Quickerに入社してから約1年半が経ちました😊
Quickerで開発責任者をしている宇田川です。最近体脂肪率が3%ぐらい落ちて、久々に会った人からシュッとしました?って言われてちょっと調子に乗っています😊
早いことにQuickerに入社してから約1年半が経ちました。副業期間も含めると2年です。あっという間の2年だったなと思います。「ちょっと落ち着いたら入社エントリ書くぞー」と思っていたら、ありがたいことに落ち着くなんて事はなく、やっと入社エントリーを書いています。
今回は入社までと入社背景や入社後から最近まで、そしてこれからの話です。
過去の経歴等については下記をご覧ください。
社内メンバーからの愛に溢れる?他己紹介はこちら
渡邊との出会い
渡邊のnoteにもありますが、私と渡邊の出会いのきっかけはWantedlyのスカウトです。
1人目のエンジニアだし、CTOだし、元々知り合いだったんじゃないの?という感じでよく聞かれるんですが、「Wantedlyのスカウト」です!
WantedlyでCTOやりませんか的なメッセージが来て、「CTOをWantedlyで募集してて、大丈夫か…?」と思ったのを覚えています。当時、Findyの新規事業チームでFindy Team+(旧Findy Teams)を開発していて、新規事業の開発の進め方とかなら助けられるかもなーと思い、ちょっと話を聞いてみるかという感じでカジュアル面談しました。実際に話を聞いてみると創業時にフルタイムのエンジニアがいない or 副業メンバーのみで構成されているチームという創業メンバーにエンジニアがいない状態でした。上記の理由と渡邊がプロダクトを作ること自体が初めてで、エンジニアとどういうふうに進めたらいいのか分からないというのもあり、プロダクトが思ったよりも進まなくて困っているという感じでした。これなら少しは助けられるかもなーというのと、渡邊のインサイドセールスの業務理解の深さや不要な営業電話を無くしたいというところに興味を持ち、お試しで副業してみることにしました。
副業期間(2020/10〜2022/03)
副業で入ってみると、メンバーはいるが作りたいプロダクトの認識が揃っていなかったり、海外の競合プロダクトの機能をまるっと作ろうとしていたりと進め方で困っている感じでした。まず、作ろうとしているプロダクトはどんなことができるのか、どうやったら顧客に価値を感じてもらえるかを書き出し、そのために必要な最低限の機能を洗い出しました。渡邊さんに方向性が合っているか、機能は必要十分になっているか等を確認し、チームに共有し、仕切り直しました。
副業だったので稼働が夜とか土日になりがちなんですが、資料を作ったときに実家からの戻りの駅で資料内容をmeetで接続して聞いてくれるというスピード感ある対応で、「スタートアップだ…」となったのを覚えています。
その後、前々職の同期に助けてって言って副業で入ってもらったり、プロダクトを作ったり壊したりを繰り返していると渡邊から弊社へ来ない?という形でお声がけいただきました。
当時、新規事業チームのメンバーだったので正直、リリースまでやりきりたいなという気持ちもあり、今すぐは難しいなーというのが正直な気持ちでした。
ただ、渡邊の営業に対する実体験の話、営業を変えたいという思い、フルタイム一人で孤独にがんばっている姿を見ていて、助けになれたらと思ったのは覚えています。
そんなこんな?があって、4月に入社することになります。そんなこんなが気になる方はぜひカジュアル面談やランチ、サク飲みで話しましょう!
Quickerへの入社理由
日頃から「よりおもしろい誰も経験したことのない人生を歩みたい。人生1度なので何事も経験、未知のものを経験してみたい」と思っているので、それが入社理由でもあるのですが、なかなか入社理由をしっかり書く機会もないので、改めて整理してみました。
主体的にプロダクトづくりに関わり、顧客に価値を提供したい
この軸は新卒で入った会社のときからずっと変わっていないのですが、職場や職種は変われど顧客に価値あるサービスを提供し続けたいと思っています。2人目のメンバーというのもあり、価値提供サイクルの速さや価値の大きさに自分が主体となって影響を与えられそうと思ったのも入社の意思決定をした理由です。新卒で入った会社が未上場(30人ぐらい)からの上場(数百人規模)、2社目がスタートアップ(5人)からシリーズC(現在150人くらい?)でQuicker(2人目)という感じなので、自分でわちゃわちゃやっている感が強いところに移っているんだなと改めて思いました。まだわちゃわちゃやっているので、わちゃわちゃが好きな人はぜひ!
