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男性脳🧠と女性👩‍🍼脳〜一人占めとシェアの感覚

 こんにちは。日頃相続のご相談を受けていて、男性と女性の思考の違いに驚くこと、発見することが多くあります。

今回の気づきのきっかけは、高校時代の仲間たち数人とハイキングに行くために山頂で食べるおにぎりや、デザートなどを仕込んでいた時でした。出発前に妻が「デザートは何を持ったの?バームクーヘン?参加するみんなの分もあるの?」とふと問われたのです。
私は、「いやいや自分の分だけ。主催者の友人(男性)も自分の食べる分しか持ってこないよ。もし持ってきたおかずやお菓子がその場で他の人が気に入れば、一部を分けるけどね。」
妻曰く「女とは違う感覚ね。女性は参加するみんなと一緒に食べようと人数分シェアできる分を事前に用意して持参するわ。」と指摘されました。

なるほど先日も娘の学校の昼食用のお弁当を私が作って、娘の弁当袋にデザートとしてミカン🍊を一個入れたことがあります。
後日そのミカンを娘は食べずにそのまま家に持ち帰った話を聞きました。
妻「一つだけみかんを持って行っても、お昼の時に友達とシェアできないので気まずかったんじゃない。持たせるなら、例えばお菓子なら人数分、複数分に小分けになったタイプのものの方が良さそうよ。」と。

「なるほど」と合点がいきました。男は昔、獲物を捕る役割だったので、釣果は自分の家族やムラへ持って帰り、そこでムラの女たちが共同体のメンバーにその分け前をシェアしていたのではないのでしょうか。そのような役割だったため、女性はコミュニティのみんなが平等に分け前を受け取れるような「気遣い」の精神が太古の昔から育まれているのでしょう。独り占めは、共同体の中で、顰蹙を買う恐れが大きいのです。女性にとってコミュニティのメンバーから嫌われるということは、その場に居づらくなり避けなければならに事態です。自分の子供たちの面倒なども見てもらえなくなる可能性が高いからです。

 ハイキングに参加して、昼食の時間になった時です。この日は山頂ではなく、麓の公園でイベントがあり、焼きそばやたこやき屋さんなどの出店があったので、その場所でとることにしたのです。
寒い日だったので、私はもつ煮込みを買い、参加したメンバー分の箸を多めにもらい、みんなでシェアできるようにと考えたときでした。
参加した女性の友人が「お疲れ!みんなの分の体力補給にお菓子を持ってきたよ」と、なんとジップロックに小分けしたナッツ、チョコや飴などを参加メンバー全員に配りだしたのです。

丁寧に小分けされたお菓子🍭!元気が出ました😃


「妻の言っていたことはこう言うことだったんだね」

シェアの精神。お金に関しても言えることがあります。相続対策、終活のご相談を受けていて、いわゆるキャッシュリッチなお客様に、将来の相続税の負担を軽くするためにお子さんやお孫さんへ生前贈与するのも選択肢ですと、お話しすると男性、女性で反応が違うのです。(最近は金融機関の窓口で生前贈与型の保険商品を紹介するケースも多いようです)
これについては、女性のお客様の反応の方が圧倒的に良いのです。ご自身の築いたお金の一部を愛する子や孫たちのために惜しみなく渡すのに抵抗なく、むしろ喜びを感じているようです。
翻って昭和のお父さんたちは、まったく関心を寄せない方が多いように思います。肌感覚では8割以上の男性は一考だにしない感じです。
ぽつりとある資産家のお父さんがこう言いました。「あまり私の名義の預金が少なくなると家族に対して、威厳がなくなるからね。」
また「自分のお金は亡くなるまで、自分のために自分で使う」と。
男は亡くなるまで自分のロマンを追いかけるためにお金を使うのでしょうか(笑)。

メンタリストDaiGoさんの本に男性脳、女性脳の違いが興味深く記述されています。

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