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メイドインジャパンをもっとお客様に届けたい!Udemyを活用した社員教育でめざす、会社の理想の姿とは|新潟県糸魚川市の活用事例

新潟県糸魚川市では、企業のネットワークづくり・相互研鑽の場づくりである「糸魚川産業創造プラットフォーム」を2020年から官民連携で開始しました。

様々な企業が集まって互いの魅力を引き出し合い、協働するこのプラットフォームでは、Udemy Business(以下、Udemy)を取り入れた市内企業のDX推進・DX人材育成を実施しています。

今回は実際にUdemyを活用した糸魚川市の企業「株式会社美装いがらし」の皆さんに、オンライン学習で感じたメリットや、学びがどのように実務へとつながったかを伺いました。

【話し手】株式会社美装いがらし 五十嵐 昌樹 さん
     株式会社アオ(※)  綾部 健司 さん
                鳥羽 義和 さん

※株式会社美装いがらしが2012年に分社化

▼「糸魚川産業創造プラットフォーム」を紹介した記事はこちら▼


お客様視点のものづくりを実現するため、社員の育成に踏み出す

五十嵐:当社は糸魚川市に自社縫製工場を持つ衣料品メーカーです。
創業55年以上の歴史がある株式会社美装いがらしと、そこから2012年に分社化した株式会社アオの2社があり、品質にこだわったガーゼ服を製造・販売しています。
今回、株式会社アオのメンバーがUdemyを使った学びを実践しました。

当社は「糸魚川産業創造プラットフォーム」に参加していて、Udemyを使った社員教育の取り組みはその中で知りました。
アオではECを中心とした販売を行っていますが、お客様視点に立ったものづくりと販売を実現したいと考えたとき、社内にノウハウが少ないことが課題でした。
そこでマーケティングに携わる社員2人に声をかけ、Udemyで専門領域を深めたり、学び直したりして業務につなげようと考えました。

綾部:最初に「Udemyで学んでみないか」と声をかけてもらったとき、私自身もちょうど業務に関連する知識をつけたいと思っていたタイミングだったので、「ぜひやりたい」と答えました。
もともと自主的にウェビナーを受講したり書籍で学んだりしていて、Udemyではより実践に近い知識やスキルが身につくのではと期待して参加しました。

豊富な講座で効率的に学びの範囲を広げられるのがUdemyの魅力

五十嵐:アオは20名ほどの会社ですが、全国に社員が点在して働いています。
なかなか全員が集まる機会がないことと、それぞれが担当する業務も違うため、均一な学びを提供する部分で課題を感じていました。
その点、Udemyには豊富な講座があり、社員が学びたいと思う内容を自由に選べるのが良いと感じました。

情報が多様化する現在、新しい情報を見つけ出してキャッチアップする時間をどう作るかが課題となっています。
Udemyは最新情報に対応した講座があるため、短時間で凝縮した学びを得られるのは大きなメリットだと思います。

鳥羽:私は以前からUdemyを使った学習を個人的に進めていました。
それ以前はYouTubeなどでマーケティングの情報を得ていましたが、Udemyは体系化された形で学べるので無駄がありません。
また、糸魚川市の事業に参加したことにより、会社主導でUdemyを使えるようになったのはありがたいですね。

私は業務でマーケティング施策のリサーチを行う機会が多く、その基礎知識を学びたいという目的があったのですが、Udemyには他にもビジネス領域のベーシックな内容は一通りそろっています。
関連する分野を一緒に学ぶことができて、知識やスキルの習得が効率的になったと実感しています。

学びを活かし社内の新たなマーケティング施策がスタート

鳥羽:当社は今まで、マーケティング活動で定量アンケートや定性インタビューなどの一次調査が必要だと思いつつも、なかなかできずにいました。
しかし今回、Udemyで基礎を学んだことがきっかけで顧客マーケティング調査が実行できるようになりました。
今後も続けて顧客マーケティングの施策をいくつか取り組む予定を立てています。

Udemyの学びで便利なのは、時間を区切って学べる部分です。
私は業務時間内に学習時間を確保することが多いのですが、10分程度で区切ってスキマ時間を使えることと、1.75倍速や2倍速で受講することで時間短縮もできました。
圧縮して知識が身につく効率性はとても良い部分だと感じます。

▼鳥羽さんがマーケティング施策の参考にした講座はこちら▼

綾部:個人だけで学び続けるとモチベーションが低下しやすいものですが、Udemy Businessという学びのコミュニティに所属していることは大きな意味があると思います。
さらにUdemyは日常の中にあるスキマ時間を有効活用できるプラットフォームなので、その特徴と自分自身の学びのサイクルをうまく組み合わせられれば、可能性は無限大です。

AIなどの最新技術がどんどん出る中で、これからの時代はそれぞれの社員が学ばなければ業務の効率化や組織の成長は難しくなります。
私も引き続き学びながら実務に活かすための工夫を続けたいと思います。

Udemyをきっかけとして社内に学びの風土を広げたい

五十嵐:当社は「一枚のガーゼから新しいことに挑戦する」を会社の方針として掲げています。
それを実現するには、やはり人材育成が欠かせません。

現在、日本に流通するアパレル製品のうち、国産の生地を使い国内で縫製した服は全体の1%程度と言われています。
そんなメイドインジャパンにこだわり、販売・製造を一貫してやっているのは当社の強みですから、当社にしかできないものをお客様に届けるためにも社員の教育にはどんどん力を入れたいところです。

今後は全社員に学びの情報を展開する仕組みを構築し、部署に関わらず社員がフットワーク軽く知識・スキルの習得に踏み出せる環境を整えたいですね。
今は日々の学びをメールで全社へ共有していますが、より良い方法があれば積極的にチャレンジするつもりです。

鳥羽:社内にリソースがない知識について、離れた場所にいる社員が品質の差なく学べるのはUdemyの最大のメリットです。
私の業務範囲では徐々にUdemyの学びを活かし始めているので、次の段階としてはUdemyで得た知識をしっかり自分の中で腹落ちさせ、業務に必要な部分を他の社員にも伝えていくことを目指したいと思っています。

学んだことが業務に活用できたら、それだけで一つの成功事例になります。
そうすると学習時間がより充実しますし、また学ぼうという良いリズムが生まれますよね。

日々の業務が忙しい人こそ、学びと実践を繰り返しやすいので成長スピードは速いと考えます。
今後もUdemyで幅広い知識を得ながら社内のマーケティング施策に反映し、お客様と当社のつながりを深めることに役立てたいと思います。