【BTSと韓国語】番外編:花様年華とSAVE MEについて
2023年が終わろうとしています。あまりに色々なことがあった一年でした。そしてアミにとっては本格的な軍白期に突入した歴史的な年でもありますね。逆に考えると彼らがいない時期を過ごすのは今しかない。これが終わったら7人&アミはずっと一緒にいる予定なので、色々な面で持久力つけておかないとやばい。とにかく今しかできないことを色々頑張ろうと思います。
ひとまず今年の総まとめということで2023年に閲覧数が多かった記事TOP3を発表します。特にマッヒョンとマンネ、この間書いたばかりなのにスゴい追い上げ!
完全に自己満足で始めたNoteですが、たくさんの方に読んでいただき光栄です。来年もどうぞ宜しくお願いします。
来年からちゃんと韓国語勉強Noteを再開したいので、今回はこれまで地道に訳してきたSAVE MEをまとめようと思います。最近全然書いてなかったから忘れられてる気がしますが、前回はこちら↓で終わってました。もう4ヶ月も前なのか…時が経つの早すぎる。
初心に立ち返ると、元々このシリーズは花様年華のGraphic Lylics5冊の曲を訳していこうという趣旨で始まったものでした。3冊目のSAVE MEは花様年華のホソクとジミンが中心のお話になっています。ティーザー内では下記の絵がSAVE MEにあたります。
絵本ではお互いとダンスが心の拠り所になっていた様子が描かれていました。花様年華の2人については下記で語りまくってるので一旦省略。
SAVE ME 意訳
次に、これまでシリーズでRUNやHouse of Cardsでやってきた通り、私の意訳も置いておきます(これまで韓国語勉強でやってきた直訳ではないです)。
改めて読み込むと、とても切実で悲しい歌。この時期のバンタンの曲はラブソングと捉えると依存度高めで不健康だなと思うけど、当時の彼らは実際に先行き不透明で業界的にも色々理不尽なことがあってファンが唯一の光だったんだろうと考えると心が痛い。
Disney+の Beyond The Starを現時点で公開されてるエピソード4まで見ましたが、まさにこの時期の心理状態にも触れられていました。もう私からは「続けてくれてありがとう」としか言えない。だってここで辞めてたら私は彼らに出会えてなかったんだから。後から知った身だけど、これからは確実に彼らの未来を明るく照らす光のひとつになりたいものです。
この軍白期にこれ以上SAVE MEの内容を掘り下げるのは私自身へのダメージが大きいので、今回は趣向を変えて未来の話をしたいと思います。
花様年華のこれから
パンPD自らが再結集後に花様年華10周年記念アルバム&イベントがあることを明らかにしましたね。(ナムさんがシュチタで既にスポってたけど)
一体どんなものになるのか、関連の物語 (花様年華 The Notes) はきちんと完結するのか、現段階では分からないことが多すぎますが、とにかく楽しみです。
物語については、密かにこんなサイトもできてるけどどこまでやるんかな。もはやバンタンコンテンツというより、大好きな小説がドラマ化する感覚でいる方が良さそう。
若い役者さんはよく分からないのですが、個人的にソクジン父にあたる役がグローリーに出てたイケオジ旦那さんと知ってテンションが上がっています。とってもイメージ通り!
私はこれまで何度かバンタンより先に花様年華にハマったという話をしていますが、実は一番気になってたのは創作スタイルなんです。曲は実在する彼らの心理状態をうまく表現しているけど、物語の登場人物と本人の境遇は全く違う。本人たちはストーリーの全容分かってなさそう(笑) なのに、本人かと錯覚してしまうほどにリアリティがある。それが混乱を呼ぶので実名展開はやめろという批判に繋がったわけですが、それほどまでに境界が曖昧な作品をどうやって作りあげたのだろう。
ちょっと前に似た感じでChakhoというファンタジーものをやろうとしてましたが、あれはぶっちゃけ彼らが演じなくても良くね?と思ってしまう内容だったので、とても中途半端な企画になってしまったように思います。制作に彼らがあまり絡んでないのが丸わかりだった。でもStay Aliveは名曲!
花様年華の作り方を考える
今回は、もしかしたら花様年華 The Notesはこうして作ってるのかもしれないという自論を皆さんに共有したいと思います。いつものごとく妄想ですので軽く流してくださいね!
ヒントはここから。
まさかのBT21!ww
この企画、話し合ってるうちに割とヘビーな設定が出てくるのが厨二病オタクっぽくてとても好き。もちろん子どもにも愛されるゆるふわキャラにしなければって本人たちも思ってるからトンデモ設定なんですが、ちょいちょい花様年華のキャラに通じる部分を感じませんか?
