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最期まで君と

 キムソクジンのファーストソロアルバム、HAPPY解禁!

 これまでも忙しかったはずだけど、推し活スケジュールがすごいことになってるぞ?
 時差もあるので、金曜0時から新アルバム解禁とWラ配信、朝から仕事しながらアルバムを聴きまくる。土曜朝5時からDay1ライブ、昼は運転しながらHAPPY聴いてRunning Wildに入り込みすぎて高速の出口を見過ごす。Day2は夜中3時からでしたが、終わっても興奮しすぎて寝れないので、もうそのまま起きていようと思い、今note書いてます。キムソクジン三昧やないかーい!

 深夜のテンションも相まっていつも以上に話がとっ散らかる予定なので、先にアルバムの話をしておきましょう。

 とにかく本当に全曲大好きなものが出てきちゃってびっくり!
 ↓を呟いてた2ヶ月前の私に「最高のアルバム来てるよ!良かったねぇぇぇ」って背中バンバン叩いてあげたい。

 ぶっちゃけジンくんのアルバムを1番心配してました。技量の話でなく、私の好みに合うんだろうかという意味で。他のメンバーは割と日頃から好きな曲やアーティストを共有してくれてたから安心感があったけど、ジンくんはあまりそういうのなかったじゃないですか。Coldplay好きなら大丈夫でしょとは思ってましたが、どんなものが来るか未知数で、ワクワクと同時にとても緊張してました。前noteにも書きましたが、私はいわゆるハッピー🥳な曲にハマることが少ないんです。だから毎度バンタンの曲絶賛しまくってるので全然説得力ないですけど、実は音楽のストライクゾーンが狭い方だと思う。チャムチみたいな面白ソングは楽しむけどw

 でも今アルバムはHAPPY=「幸せ」なんですね。綺麗なものを見たり、愛しいものを見た時に「あぁ、幸せだなぁ」って感情が心に沁み渡る感じ。だからなんだか泣きたくもなるような曲も入っている。

 falling(原題 네게 닿을 때까지(君に届くまで))とHeart on the windowが特に好みにぶっ刺さりまくってます。Highlightメドレーでインスト聴いた時から私の中ではこの2曲が来るなって予想してたんですけど、全く期待を裏切らない、むしろそれ以上‼︎ もう何回聴いたか分からない。聴き終わった直後からまたすぐ聴きたくなって困っちゃう。
 でもどんなに名曲でもこれらがタイトル曲ではないのも納得できるんです。Running Wildと I’ll be thereは彼自身が歌を通して伝えたいメッセージがしっかり入ってる。I’ll be there は元々「愛の歌」だったけど、自分が思う幸せとは違ったので英語部分を残して韓国語の歌詞を作り直したとショーケースでも話していました。彼はアーティストというよりエンターテイナーで、人を楽しませることに重きを置いてるけど、自分が発信したいメッセージはハッキリしている。信念を曲げてまで人に合わせようとはしていない。合わせる時は今回のショーケースでやってた幸せWorld Cupみたいに「僕は本当はこっちなんだけど?君はこれがいいのね、しょうがないな〜!」って良い意味で恩着せがましいのがまた安心できる。改めてすごく素敵なスタンスだなと思います。

 Another Level の話もしていいですか。大好きです!どっちかというとビジュアル系ロックバンドのサウンドじゃない? ショーケースで白いモコモコ清楚系衣装で歌ってるの新鮮だった。ジンくんが普段やっているであろうゲームの世界観。初めて聴いた時からジンくんが入隊直前に残したLoLのJhinの決め台詞、「カーテンコールの時間だ」が脳内に聴こえていましたw

 ゲームといえば私、一時期華流ドラマのKing’s Avatarという作品にハマってたんです。最強と言われたeスポーツプレイヤーが会社と揉めて辞めさせられ、会社の向かいにあるネットカフェでバイトしながら新チームを結成してトーナメントを勝ち上がるというゲーム界の梨泰院クラスみたいな作品。亡き友人が開発した伝説の武器で戦うのがマジで熱い。この作品がすごいのは、ゲーム内の世界も本物のゲーム並に作り込んでいるところ。バトルシーンもど迫力。現実世界でも仲間がどんどん増えていってラブコメ要素もあるのが楽しいんです〜。(Netflixで見れます!)

