蒸発鍋を作った日
ブログにおいて冒頭に書く言葉が思いつきません、うどん児です。
多分「おはようございます」「こんにちは」「どうも」あたりが丸い気がする。
健康パピコ(小さいがうまい)。
これは買い物のついでにどうしてもアイスが食べたくなってスーパーマーケットで買ったものです。
アイスというのはふとした時にどうしようもなく食べたくなる。
しかし今回の買い物、中心はアイスではありません。
今回買ったもので作るメインは、デデン、蒸発鍋。
レシピは下記を参考にして下さい。
https://japan-moemoe-kyung-kyung.amebaownd.com/posts/8009139/
要はどういう料理なの、と問われれば
・キャベツ
・バラ肉
・めんつゆ
・にんにく
・水
・オリーブオイル
・辛味調味料(こしょう・唐辛子)
1. 材料をたくさん鍋に入れる。
2. 蓋をせず煮込んで水分を概ね蒸発させる。
3. ときたまかき混ぜて焦げを防ぐ。
4. 水分が概ね飛べば完成。
という料理なわけで。
・味が濃い(水分の蒸発による旨みの凝縮)
・野菜が大量に摂取できる(煮込みによる野菜の凝縮)
・カスタム性がある(調味料の変化による)
この三点に大まかな魅力が凝縮されている、言えば「無限に米を食べるための料理」という感じです。
確かに大量に入れたキャベツが信じられないほど萎むため、野菜の大量摂取には持ってこいな料理と言えるでしょう。
先程魅力などを紹介しましたが作るのは今回が初めてです。味の調整やらが初心者にできる料理とは思えませんが。
それではやってまいりましょう。
と言っても、作り終わって、一通り食ってから文を書いているのですが。
第一の陣。
あまり関係ありませんが、おれは「多少斜めに撮るとちょうど全部の食材が画面に入る」という並べ方をする癖があります。
そのためこのあともこの画角で写真を撮ることが多いと思います。
キャベツの墓標。いくぜ。
思ったより絵面が汚くない感じになってしまった。本家はあんなに汚い見た目なのに。美味そうに見えるということは失敗なのでは?
まあ美味しそうに見えるということは多分美味しいので、このまま行きましょう。
今回は画像に並べた材料の蒸発鍋・ノーマルに加え、もう三種類ほどカスタムして作ってみたいと思います。
第二の陣。
蒸発鍋・イタリアーノ。
先程の材料から七味を外し、カットトマトの缶詰をイン。にんにくにオリーブオイルならイタリアンにできるのでは?と思い至った結果のアイデアです。
赤玉スイートワインは入れようと思ったけど飲んだら甘くて「これは料理に入れるやつじゃないな」と思ったので料理しながら飲むやつにしました。多少は入れたけど。
あと画像には入ってなかったけどイエローテイルの白ワインも入れました。
永遠にグツグツさせているのでマグマのよう。
メチャメチャ周りに飛び散るため都度拭きながら料理をしていました。実家で作る料理ではない。
電磁調理器と鍋は親がマルチ商法まがいのところから買ってきたやつです。商法はともかくコンロが1台増えると料理が余分に出来るので種類を作る際に重宝しています。
続いて第三の陣。
蒸発鍋・ハングル。
ノーマルの材料にキムチ鍋の素を入れるだけです。本当はキャベツを白菜にしたかったのですが、変に野菜を買いすぎると余す気がするためそのままに。
こいつは沸く前から写真を撮ってしまったので「ぶっている」感じがする。
くどいが第四の陣。
蒸発鍋・肉じゃが。
オリーブオイルと七味アウト、ポテトチップスイン。
めんつゆで味をつける料理。
じゃがいもを普通に入れたのでは「強火で水分を飛ばす」料理には向かないと思い、代用案として全体に「じゃがいも感あるなあ」という風味をつけるためのポテトチップス。
ダサい。
こいつだけ失敗する感じがした(あと他ので使いすぎて残った肉が少なかった)ので手鍋程度の小さいもので。
とりあえず全部鍋に入れました。あとは水分を飛ばすだけなので省略します。
ここまででキャベツを半玉強使いました。キャベツの摂取レシピとして強すぎる。
どうでもいいですけどnoteって「1ページで全部書かなきゃいけない」なの大変じゃないですか?鍋を4つも作っているのに……。