ジミンとジンくんがどちらもキャラを二重人格にしようとするとことか、ホビがMangを仮面キャラにするのとか。Cookyは昏睡状態の親友に色が似てるShookyに特別な思い入れを持っている、RJは自分の毛を売って生計を立てるのが常識だった豊かな村の出身だけど、それが嫌で村を出たとか。極め付けはRJスパイ説までww ただ思いつくままに話してただけだと思うけど、こういうアイディアも性格が出るものなので、心理学的な観点から見ても面白そうだなと思いながら聞いてました。
あと、注目したいのはUniverse3のEp5以降。
スタッフが用意してきたキーワードを元に、自分が作ってきたキャラを即興で動かして物語を作っていくんですよね。テーブルトークRPGの手法に近いかも。その時に出たアイディアを採用したりしなかったりしてスタッフが形を整えていく。
これと似たような手法が花様年華 The Notesでも取られているのではないかな、というのが私の予想です。
メンバーたちはグループ曲やソロ曲を作る時も、自力もしくはPDに自分の心のうちを曝け出して相談しながら作っている。実質曲作りで精神分析しているようなもの。その過程を共にしたPDたちが花様年華のストーリーを完成させたんだから、そりゃ解像度も高いだろう。
今回ちょうどホソクとジミン回なので、2人のソロ曲の例で考えていこうと思います。
誘惑と葛藤
I NEED UのMVの時点で大枠のストーリーは決まっていたんでしょうが、それぞれのキャラクターの境遇が明らかになったのはWINGS以降。WINGSのテーマは誘惑や葛藤。まずはお題に基づいてそれぞれが自分なりの解釈を曲に落とし込んでいったのかな、と。
ホビはWINGS内にソロ曲が2つあります。まずBoy Meets Evilはアルバムのテーマに非常に忠実。以前別Noteでホビは基本ポカポカ穏やかだけど、内に秘めた火力が凄くて、近付きすぎると業火に焼かれそうと書きましたが、この曲って今思い返すと彼のソロ活に通じる雰囲気がありますよね。
一方のMAMA。純粋に曲だけ聴けば、とっても明るい孝行息子の歌。現実のホビらしさが詰まってるけど、アルバムのテーマには合ってない気がする。でもバンタンのアルバムって結構違う雰囲気の曲も突然入ってたりしますよね。それはそれでその時の正直な気持ちを上手く表しているから採用してるんだろう。MAMAもそんな曲のひとつなのかな。
で、この2曲と元からあった花様年華の世界観をガシャガシャポンした結果ーーーー
こうなったんだな(笑) 怖すぎるよ!!
……いや、でも真面目な話、私が制作側でもこういう演出するかもしれない。明るい曲って良い感じにサイコになるから…。この2曲から母親に強い思い入れを持っており、ダンスを生き甲斐にしている、一見穏やかに明るいけど内に激情を秘めたキャラが出来上がったのかなぁと。ホビ本人をモデルにしたのでなく、ホビが身を削って提案してきた楽曲をベースに生まれたキャラクター。だからホビのようでホビじゃないのかもなとか。
そしてこの時のジミンのソロ曲が Lie 。この曲はあえてこっちの動画を載せたい。
彼のソロ曲は後のFAKE LOVEにも直結する内容ですね。元はアイドルとしての自分とプライベートとしての自分の葛藤を歌ったものだろうけど、これもまた花様年華の世界観に合わせたら、親の期待に応えなきゃ、良い子でいなきゃと言いたいことが言えなくて今にも爆発寸前な危ういキャラクターが誕生したということなのかもしれない。
WINGS期といえば、この2人のパフォーマンスは外せないので貼ります。
愛をテーマに
続くLove Yourselfは大まかに言えば、承【淡い恋の芽生え】→ 轉【辛い別れ】→結【自分再発見】。ジミンのSerendipityはまさに承のトップバッターに相応しい。可愛すぎる。キュン死しちゃう(表現が古い)
一方、ホビがこの時期に出したソロ曲は Just Dance。この曲、あくまでプラトニックっぽいのに絶妙にエロスの湿度を含んでいる具合が素晴らしいと思う。小慣れてるのか純朴なのか分からない感じ。はい、そうです、私の大好きなホソク様です。
で、この2人が出してきた楽曲をまた花様年華の世界観でガシャガシャポンした結果生まれた設定が「同じダンススクールの幼馴染との関係」と「ダンススクールの先輩(友達の幼馴染)への恋心」なのではないかと。メンバー同士の三角関係なんて今やられたらめちゃくちゃザワつきそうな設定だけど、最終的にドロドロした方向に行かなくてよかったですねw
ちゃんと完結する?
つまり私が思うに、花様年華はテーブルトークRPGみたいに大まかなストーリーはもう決まっているんだけど、登場人物がその時に具体的にどういうことを考え、どういう行動を起こすかについては、メンバーが楽曲を作らないと決まらないんじゃないかと。だから兵役後に出す新曲やソロ曲がストーリーの流れを左右するんじゃないかと考えています。
以前も少し述べたように、もしコロナや兵役延長の特例がなかったら、花様年華でソクジンがループを繰り返している22年4月11日頃(ソクジンがアメリカから帰ってきてナムジュンと再会する日) にはジンくんがリアルに兵役から帰ってきていたはずで、そこから再始動するつもりだったのかもしれないなと。でも現実世界で色々起こりまくってしまったから、実在する彼らと花様年華のストーリー内での登場人物たちの境遇が大きく乖離してしまったのではないかと。
物語の中でジョングクさえ闇堕ちしてなければそのまま7人は呪いから解放されて次世代の後輩グループに謎が引き継がれる展開でも面白かった気がするんですけど、あんな引きで終わっちゃったから、この後どう収拾するのかとても気になっています。
不謹慎かもしれないけど、ソロ活中しばらく不安定に見えたグクを「こんなところまで花様年華の設定に沿わなくていいから!お兄ちゃんいなくて大変だろうけどしっかりして!」って思ってたのは内緒です(言ってる)。でも正直、グクは以前から技術は高かったけど、ソロ活で真の強さを手に入れたような感じがしませんか。
とにかく2025年が楽しみなことには変わりないですね。再結集後、彼らはどんな思いを抱え、どんなテーマで、どんな楽曲を出していくんだろう。それは物語の結末にも関わってくるんだろうか。とにかくなんとか完結させてください、パンPD。あの猫何者なんだよ。ソクジン父と校長はどういう関係なんだよ。ユンギは何で狙われてるんだよ。
……延々とぼやきそうなので、いい加減この辺でまとめておこう。
それでは改めて、今年も大変お世話になりました。宜しければ、2024年も引き続きお付き合いくださると嬉しいです!