③借入も財産の一部です。

気球の上から地上を眺めるように、一覧表にすると財産の全体像が見渡せます♫

①不動産については、毎年春に不動産を所有する市町村から「固定資産税の納税通知書」の類の封書が届きます。そこに住所と固定資産税の評価額が記載されています。

②金融関係は、通帳を見て口座番号や記帳済残高等を写します。証券会社は基本通帳等は無いので、定期的に送られてくる「取引の報告書」等の内容を書きだしましょう。

③借入は金融機関からの「返済予定表」を基に記載します。
そうそう、住宅ローンを利用されている方で「団体信用生命保険」付のローンであれば、返済中にお亡くなりになった場合は、保険金がおりて残額を一括返済してくれますので記載は不要かも。

こうやって「財産目録」を作って眺めてみると、ご自身のお金や資産に関する歴史、「自分史」が出来上がりちょっと、感慨にふけることができますね。

表にしてみると気づく点があるはずです。「この不動産は売っても良いかな、貸してもよいかな」
この銀行は定期預金が置いてあるだけであまり利用していないな?
普通預金に置いたままではもったいないかな⁉
ネット銀行であれば、パスワードは⁉
などといろいろ気づきが出てきます。

この一歩が大事なのです。
ご自身が血と汗と涙を流し築いた財産。その尊さを再認識することで
次世代にどのように引き継いでいくか考えることの第一歩になるのです。


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