もしかしたら記事を分けて1ページのケツにリンクを貼って「2ページ目です」とかにしてもいいかもしれない。
次回長くなったらそうしてみようかな。
あるいはそもそも項目ごとにページを作って、大まかなページから「各蒸発鍋の詳細はここです」みたいに「もくじ」みたいにしてもよかったかも。
簡単に読みたい人にもしっかり読みたい人にも対応するにはどうすれば……。
・・・
とりあえず完成しました。
ノーマルは水分を飛ばしすぎました。普通に焦げ付いてる。
ハングルのこれくらいが丁度いいのかな。
食卓に並べてみます。
グジュグジュの料理が四品とワインとごはん。
美味そうとも不味そうともつきませんが、「酒を飲む料理」なのは見て取れる気がします。いや見てもわからないかも。
ていうか今見たら原作の方がグジュグジュでした。料理でどうやったらあんなにグジュグジュになるんだ。今回は火が強すぎたかもしれん。次回は火を弱くしてもっと時間をかけてやってみます。
イタリアーノ(画像左下)だけ水分が多い気がしますが、トマトがほぼペースト状なのでこれ以上水分を飛ばすと焦げがどうしようもなくなると思い、ここで打ち止めにしました。英断。
ノーマルを食べてみます。
噂通り味は悪くないですが、異様に塩辛いです。めんつゆを煮詰めているから当たり前ですが。
全部の味が濃縮されており、ほんの少量だけで一気にごはんをかっこめます。飯椀が空になってから見てみると、蒸発鍋の方は微塵も減っていない。魔法?
おかず少なくごはんが多い、逆・糖質制限という具合で時代の流れに逆らう不健康飯ですが、ファストフード然り駄菓子然り、不健康な食べ物ほど美味いというのはいつの時代もあります。
ふぐだって昔は「美味いけど死ぬ物」だったし。
別のも食います。
イタリアーノ。
実は個人的にこいつが今回の本命で、ご飯以外にも拡張性を見いだせると思っています。
食べてみると、やはりしっかりとトマトの味がします。缶をまるまるひとつ入れたからね。
オリーブオイルとにんにくが上手いことトマトに合い、「なんかこういうイタリアンありそう」という感じを出しています。
まあイタリアンは大体トマトとにんにくとバジルとオリーブオイルなので、バジル以外全部入れたら味のベースがめんつゆだったところで当たり前のようにイタリアンになるのですが。
こいつはごはんというよりスパゲティに行った方がいいな、そう思い
スパゲティを茹でました。
案の定うまい。いい感じに和えると濃い味が満遍なく伸びて丁度いい。
これ普通におすすめです。単純にパスタソース作っただけかもしれん。
次
ハングル。
ノーマルにキムチ鍋の素を入れただけなので味の大部分は変わりませんが、より「ご飯のため」という味がします。辛味とかの調整もしなくていいし。
こいつは四つの中で一番味と油の総合ポイントが濃くできたので
チャーハンにしました。
なんか普段作るのより味が濃くていつもより中華料理屋みたいな味がする。
「チャーハンの味付けに使う」と言うと家族から「調味料そのものじゃん」と言われました。確かにそうかもしれん。
ハングルは味が濃かったし油も本当に強かったので
豆腐に乗せて食うなども試みました。
うまかった。これもおすすめです。
最後
肉じゃが。
こいつは予測通り失敗という感じでした。
とは言ってもベースは失敗しておらず、「肉じゃがにしては味が濃すぎじゃね?」といった感じ。
味は割と肉じゃがでした。その点で言えば成功。人参としらたきもほしい。
肉じゃがは「優しい家庭の味」なので、味を濃くしすぎるとあまり美味しく感じないのだろうな、といった感想です。
次回は(またこれを作るなら)めんつゆを少なめにしてリベンジといったところでしょうか。
蒸発鍋、総合評価としては、非常に美味しかったと思います。
味は馬鹿みたいに濃かったですが、大量にごはんが食えて気分がいいです。
アレンジ幅の広さも見えて非常にこれからの展開も楽しみな料理と言えるのではないでしょうか。
みなさんもご自宅にあるめんつゆなどでやってみてはいかがでしょうか。
おれは今回の料理に際して「実家にある調味料をドバドバ使うと文句言われるしなあ」と具以外にもめんつゆトマト缶キムチ鍋の素エトセトラエトセトラを自腹で買ったら2000円弱になったので次回は味の種類を一本に絞ってやろうと思います。
それでは。