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演劇と春休み

このnoteは、3/26~28に上演された配信演劇「反復かつ連続」(柴幸男原作)公演のマガジン記事です。
作品の概要はこちらから是非ご覧下さい。

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先輩という存在

初めての演劇制作を担って約2ヶ月。
遂に先日終演を迎えた。

以前のnoteに書いたように1ヶ月で新しいことをたくさん学んだ。
本当に刺激的な体験ができた。

コロナ禍で“大学の先輩”という存在があまり身近に感じられない大学一年だった。
他大学であれど、先輩と何かを作ることの楽しさを感じたのは高校一年ぶりだった。

私は圧倒的に経験値が少なくて、言われたことしかできなかった。もっと自分にできることがあれば皆さんの負担が減らせたのになと思う。

初挑戦

今回の公演は私にとってだけではなく、座組のみなさんにとっても色んな初挑戦があった。

配信で演劇をすること。
字幕をつけること。
一軒家で演劇をすること。
会場をお貸しいただいた家主さんと鼎談をして記事にしたこと。
Instagramで家具や雑貨を紹介したこと。
360°カメラを使うこと。

その中で私はSNSの運営、記事作り(少しだけ)、字幕のオペレーションをやらせていただいた。

SNS運用

正直スマホ依存症の私にとっては楽しい以外の何でもなかった。綺麗な日本語にするのだけは大変だったけど…。

広報活動期間には、投稿する写真と文章を事前に決まったものを投稿。あとは自分でInstagramのストーリーをお絵描きしながらアップ。
本番前はTwitterで開演や終演のお知らせを投稿。

ここでは初めてTwitterの“予約投稿”を知った。
専用アプリをインストールすると、時間を指定して投稿ができる。さらに自分のアカウントに関するツイートを瞬時に確認できたり、ダッシュボードを見ることができた。

写真:本公演の公式Instagram


記事作り

すごく難しかった。1番時間と頭を使った気がする。
役者の姉、演出みっちーさん、テクニカルのモハさん、会場を貸してくださった家主さん。4人の鼎談を、今回の作品では広報の一環としてnoteに記事にして投稿した。

私はまず2時間分の4人の会話をwordで文字起こしすることから始めた。

自動文字起こしくんをテクニカルお2人に教えていただいた。しかし使おうとするも機械音痴の私には使いこなせず。
結果、動画を再生しては停止し打ち込むという超アナログ的に進めた。
2日半かかった。大変すぎる、、。

文字起こしが終わってから、実際に読みやすい記事にする作業をする予定だった。
しかし文字起こしに時間がかかりすぎて、初回はみっちーさんに完全丸投げ、、。
「暇なのでやります」と啖呵をきった自分を恨んだ。

みっちーさんが作った第一弾を参考に第二弾の作成に挑んだ。
残念ながら、うまくできるわけがなかった。

そもそも語彙力と文章力が私にはなさすぎる。そして必要な部分切り取り、それ同士を紐付けするのがとんでもなく難しい。
みっちーさん、凄すぎる。

言葉遣いや話し言葉を読みやすい文章にする。
関連するInstagramの投稿や写真を貼り付ける。
項目でまとめて目次にできるようにする。

頭ではイメージできても実際できないので、みっちーさんにご相談。
結局全てみっちーさんにお願いすることになってしまった。

ここで学んだ、というか思ったのはこれだ。

「本を読もう。語彙力をあげよう。文章を普段から書こう。」

就活までに頑張ろう自分、、。

字幕オペレーション

今回の公演では、一部の上演回に字幕をつけて配信した。
それは家主さんがろう者の支援や手話通訳をしていること、姉やモハさんやみっちーさんが色んな人が楽しめる演劇をいつかやりたいと考えていたことが結びついて実現した。

生配信における字幕オペレーションは手動だった。
事前に作った字幕を、役者の動きや声に合わせて画面に出していく。

私は気づくと、まさかのこの大役を担うことになっていた。
テクニカルの拠点にお邪魔して練習。モハさんと修正。これを配信前日から繰り返した。

受験期以来、一年間全く使わなかった集中力をここで出しきった。

いかに読みやすいように文字を残すか。動きやセリフにタイミングを合わせるか。
面白いけどこれまた難しいものだった。

ここでは新しく字幕や手話に対する興味関心を得た。
日常の中で忘れがちな部分だと思う。自分には関係ないと遠く感じる分野だった。
でも、これを機に少し勉強してみたいと思った。

写真:本公演の字幕付き回

便利なもの

フルリモートで、座組メンバーがバラバラの場所で作ったのが今回の作品。
会議はzoomで行い、連絡は基本LINEを使っていた。
しかし会議のログを取ったり、色んなことをzoom以外で話し合う時に、他のアプリも併用した。
初めて知るアプリがあった。

「Slack・notion・note」

どれも良すぎて今後も使いたいと思った。
最近でいえば、自分の所属サークルで使いたいなあ、なんて。

特にnoteはすごくお気に入りのアプリ。いつもメモに残しているライブ日記を載せたいと思っていたり、いなかったり。

大学一年の春休み

私はおそらく、全国のエンタメ好き大学一年生の中で一番学びのある春休みを過ごせたと思う。
自分が大学に行けず、オンラインで受けたあまり興味のない必修科目に費やした一年間より、この2か月のほうが自分にとって濃い時間だった。

さいごに

座組のみなさま。
本当に楽しかったです。
こんな初心者を快く受け入れてくださり、ありがとうございました。

写真:終演直後の座組メンバー




また演劇制作やりたいなあ、、、、。




※本公演は終演いたしました。演目全編のアーカイブ映像を1ヶ月限定で配信しております(2021年4月末まで)。バリアフリー字幕つき・なし、どちらもございますので是非ご覧ください。

アーカイブ映像はこちら

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