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アスリートの日々の食事で意識するポイント

皆さん、こんにちは。
スポーツ栄養専門の管理栄養士として活動している吉村俊亮です。

前回の記事では、スポーツ栄養について説明をしていきました。


今回はスポーツ栄養の観点からアスリートの献立を作るうえで意識しているポイントについて書いていきたいと思います。

まず、献立を立てる際に重要なのは、選手に適切な量のエネルギー・栄養素を含んだ食事にすることです。

この点については、選手の運動量や競技の特性などからおおよその目標値を立て、その目標値を目安にして献立を立て、食事を提供していきます。
そして、体重や体脂肪などの身体組成の経過を見て、エネルギー・栄養素が足りているかを確認していきます。
このようにして、選手のコンディションの維持・向上を計っています。

そして、アスリートのコンディション維持を考える上で忘れてはいけないことが、風邪をひかないこと。
つまり、選手の免疫力向上についてです。

免疫力を高めるために

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一般的に、免疫力に関わる栄養素としてビタミンCが挙げられますが、トップアスリートの血中のビタミンC濃度は一般の方よりも低く、ビタミンCの摂取量を高めたとしても、血中のビタミンC濃度は一般の方ほど高くならないと言われています。
アスリートが風邪を引きやすいと言われる理由のひとつです。

ですので、選手の免疫力向上のために下記の食材を意識して献立を考えます。

・食物繊維多く含む野菜や麦など
・乳酸菌を含むヨーグルトや栄養補助食品など

食物繊維や乳酸菌は免疫力向上には欠かせないものになります。

ビタミンCをいくら摂取しても、血中のビタミンC濃度が上がらないのであれば、他の方向から免疫力にアプローチができる栄養素などの摂取量を増やすことで、選手が著しくコンディションを落とすリスクを少しでも下げることを意識しています。

高強度のスポーツやトレーニングをしていない人でも、日常的に仕事のストレスや人間関係のストレスを受けていると免疫力は低下し、風邪などの体調不良に陥りやすくなります。
そういった方でも、上記のような食材をしっかり摂取することで免疫力を向上させることができます。

心当たりのある方は、是非日々の食事を意識してみて下さい。