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北野武映画ランキング1-5位

超個人的映画ランキングと所感


5位 アウトレイジ

豪華な出演者による芝居合戦。
悪役のイメージがない役者の悪役がイイ。
北野映画の常連役者があまり出てこないというか
ほぼ出ていないんですよね。新しい船出のような感じもします。
椎名桔平さん演じる水野のやられ方が衝撃で
忘れられません。
バイオレンスシーンは、北野作品の中でもかなり激し目ですが、入門編にオススメの作品です。


4位 HANA―BI

極端なくらい無駄を削ぎ落とした演出。
たけしと岸本加世子夫婦のクスって笑える演出もあり、楽しい。涙以外の表現で悲しさを演出しているんですけど、物悲しさが全体を包んでいます。
最後の2発の銃声は、映画史上最も美しい銃声です。
凧揚げしている女の子に、とんでもないトラウマを植え付けることになりますけど…。

ラストシーンの海


3位 座頭市

バイオレンスとギャグのバランスがイイ。
市を演じるビートたけしがとにかくカッコいいんですよ!役作りの影響なのか、少し頬がコケてて、金髪でめっちゃカッコいい。
ストーリーもわかりやすい勧善懲悪でスカっとする作品です。


2位 ソナチネ

主役のビートたけしの芝居が素晴らしすぎるんです。
私の思う北野武監督作品の最大の特徴は
役者ビートたけしの魅力を最大限に引き出せること。バーやエレベーターでの銃撃戦は最高。
途中、大人の夏休みみたいなシーンがそこそこ長くあるんです。落とし穴、花火、相撲など。そんな遊びのシーンと唐突に発生するバイオレンスシーンが
ソナチネの世界観に没入させてくれます。

ロシアンルーレット


1位 菊次郎の夏

どこか物悲しさがありつつも
心が暖かくなり、人に優しくなれる気がする、そんな作品です。
菊次郎の背中から漂う哀愁が素晴らしいです。
途中のお遊びシーン、特にだるまさんが転んだが好き。この作品も、役者ビートたけしの魅力を余すことなく引き出しているんですよ。
自分の母親を見つけた時、正男の母親を見つけた時の表情は、神です。

菊次郎の母を見つめる芝居が素敵

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