アスリートの具現化(ぐげんか)する力とは?
こんにちは。
スポーツトレーナー神田泰裕です。
前回はスポーツテクノロジーに関して書かせていただきました。
まだご覧になられていない方は、是非こちらをご覧ください。
さて、今回はトップアスリートがトップパフォーマンスを出す際の
具現化する能力に関して話をしたいと思います。
まず「具現化」とは、 「空想・アイディアなどに具体的な形を与え、見える化すること」を意味します。
簡単に言うと、 頭で考えている漠然とした発想を、実際に形にするということなのではないかと私は解釈しています。
「具現化」の語源
「具」、「現」、「化」には、それぞれ以下の意味があります。
* 「具」とは、「そなえる」「整(ととの)う」「うつわ」
* 「現」とは、「見える形にする」「あらわれる」
* 「化」とは、「変わる」「ばける」
「具現化」には、似たような言葉に「具体化」がありますので、違いを解説していきたいと思います。
「具現化」と「具体化」の違いは、
「具現化」 = 「何もないところから、見えるようにすること」
「具体化」 = 「すでにあるものを整理して、明確にすること」
「具現化」と「具体化」の違いは、文字通り 「現実にすること」と「体系にすること」の違いにあります。
アスリートにとって目まぐるしく変わる戦況の中で、次のプレーをイメージして具現化する。
マイナスのイメージを持ってプレーしてしまうと、ミスのイメージに意識が向いてしまいます。その状態では、良いプレーは生まれません。
相手に対する苦手意識や不安を大きくしてしまい、実際より相手の存在が大きくなってしまいます。
自分の良いイメージを持ち、自信を持ってプレーをすることで、
良いイメージを連想し想像を膨らませることから、プレーの具現化は始まると思っています。
下記の映像の12分から、香川選手が自身のストロングポイントであるターンに関して話をしています。
相手や味方の位置を認識しながら、数秒後に生まれるスペース(デットポイント)を想像し、状況を打開する具現化能力はトップアスリートならではの、貴重な意見だと思います!
皆さんも是非ご覧になってみてください!
こちらの記事ではあまり触れられていませんが、
身体の悩みや日頃のストレッチなどに興味がある方は、下記のnoteに障害予防やストレッチなどの記事が多く書かれているので、気になる方はこちらもご覧ください!
今週の私が監修する神トレは安定性がテーマになっています!
4つのテーマをバランスよく強化していくトレーニングメソッドとなっていますので、こちらも是非ご覧になってみてください。
また次回の記事も乞うご期待ください!