未経験の場所に飛び込み、予想できない未来にかけたい
難しい選択を迫られたときは、「ワクワクするか、チャレンジングか、死ぬときに後悔しないか」を軸に選ぶようにしています。前職がFindyというスタートアップだったのもあり、それなりにワクワクするのとチャレンジングな環境ではあったので、誘われたタイミングでどこまでリスクをとるか、チャレンジするのかというは結構迷いました。ただ、当時30歳という年齢のこともあり、「同じチャンスがもう一度来るのか?年齢を重ねたときに同じチャンスが来て本当にそこに飛び込む勇気が持てるか?」ということを考えたときに、ここで入社しないと「あそこで挑戦しとけばよかったな…」というような形で人生の終わりぐらいに後悔するんじゃないかと思い、飛び込む決意をしました。正直、「Webエンジニアだし、どうしようもなくなったとしてもどうにかなるでしょ」と思っていたのもあります笑
また、自分の未来を考えたときに「今のまま、いちWebエンジニアを続けた先に予想ができないような成長はあるのか」が気になりました。技術的にはもちろん成長するとは思うのですが、爆発的というか非連続というか予想できないような成長みたいなことを実現したいと思ったときに、言い訳できない環境に身をおきたかったというのもあります。
渡邊の創業の想いや顧客に対する向き合い方に惹かれた
渡邊のnoteにたくさん書いてあるので創業の想いはそちらをみていただければと思いますが、私は謎の営業電話を受ける側だったので、「これ、誰が幸せになっているんだ?」と思っていたり、前々職でも「○○という会社から電話がかかってきても繋がないようにしてくれ」というようなブラックリスト化が発生していたりと電話営業の「不」と「闇」の一部を見てきたというのもQuickerに入社した理由でもあります。そもそも相手の都合を考えず、なんの目的かも分からない電話をしてきたり、メールで詳細を送ってくれと言っても電話じゃないと説明できないという旨を伝えられたりという体験が個人として本当に嫌で、変な営業電話、本当に無くならないかなと思っています。
上記とは別で渡邊には、営業をやってきたからなのか、渡邊自身がとても良い人だからなのか、人を引きつける魅力?があるからなのかはわからないですが、素敵な顧客を見つけてくる才能のようなものがあると思っています。副業期間にもお昼休みを使ったりして顧客のヒアリングに同席したりしていたのですが、ヒアリングする顧客全てが協力的で、機能を共有したらすぐに使ってくれて真摯なフィードバックをくれるような方々で、今でも同じ関係を築き続けられているのは大変ありがたいことです。またこういった顧客へのひとつひとつの対応や機能を考える上での議論でも、渡邊の「顧客の課題や苦しみをどうにか解決できないか」という思いを感じることが多かったです。起業家というのはそういうものなのかもしれないですが、こういう「思い」を持った人のすぐ近くで働けるというのはつらいときに踏ん張れるだろうなと思い、入社を決めたのを覚えています。
入社してからプレシリーズA調達まで
上記の理由もあり、入社することになるのですが、入社してからの当面の目標は渡邊が集めてきてくれた顧客になるべく早くβ版のプロダクトを提供することでした。
この時期はずっとドタバタしていて、あっという間だったのを覚えています。
とにかくお金が無くて人を採用できないので、今あるリソースで「とりあえず動くものを作るぞ」という感じでした。なんか、ずっと開発してた記憶しかないです。当時雑に作ったものが未だに残っていたりして、「誰だこれやったの…?!」と調べて「自分だった…😂」みたいなことがあり、悲しくなりますね。立ち止まるわけにはいかないという危機感だけで動いていたので、完全に気合いによるプロダクト開発でした。新規事業のチームというかリリース前のプロダクト開発チームで働くのはこれで3回目だったんですが、お金と時間に関する不安と自分が動かないとなにも前に進まない状態は以前と全く違うもので、スタートアップをなめていたというか想像以上にしんどかったなと振り返って思います。
その後、お客様やメンバー含めて色々な方々のご協力あって、β版がなんとかリリースできるんですが、プレシリーズA調達という一大イベントがやってきます。
「プロダクトを使ってくれて喜んでくれる顧客もいるので、なんとかなる…?」という気持ちだったんですが、まぁ思ったようにはうまくはいかず。一時期は、ここまでに調達できないと本当に給与が払えなくなるという話を2、3日に1回はしていた気がします。渡邊は「調達は断られるものだし、思ったようにはうまくいかないよ」と言いつつ、VCとの打ち合わせが終わると「いけた気がする!」と言って、結果うまくいかなかったときはちゃんと落ち込んだりしてました笑 私は私でいきなりVCとのMTGが組まれるので必死に想定質問集と回答を作ったのを覚えています。プレッシャーがすごかったです。私が出た打ち合わせの後に断られたときは結構へこみましたね...
