![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12870207/rectangle_large_type_2_a67848e6ee70a647ba13bb04c86ecacb.jpeg?width=1200)
自分にとって、ランニングとは何か?を定義する
私は普段、ランナー向けのWebメディア・ランナーズNEXTと個人でメールマガジンを運営しています。
Webメディアは2015年から運営している割に、記事数が250程度しかありませんが・・・。
ですが、1つ1つのコンテンツの質にはこだわっていて、自ずと文章のボリュームも多くなってしまいます。
「役に立つ」 vs 「意味がある」という視点
ランナーズNEXTでは、これまでランナーに「役立つコンテンツ」を中心に発信してきたつもりです。
ですが、同時に役立つことのみを発信し続けることの限界も感じています。
数ヶ月前に読んだ、ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式という本の中で、
現在の市場では「グローバルニッチプレーヤーによる市場の多様化」と「グローバルメガプレーヤーによる市場の寡占化」という真逆のトレンドが同時に進行する二極化が起きている。2つのトレンドは、その市場が「役に立つ」という便宜を提供しているのか、あるいは「意味がある」という便益を提供しているのかによって分かれる。
との記載があります。
グローバルの視点で話が進んでいますが、日本市場や前述のWebメディアの立ち位置で考えても、同じようなことが言えるのではないかと思っていて、
要は「役に立つ」という軸だけで勝負をしていると、No.1以外は生き残れないけど、プロダクトやサービスに「意味」を持たせることで、独自のポジションを築くことができる、
と解釈できます。
もちろん、ランナーズNEXT内のコンテンツは単に教科書的な情報を掲載しているわけではなくて、各コンテンツホルダーの視点や経験が加わることで、独自のコンテンツが生まれるわけです。
ただ、「役に立つ」という軸と「意味がある」という軸で考えた場合、ランナーズNEXTは「役に立つ」方に大きく寄っているのは事実。
もし、このまま「役に立つ」情報だけを発信していくのであれば、他の媒体よりも圧倒的な量と質を担保した情報を集めていく必要があります。
仮に豊富な情報量で質の高い他の媒体が出てきた時に、ランナーズNEXTの記事は読まれなくなってしまう可能性は、かなり高いわけです。
そして、特にコンテンツの量では恐らく勝負できない・・・。
なので、改めてランナーズNEXTが持っている「意味」って何だろう?と考えました。
一般的に、媒体という文脈で考えると、ランナーズNEXTは「ランナーのパフォーマンスアップに役立つ専門的なコンテンツを中心に発信しているメディア」
という表現になるのではないでしょうか。
ですが、これでは「役に立つ」という域を出ません。
じゃあ、媒体に「意味」を持たせるにはどうしたら良いのか?
現時点で明確な答えを持っているわけではありませんが、個人的に考えているのは大きく3つあります。
1つ目は自分にとってランニングとは何かを定義すること。価値観を明確にすること。
2つ目はランナーズNEXTを定義すること。
3つ目は1つ目と2つ目を踏まえて、コンテンツを作っている人、その人のキャラクターを出していくこと。
だと考えています。
それぞれを書いていくと長くなるので、今日は1つ目の「自分にとってランニングとは何かを定義すること。価値観を明確にすること」について書きたいと思います。
自分にとってランニングとは何か?を定義し、価値観を明確にする。
「役に立つ」という切り口以外で、読者がWebメディアやメールマガジンを読み続けよう!と思う時はどんな時かと考えると、①読者が発信者の価値観と同じである、もしくは②発信者の価値観に共感している必要があると思っています。
自分と価値観の合わないものを、わざわざ読み続けようとは思わないですよね。
だからこそ、まずは私自身がランニングをどう定義しているのか?どんな価値観を持っているのか?を発信することは、重要であろうと考えています。
「なるべく多くの人に読んで欲しい」とは思っていませんが、現時点では出会っていないけれど、価値観の合いそうな人にコンテンツを届ける、または見つけてもらう必要はあるので、その点は工夫していきたいなと。
とは言え、これまで明確に言語化してこなかったテーマではあるので、今後表現は変わるかもしれません・・・。
現時点での「自分にとってのランニングの定義」は、自分自身の可能性を拡げ、より良い人生を歩むためのツールであるということです。
そこには「チャレンジ」、「進化・成長」という2つの価値観を含んでいます。
ただ、私自身はランニングそのものが好き!とか楽しい!という感覚はなく、挑戦する舞台があって、成長を実感できるから楽しい!という感覚です。
何となく伝わりますかね?
つまり、何かを達成したり、手に入れることよりも、自分自身の器と可能性を広げ、より大きな自分に出会うことの方が面白いと思うし、重要だと考えている派です。
ランニングには挑戦する舞台と、心・技・体・知の側面で現状よりも成長できる要素があると思っています。
ノウハウや役に立つ情報はもちろん大切だと思いますが、同時に、上記のような価値観を共有できるような発信もしていければと考えています!
いいなと思ったら応援しよう!
![浦中 宏典(Hironori Uranaka)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11932335/profile_6eacf8f191e146c0a850c0cc95c3a741.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)