とまらぬ男、猫さん〜始まりの桜
はじめまして、境界知能のべすとトゥレット障害の主人ねこさんのことを楽しく書いたり、描いたりしています。
夫婦はなんと14才離れています(今だとあまり驚かない方が多いと想いますが、当時はロリコン!だのヒモ!だのまわりの方に言われたことがあったらしい)
出会いはかつて繁栄していたmixi、私が彼を楽しそうな人だな〜と思い、友達登録したことから始まりました。
新宿で待ち合わせし、デートを重ね、居酒屋でプロポーズされました。
『そこら辺の男より俺は幸せにしてあげる』
(ごめん、あとは記憶が、、笑)など言われほんの少しだけメロメロになっていたかもしれない(笑)
初めて会った第一印象はおとなしく真面目そう、何回もデートしていくうちに楽しく話題豊富な人に変わりました。私が自称オタクなのに対し彼は今でいうところのオタクガチ勢。
キン消し、音楽の話、科学的な話、私の知らない昭和の話など話題は尽きません。
当時私は埼玉の奥地に住んでいたこともあり、帰る時間になると私は『漫画喫茶泊まるから大丈夫!』と彼に伝えましたが、彼はほぼNO。
そこから埼玉の祖母のうちに帰るか、猫さんの実家にお忍びで泊まるか(・_・;)(๑´∀`๑)
そこから新宿から猫さんちにお泊り〜に流れることもあり、ラブラブカップル度は増したのです。(おつきあいは私が3人目らしい)
ときは流れ、私は多摩市に住むことになりました。まわりからは『たぬきがでる』だの『何もない田舎』だの散々な言われようでしたが、『多摩市はいいからさー、住むといいぞー』と相方ねこさんから猛烈アプローチを受け引っ越すことに。
彼は私の祖母宅までトラクターで迎えに来てくれ、首都高を『地獄のドライブだよ〜』と彼は言いながらも安全に楽しくドライブしつつ、おしゃれな音楽をiPodでかけながら、爽やかに?多摩市に到着。
到着するやいなや、くしゃみがとまらぬ、、
そうついてしまったのです、住処に。
ばぁーとふいたり、凪いだ風の中ではらはらと落ちる桜。
相変わらず、くしゃみがとまらぬ私でしたが、まるで桃源郷のように私を大歓迎してくれたようでした。
ここに私は住むのだなあ。彼と手をつなぎながら桜を見、私自身もまた風景になってしまう。
美しい風景がフィルムのようにとぎれ、私はその日からひとり暮らし1日目となりました。
当時、彼が仕事終わりにチャーハンとサラダをおいてくれて、通い彼してくれて(当時は手紙付きで冷蔵庫に入っていました)
私はだいたいサラダを食べ忘れて、ねこさんはガッカリしておりました。
ひとり暮らし1日目はとりあえず納豆パスタにしました。
測り方がわからず、全部鍋に投入し、納豆を開け、適当に醤油をかけ味を整える。
(よくわからんし、食べれればこれでいいだろ、、と当時は思った)
がんばったので、相方のねこさんに当時のガラパコス携帯で写真つきメールを送る。
特別な返事はなく(相方ねこさんいわく『なんだこれ?(^_^;)』だったらしい)
何を思ったのか、彼の押しかけ女房的な性格なのか、、、
私のうちの冷蔵庫によく夕飯を用意して置いてくれることが多くなりました。
ここから同棲に至るまで長くないお話し。
私の一途で優しく、おかん気質な優しいねこさんとの蜜月?(笑)が始まります。
それはまた別の話にて、、