Incubate Campの参加・準優勝をきっかけに、ジャフコ様とXTech Ventures様から出資いただくことができました。本当に良かったです。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
調達〜最近まで
調達後、安堵と共に採用とプロダクトをがんばらねばという感じでした。調達までは「お金が無くて採用できない」という状況だったので、調達できたし、採用によってプロダクト開発のスピードを上げるぞと意気込んでいました。
まず採用なんですが、渡邊がビジネスチームの採用、私は開発チームの採用を担当しました。直近の開発のために業務委託メンバーを、中長期の会社の成長のために正社員メンバーをという感じで採用を一気にスタートしました。ビジネスの方は岸本さん(bizdev)は4月、名畑さん(PdM)にも11月に入社いただくという形で順調でしたが、エンジニアの方は苦戦していました。
前職でエンジニア採用のサービスを開発はしていたものの、自社のWebエンジニアの採用をゼロから設計したことはなく、募集要項や採用基準、選考内容を決めたりと分からないことだらけでした。幸いにも副業で関わってくれているエンジニアメンバーが、採用の設計や面接までの経験があったため、なんとか前に進めることができました。この時に面接での基準や選考内容をしっかり決めておいたことは今でもよかったと思っています。なんとなく良さそうという印象での採用ではなく予め定めた基準によるジャッジができ、それによって振り返りや改善もできるようになったので、時間はかかりましたが投資した価値があったなと思います。
その後、業務委託・副業の方はなんとか採用がうまくいき、今でも活躍してくださっている方が複数名いる状態で嬉しい限りです。ただ、正社員メンバーの方は希望が見えているものの、まだがんばらねばという感じなので引き続きしっかりやっていこうという感じです。
プロダクトの方は、調達が決まった後、プロダクトの肝となる予約機能やコールバック機能をリリースしたり、なんとか前進させることができました。
ただ、調達前の「リリース優先!」によって犠牲にした設計が負債化し、開発を鈍化させていたり、テストへの投資を後回しにしたことでQAが肥大化し、リリースに時間がかかるようになってしまったりと、負債に苦しめられた半年でした。ここらへんは開発チームの振り返り記事を見ていただければと思います。
こういったバランスを上手く取るのは難しいなと思いつつ、もう少し投資すべきだったなという後悔もあります。今後の開発に活かしたいですね。
最後に
改めて、もう2年経ったんだなという気持ちです。
きついこともたくさんありますが、良い機能を作ってお客さまが喜んでくれたり、驚いてくれたときは本当に幸せで、Quickerに入ってよかったなと思えます。
今いるメンバーも新しく入るメンバーともそういった喜びを分かちあいつつ、顧客の課題を必死に解決していけたらと思います。
ぜひ一緒に顧客の課題をプロダクトの力で解決したい、価値を作り上げたい人は話しましょう!
2022年は思ったよりも会社を成長させられなかったので、来年は私自身も強くなり、より強いチームを作り、事業・会社をより一層成長させたいと思います。
関わってくださっている皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
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