サッカーにおけるメンタルってなんだろう?
こんにちは。
スポーツトレーナーの神田泰裕です。
さて、皆さんはトップアスリートのメンタルってどのようなイメージがありますか?
・プレッシャーに強い。
・集中力が高い。
・モチベーションが高く、常に情熱を持っている。
大観衆に囲まれているあのピッチで、勇敢にプレーする姿をみたら
『強靭なメンタリティ』が備わっているんだろうという印象を持たれると思います。
日本人の『強靭なメンタリティ』のイメージがわかりやすいのは相撲ではないでしょうか?
日本は、国技である相撲の精神が日本人の文化として植え付けられていると思います。
私が思う相撲道の精神をまとめると、
【相撲道の精神】
①礼に始まり、礼に終わる (相撲道の美徳と言われる。)
②われ未だ木鶏たりえず (双葉山関の言葉で、闘う前にどの様な相手を前にしても全く動じない鶏に例えたもの)
③横綱の『品格』 (横綱は番付の最高位の称号として、強さだけでなく自分に厳しいことや努力すること、人に対して優しくあることや責任ある行動などその地位にふさわしい品格と力量が要求される。
その他にも、もっと多くの要素があると思いますが、海外の方々からも日本人のイメージは真面目で礼儀正しいという印象が強いのではないでしょうか?
・サッカーにおけるメンタルとは?
サッカーにおいては、よく目に見えないメンタルの部分がよく大切だと言われます。自分自身を見失ってしまったり、感情をコントロールすることが出来なければ本来のパフォーマンスを発揮することは難しくなります。
海外のチームでは、すでにメンタルコーチをチームに配置することが当たり前の様にある状況で、なおかつ選手のメンタルを支えるテクニカルチームをがあるなどメンタルに関するサポート体制が整っています。
日本でのサポート体制はまだ不十分で、メンタルコーチや心理カウンセラー=メンタルが弱い人が利用するといった見られ方があるのが要因ではないかと私は思っています。
【サッカーにおけるメンタル】
・環境適応(文化や言語の違う場所でのプレーすることの難しさ)
・メンタルコンディショニング(ネガティブな思考にとらわれずに感情をコントロールするスキル)
・キャプテンシー(サッカーなどのチームスポーツにおいて集団を結束させる要素)
・モチベートコントロール(選手、チームの士気を上げる監督やサポートスタッフに必要な要素)
・認知と判断(目まぐるしく変わるピッチの中で状況を認識し、プレーを選択する)
etc
サッカーというスポーツにおいて、目に見えない『メンタル』という用語ひとつの中に多くの要素が含まれており、選手を取り巻く環境をたった4文字で表現する事はほぼ不可能に近いと私は思います。
異国の地で、何万人という熱狂的なサポーターがいるスタジアムで、本来の自分のプレーを表現すること。成績不振による監督交代で自分の置かれる環境が大きく変化してしまうこと。(会社であれば上司が変わるに近いでしょうか)
他にも、もっと多くのシチュエーションが存在し、選手はそれら多くのプレッシャーをそれを乗り越えてピッチに立っています。
選手自身は、本来のパフォーマンスを発揮する為に思考をコントロールするスキルを身に付け、
監督コーチ、選手のモチベーションを上げる為、下げさせない為のチームマネジメント力が求められ、
トレーナーや家族などは、選手に降りかかるプレッシャーをコミュニケーションを取りながら、重圧を力に変える
それらのサポート体制は、一人一人がその環境に合わせた役割を果たすことが大切だと思います。
『強靭なメンタリティ』
その根源は、選手の結果だけではなくプロセスが紐解くヒントになるのかもしれません。
強靭な足腰を作りたい方は、
是非この動画のトレーニングを実施してみましょう!!