ドイツでADHD治療する 目次
まず自己紹介します。うでじゃむといいます。
小学5年生の時に家庭の事情でドイツ移住して20年近く経ちました。
趣味は読書とRTA動画(ゲームの動画)をみることです。
飲食店サービス勤務です。
服薬メモのこします。診断はまだ仮、同時期に精神カウンセラーに通ってます。
服薬日記 目次
Elvanseという薬を飲むことになりました。
成分名はリスデキサンフェタミン
日本だとビバンセ
経過観察(リンクちょっと待って)
ところでADHDとは
注意欠如(Attention Deficit)・多動症
(Hyperactivity Disorder)の略。
ドイツ語はADHS(Aufmerksamkeitsdefizit/ Hyperaktivitätsstörung)。
原因は生まれ持った脳の発達特性と言われていますが、発症などまだ解明されていません。
ちなみに自閉症と症状が似ていてそもそも合併する人もいますが見分けがつきにくいです。他にもうつ病などを発症する人もいるらしいです。
例・人が話している途中に急に話し始めてしまう
ADHD→衝動性から
ASD(自閉症)→コミュニケーションが苦手で空気が読めないことから
発端
相方に「ADHDっぽくない?」と言われ、自分はもちろん家族にもチェックリスト項目が多く当てはまったのですが、最初は本気にしていませんでした。
高校生の時からチョコ依存気味で、板チョコバカ食いしては栄養の偏りやカフェイン過剰による集中不足の毎日。
「チョコさえ食べなければ・・・でもやめられない・・・」と嘆く毎日でした。
困りごとは全てチョコのせいだと思っていました。
ちなみにBMIも血液値も正常です。チョコ偏食についてはもうちょっとよく分かったら書きます。
2022年2月に旅行で食生活をリセットすることができたのをきっかけに、初めて1ヶ月の断チョコに成功。
思考力や集中力が上がったと感じているのにも関わらず仕事で同僚とうまくやれなかったり、情報過多で混乱を感じることが増え、あらためてADHD疑惑を思いだしました。
神経科を受診しました。
ドイツで神経科医をみつけるやり方
地域の神経科医”Neurologe”をググって探しました。
探して出てきた医者に一斉送信でメールを書きました。
5分でペッと送っちゃいました。
公的医療保険に入ってること、
ADHDかどうか調べる手段があるか?
また、Sprechstunde(予約なしで診察してもらえる営業日)があるか?
とざっくりききました。
十件おくったうち半分は「いまは診察枠に空きがない」と返事があり、
1件だけ予約の日程打診のメールでした。
家族にきいてもよく分からなかった
受診1回目、問診の時点で多動性はなさそうなことが判明。
というわけでADHD(注意欠乏・衝動性・多動症)ではなく、
ADD(注意欠乏・衝動性)の症状チェックリストを印刷してもらい、
家族にきいて6−10歳の時の自分に当てはまるか確認するよう宿題を出されました。
ついでにうつ病のチェックリストも。
また、成績表に書いてある教師のコメントから幼少期の情報を探るよう言われました。
結果次第で服薬か、精神科のカウンセリングかを選ぼうという予定でした。
というわけで自分の頭の中に小学校の記憶を探すのですが、これが曖昧でチェックリストがイマイチ当てはまらない。
成績表にある先生のコメントも
「ルールを遵守する」とか
「授業中に静かなのが改善の余地あり」とあり
(ドイツでは積極的に手を上げて発言しないといけない)
ADDぽくはないと言われました。
母親に聞いても、昔の私にあまり当てはまらないとのこと。
ただ、10歳の時にドイツ移住してからは当てはまる項目もあったよね、という意見が一致しました。
例えば授業中いつも絵を描いていて、悪目立ちしたこと。
急にADHDみたいな症状が出始めることってある?
ドイツ移住した時のカルチャーショックで対人恐怖症になったとか?
いままで問題に向き合うストレスが苦手で、
考えたことありませんでした。
知識不足で
「自閉症っぽくはないよな・・・」
「アスペルガーってなんだっけ・・・」
とか調べては混乱していました。
藁にもすがる思いで服薬開始
受診2回目で以上のチェックリストをお医者さんに見せたところ、親が気をつかって事実を脚色して伝えている可能性もあるけど、
10歳から症状が出始めることはADDでは無いと言われました。
そこで最近の6ヶ月間の成人用チェックリストをやったところ、こんどは注意欠如の項目がほぼ全て当てはまり、結局服薬を勧められました。
成分はリスデキサンフェタミンという、依存性の少ない覚醒剤のようなものらしく、
いつでも服用を止めることができるそうです。
子供にも処方されてるということであっさりガードを解きました。自分負担は€15 = 2000円ぐらいで1ヶ月分。
この時私はチョコをやめたのに解決しない仕事の問題にかなり焦りを感じていて、藁にもすがる思いで即薬局に行って処方箋と薬を交換してきました。
知識ゼロにも関わらず、正直かなり薬の効果に期待していました。
し、この薬が効いたら注意欠乏症である説が濃厚になるので、確かめたくてすぐ飲み始めました。
というわけでそんな日記です。
セカンドオピニオン
ところで同時期に精神カウンセラー探しで転々としている先で、ある精神カウンセラーの方に「MRTやらないの?」と言われたので、次回受診でMRTできるのか聞いてみようと思います。
この人は私のADD診断に疑問を持っていて、「自閉症もありえる」「今までたくさん周りの人に甘やかされたから、初めて責任感を持って家事や仕事をしている中で問題が出てきたんじゃないか」といろんな可能性を一緒に考えました。
1時間喋っただけなので答えはでませんでしたが、何もわからなかった時と比べてだいぶ安心しています。
そんな考え方の遷移も含めて記録していきたいと思います。
なにかみなさまのためになる情報をご提供できれば幸いです。
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