 何が言いたいかというと、ジンくん、今のところ俳優業は考えてないみたいだけど、こういうドラマの主演やってほしいんだけど!どうよ、伝説のゲーマー役!韓国版リメイクされないかな。韓国もeスポーツ盛んだしさー。

 とにかくRunning WildとI’ll be there とAnother Levelは熱唱したくてたまらないので、ひとまずカラオケでマスターすることにしました。近所に韓国系のカラオケボックスがあって友達とこの間行ったんですよー。割と日本の曲や最新曲も入ってたので、絶対また行こうと思ってるところです。極めるぜぇぇ。

 残りの3曲は自分も歌いたいというよりひたすら聴き入りたい曲かな。特にラストの I will come to you(原題 그리움에(恋しさに))は、そっと手渡された手紙って感じがして、逆にあれこれコメントできない自分がいる。普段はよくふざけ合ってる友達がふといつもとは違う真剣なトーンでこぼした本音のような。受け取った方としては真摯にお礼だけを伝え、この先何十年と大切に保管して、事あるごとに取り出して1人でこっそり読むお手紙のような感覚になってます。

 さて、こっからはMVの話。やっぱり前回予想してた通り、メッセージはシンプルだけど、演出がトリッキーなの来ましたね!考察させるじゃないのーーもーーー喜んじゃうぞ、私が!!

世界滅亡時の相棒はわんこ

まず最初に↓のポスターが出た時「ここ I am Legendでウィルスミスが映画内ででっかいモンスター倒したところじゃない?」って密かに思ったんですよ。

 実際調べたらNYとLAだから違ったんですけどね。全然違うのになぜか共通する何かを感じて自分でも不思議だったんです。共通点わんこが一緒にいるだけでしょうに。

I am legend

 でも蓋を開けてみたら今回のMVも地球滅亡系だったので驚いた。よくよく考えたらこういう時に相棒がわんこなの定番だよね。同じように感じたアミたちも複数いたようでMV前半から「わんこがどうにかなる展開だけはやめて!」ってハラハラしてた人たちも見かけた。あ、そういえばジンくんが一時期ハマってたウォーキングデッドも相棒のわんこがいたじゃない!私は夫が見てるのをチラチラ横目で見てただけなのであまり詳しくないんですけど、まんまdogって名前のわんこが大人気キャラだった記憶あります。

 ちなみに地球がやばい時に相棒として活躍する私のイチオシわんこはラブ&モンスターズのBoy。この映画あまり知られてないけど面白いですよ。以下はBoyの登場シーン。

……あ、話がずれまくった。ストーリーの話をしなければ。

映画の世界と現実世界

 今回のMVは映画の中のジンくんとわんこ、現実のジンくんとわんこのシーンがシャッフルされているように思います。出てくるジンくんは4パターン。カーキソクジン、白ソクジン、海ソクジン、トレーナーソクジン。ジンくんがアミを悲しませないために映画を観ているシーンをラストに持っていってくれた配慮に感謝しつつも、私が提唱したいのは以下の説。

++++空から隕石のかけらが降ってきた。皆がパニックで逃げ惑うのを眺めるカーキソクジン。世界は終わるのかな?

 とりあえず終末系の映画でも観て今後の参考にしてみる?

 映画内のソクジンはこの2人。

 隕石が落ちるその瞬間まで堂々としており、わんことの絆を何より大切にしているのが分かる。

 映画を観て今この瞬間を全力で楽しむことが大事だと気付いたソクジン。自分も何かやりたいことを見つけよう。

 わんこが選んでくれた帽子を被って海を見にきたよ!

 この世界が映画と同じ結末を迎えるのかどうか分からないけど、とにかく僕たちはずっと一緒だからね。++++

 どの順番で考えるかで諸説作れる秀逸なMVだと思います。こういうの大好きだから!歌っている本人や曲だけじゃなくてMVの演出の好みまでツボついてくるの勘弁して!!

人生の最期に何をしていたい?

