本当の自分を、見つけるたったひとつの方法
本当の自分を探している人は多い。
きっと、ほとんどの人間はそうだろう。
ただ、中には、本当の自分を知っている人も多い。
今大活躍の、あのスポーツ選手とか、
はたまた変なメガネをしている賢い人とか、
そして今は亡き天才。
どの人も、すごい成果を出しているが、
彼らの成果の所以は、能力の高さから来るものではないと分かる。
彼らは、自分、それも本当の自分を知っているからこそ、
ああなれたのだと思う。
もちろん、彼らが自分と向き合えたのは、すごい成果があるからこそで、
そこからくる自信によって、自分と向き合えたという反論もあるだろう。
それはそうかもしれない、ただ、究極的には、
すごい成果がなかろうと、自分と向き合うことは可能だし、
そうすることでしか、人間は幸福になれないと自分は思っている。
では、本当の自分とは何か、という疑問をまずは解いていこう。
最初に答えを言うと、それは今あるあなた自信だ。
あなたはすでに本当の自分だし、ずっとそうだった。でも、あなたがそれを見ないから気づかなかっただけだ。
本当の自分を探す人は、本当の自分を探せていない。
今の不幸だと思っている自分、今の残念な現状を生きている自分を見ないようにしたいから、そうではない成功した自分を見るしそれこそが自分だと思っている。
ただ、当たり前だが、理想の自分と本当の自分というのは別物だ。
じゃあ、なぜ、今ある自分を認められないか、
それは評価を通して自分を見るからだ。
身長が低い、頭が悪い、貧乏、ブサイク、
いろんな基準があるだろう。
ただ、どの基準も、いついかなる時も適応されるものではない。
状況によって変わるものだ。
そして、そうなると、もう一つ疑問が湧くことだろう。
なぜ、自分に不利な評価を、自分に適応するのかということだ。
それは、そうすることで、自分を守れるからなのだ。
特に日本人は、出る杭を打ちたがる。
親であってもそうである。
そもそも親自身が自分を認めていない。だから、もし自分を認めて幸せそうな子供を見ると、苛立つのだろう。そしてこう言うはずだ、「調子に乗ると痛い目を見るぞ」とか、はたまた、「謙虚にしなさい」とかな。
どれも、子供のためではなく、親である自分自身の苛立ちから発せられるものだ。
そして、それを言われた子供は、真に受けて、そう言うふうに生きなければいけないと、自分自身を押さえつける。押さえつけられたこともは、親になった時に、またそれを子供に繰り返す。負のループなのだ。
不幸だとか、残念だとか言うのは、
今の現状と、理想を比較したときに生まれる。
お金持ちになりたいのにそうじゃないとか、
あの子と付き合いたいのにそうじゃないとか。
ああありたいのに、そうあれない現状を見て気分を下げる。
だったらこうすればいい。
理想の自分と比較するんじゃなくて、
今の自分を見ること。
どこに行きたいのか、なりたいのかを考え、
そして実行する。