[漫画] 自分を構成する5つの漫画
アルという会社が仕掛けた 「#自分を構成する5つの漫画 」という企画が秀逸だった。
この手のレコメンドを募集するサービスは珍しいわけでも新しいわけでもない。しかし、アルの今回の企画はTwitterのトレンド1位になるような大ヒットになった。
どうして、これほどまでにバズったのか、僕には正直わからない。
* 生成される画像のデザインがシンプル且つインパクトが大きい
* 生成した画像をクリックすると自分も登録できる画面も表示される。そしていまどきのサービスとは思えないくらいシンプル
* サービス利用に会員登録が不要
くらいは思いついたけど…
企画そのものの面白さ、エンジニアの努力、タイミングが重なった結果なのだろう。また、Amazonのアフィリエイトをくっつけるなどのコスイまねをしていないのも好感が持てる
ちなみに僕の5つの漫画は以下の通り、まさに僕という人間を構成していると思える内容だ。あまりにも気に入ったので、twitter, Facebook, note のプロフィール画面の背景にしてしまった。
Pink / 岡崎京子
90`s の空気を捉えた作家さんは岡崎京子が一番だと思う。HipHopのサンプリングという手法を音楽以外で見事に使いこなしたのは岡崎京子と藤子・F・不二雄くらいしか思いつかない。「リバーズエッジ」で同名映画のプロットをまるっとサンプリングして独自の世界を作り上げた。信じられない離れ業だ。
「Pink」は岡崎京子のサンプリングではない、もうひとつの魅力「即興」が見事な初期~中期の最高傑作。
めぞん一刻 / 高橋留美子
少年誌から青年誌をメインに読むようになったときに大人な感じを受けた漫画。今読むと「うる星やつら」とやっていることは変わらないのだけど味付けがなんとも言えない良さがある。
カリフォルニア物語 / 吉田秋生
これはリアルタイムで読んでいないけど、「BananaFish」「海街ダイアリー」の吉田秋生の漫画の中から一つ選ぶとするとこれになってしまう。
当時、20代前半の女性からどうすればこんな話が生まれるのか不思議でならない。女の人の描く漫画の残酷さを知った作品、作家。
ZERO / 松本大洋
連載当時のスピリッツで驚愕したことを今でも覚えている。アートのような絵、ストーリー。1話か2話読んだだけで、デビューしたばかりで無名だった松本大洋を「すごい!」と、思えた当時の自分は見る目があったんだな、と思う(今は見る目が無い)
バイオレンスジャック / 永井豪
リアルタイムでは読んでいない。70年代を動かしていた大人たちは本当にイカれてたのだと思う。漫画版のデビルマンと悩んだけど永井豪の世界観の集大成だからバイオレンスジャックかな。
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