 隕石衝突の危機は、今のところ核戦争の次に現実的に世界が滅ぶ可能性が高い方法だと思うので、映画でも度々題材にされますね。「君の名は。」もそういえばそう。一昔前はアルマゲドンやディープインパクトなどスペクタクルハリウッドアクションのイメージが強かったですが、実際それが起こると言われた時の人々の心理状態に注目した作品も数多くあります。

 ドント・ルック・アップはいかにもアメリカって感じのストーリーでした。今のアメリカ情勢を考えてもとてもリアルです。

 伊坂幸太郎著の「終末のフール」はもう落ちることが8年前に確定してて、それがあと3年に迫った時の人々の生活をテーマにした小説。

 実はこの「終末のフール」は韓国ドラマにもなっています。「もしこの状況が韓国だったら?」というテーマで設定だけ借りて作られているので、原作者には好評のようですが、そのままの実写化を期待していた一部の人には改変しすぎと不評のようです。
 いやいや、国民性が違うんだから原作を忠実にやったらむしろ違和感でしょう!熱心なキリスト教徒や新興宗教団体、社会運動家、兵役中の軍人たちなど韓国社会の特徴もうまく組み込んでいて、私はすごく面白いと思いました。

※以降は韓国ドラマの「終末のフール」の核心的なネタバレを含みます。ドラマを観たい人は視聴後お読みください。

 この作品が賛否両論な理由はもう1つあると思います。最終回では主人公の女教師が生徒の仇をとるため復讐に燃えて人身売買組織に単独で乗り込む。どうせ世界は滅亡するのに。命をかけてわざわざ国外から韓国に入国してきた恋人と共にいることを拒んだ。恋人可哀想だったなぁ。泣きながら1人自転車漕いでるとこで終わった。でも彼女はそれを自分の手で成し遂げることに意味があったんだろうからな。彼に付いて国外退去できたとしても後悔しか残らなかっただろう。そこに彼女の美学がある。

 私が感情移入したのは脇役の方。終わりが決まってても結婚して子どもを産んで家庭を築くと決めたカップルの話、また、子どもを亡くして仲が冷え切っていた夫婦が心の傷を乗り越えて2人でキャンピングカーで綺麗な景色を旅して回ることを決めるエピソードが印象的でした。

 結局隕石が落ちなくても人間いつかは最期が訪れる。残りの人生、終わりに怯えて生きるのか。泣きながら何かにすがるのか。他者を踏みつけて優越感に浸るのか。ただ快楽や享楽に溺れるのか、意味がないと言われても信念や職務を全うするのか。
 私はとにかく幸せでポジティブな日々を過ごしたい。そのために他の人を踏みつけたり攻撃しなくちゃいけない状況にならない努力はしたい。自分も他者もWin -Winになれる状況を追求したい。

 自分がどうにかできる危機ならもっともがくかもしれないけど、隕石はどうにもできないから流れに身を任せるしかない。結局最後は全部消えてしまうなら、逆に幸せを追求する以外の生きる意味って何って思っちゃいます。
……と、ネガティブメーターが振り切れてスーパーポジティブになってしまってる気がしますが、皆さんはどうですか?(って軽い感じできく質問じゃないけども)

 ドラマでは、通常の映画なら主人公が悪党どもをひとりひとり撃ちまくってこっから最高に盛り上がりそうなシーンの途中でぶっつり途絶えます。結局組織を壊滅できたかも分からないんだ。今回のMVやディープインパクトみたいに実際に小惑星が落ちる瞬間のCGなども入りません。アルマゲドンみたいにどっからかヒーローが現れて危機が回避されることもありません。そこで何を感じるかは全て視聴者に丸投げです。今回のMVもそれと似たようなメッセージを感じました。

 主人公の最後の独白が印象的だったので書き出しておきますね。

さぁ お別れです
お母さん お父さん
唐突に鳴り出す時計も
みんなで耕した畑も元気で
美味しい料理やコーヒー
アイロンをかけた服や熱いお風呂
寝ることや目覚めること
美しくて本当に素晴らしいのに
その価値が知られていない地球よ
さようなら

……はっ、最推しのアルバムが最高で幸せって話なのに、なんでこんな悲しい話をしているんだろうか、私は⁈
 とにかくジンくんがアルバムで伝えたかったように、日常の小さな幸せの大切さについてすごく考えさせられる機会になりました。すごくありがたいです。アルバムを聴いた世界中の人にも日常で幸せを感じられる環境が整いますように。結局HAPPYの輪を広げるしか道はないんだから。

 書いてるうちにすっかり夜が明けました。お腹空いたので朝ご飯を作ろう。

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