[NBA][BLACK LIVES MATTER] プレイオフ1回戦がボイコットのため延期
普段は月、土、金(隔週)に更新なのだけど、緊急ニュースのため投稿します。
現在、プレイオフ1回戦を開催しているNBAですが、本日の試合(8/27(日本時間))の3試合を延期することを発表しました。
先日の白人警官が黒人男性を銃撃した事件を受け、事件が起こった同じ州のチームであるミルウォーキー・バックスが試合をボイコットしたためです。
NBAはバックスを不戦敗にするのではなく、NBA選手会と協議の上、当日行われる試合を延期(時期未定)しました。
NBAとNBPA(NBA選手会)は本日、オーランド・マジックとの第5戦に向けて、ミルウォーキー・バックスが本日の第5戦の試合に出場しないことを踏まえ、本日の3試合(MIL-ORL、HOU-OKC、LAL-POR)を延期したことを発表しました。 各シリーズの第5戦の日程は再調整される。
もともとNBA選手の間では、リーグ再開前も、このBLACK LIVES MATTER問題のなかリーグを再開するのがいいのか?さかんに議論になっていました。そして、再開するならリーグを挙げて、この問題を世間にアピールすることになりました(コートや会場に「BLACK LIVES MATTER」を大きく描く、選手のユニフォームに選手が自ら選んだ文字をつける、など)。
先日noteに書いた、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーが力強いメッセージを掲げたたように、各選手も積極的にこの問題に取り組んでいました。
事件の映像を見た限りでは、撃たれた黒人男性は警官の静止は無視していましたが、警官に危害を加える様子はなかったです。そして車に乗りこもうとしたときに、後ろから警官に何発も打たれています。黒人男性は重体とのことです。
プレイオフがどうなるか現時点では未定ですが、このまま中止になることはないのではないかと思います。しかし、これは選手たちが決める問題。NBAも選手たちの意向を重視するのではないでしょうか。
これは蛇足ですが、再開されるとするとジミー・バトラー、ドンチッチ、リラード、ウエストブルックなどケガをしている選手に回復する時間が与えられることになります。これがどのような影響を与えるのか?
NBAとNBA選手会の決定を静かに待つことにします。
<追記>
選手たちに試合をボイコットされたバックスのオーナーですが、選手たちの意思を理解し支援すると発表しました。アメリカは契約で縛り、違反をすれば訴訟を起こす社会だと思っていましたが、今回の問題に対してはNBAもオーナーたちも「真剣に取り組んでいる」という姿勢を打ち出すことが何よりも重要と考えているようです。
バスケットボールよりも大きなこともある。
選手と組織が今日取った態度は、我々がうんざりしていることを示しています。
もう十分だ。変化が起こる必要がある。僕は僕らの選手たちを信じられないほど誇りに思っているし、僕らは100%の選手たちを応援して、本当の変化をもたらす準備ができている。