公務員は楽な仕事で定時帰り?~そんな甘くない~
今回の内容は公務員の業務時間について。
公務員、私は地方の市役所に勤めていた地方公務員だが、よく言われるのが「楽な仕事で土日休みで定時で帰れる」。
実際のところは「雇用形態と部署と人による」。
まずは雇用形態について。
市役所にはおおまかに「正規職員」と「会計年度任用職員」がいる。
(民間企業でいう正社員と契約社員・パート・アルバイトみたいな感じかな)
基本的に会計年度任用職員の人は定時に帰れる人が多いと思う。
私が配属になった部署では、どこも基本的に窓口や電話応対、あとは事務作業の補助等をやってもらっていて、定時になったらすぐ帰ってもらえるようにしていた。
ただ、これは次の「部署」と「人」に左右されることが大きいと思う。
次に部署について。
部署によって業務内容が全然違うため、定時ですぐ帰れるところもあれば、日付が変わるくらいまで業務を行うところもある。
今世間を騒がせているコロナウイルスに関する部署は連日深夜近くまで業務をしており土日も出勤していると話を聞いた。
あとは、外回りが多い部署、事務仕事が多い部署、市民対応が主な部署、職員とのやり取り・内部対応が主な部署などといった部署の特性もある。イベントごとを担当する部署は、イベントが土日に行われることが多いため、平日は準備、土日はイベントに出勤といった感じで休みが取れないこともある。
また、部署によって苦情の多さが違う。
私がいた自治体で苦情が多い部署TOP2が市民課と税務課。
市民課は、住民票の異動だったり、結婚・離婚・出生・死亡等の届出を担当している部署だが、手続きに不備があって申請できなかったり発行できなかったりすると「何でできないんだ!!」と怒鳴り声が響き渡る。
(いくら怒鳴られても法律上定められていることであればできないものはできない)
その次に税金の徴収を行っていた税務課。
税金の業務についてはおおまかに税金を課税する業務と徴収する業務がある。
課税する業務も「なぜこんなに税金が高いんだ!!」と苦情を言う人もいるが、徴収する業務は業務の一つに財産の差押があるため「何勝手に取ってんだ!!生活ができないじゃないか!!」という苦情が窓口や電話で飛び交う。
このように部署も千差万別なのである。自分と相性が良いかどうかはまさに「部署ガチャ」。
最後に人について。
要は人間関係。
人間関係はどこに行っても大事になってくると思う。
人間関係がよくないだけで一気に職場に行きたくなくなる。
ただ、こればかりは人事異動でどうなるかわからないのが正直なところ。上司も人によっては「〇〇さんはこういうやり方だったけど××さんになってからはこのやり方になった」なんてこともあり得る。
もし、どうしても相性が合わない人がいれば、相談できる上司や人事担当部署に早急に相談したほうがいい。
我慢してメンタルをやられた人を私は見てきている。
もし、何か聞きたいことがあればコメント欄からどうぞ。