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DIGGIN' 阿川泰子 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.10.16
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いします。
MURO:よろしくお願いします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、もう10月16日ということで。
全く関係ないですけど、僕がやっているNITROのグループ(ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド)のSUIKENが誕生日っていう。
MURO:おめでとうございます。SUIKENでやればよかったね。
MACKA-CHIN:あっははは(笑)まず、この番組のリスナーさんにお知らせがあるんですが、去年に続いて、以前の放送でも、この番組で11月に何かやるかも、みたいなことをお伝えしたんですけど。11月に久々に番組の公開収録とイベントを開催します。
11月3日の日曜日、文化の日なんですけど、最近はレコードの日と言われてまして、夜8時から東京新丸ビル7階の、我らが丸の内ハウス。そこでエントランスフリーでイベントと公開収録をやるので、皆さん、どんどん遊びに来てください、ということで。
MURO:来てください!
MACKA-CHIN:さらに、レコードショップとかも、ライブラリーのスペースとかでどんどんやれたりとかして。
レコードディールだったり、新しい音楽と出会って、ご飯と楽しいお酒と、みたいな感じで、空間ごと楽しんでいただければと思うんで。
MURO:夜景もきれいですからね。東京駅の夜の、夜景が素晴らしい。
MACKA-CHIN:そう。目の前だからねえ。
MURO:素晴らしいですからね。
MACKA-CHIN:ねえ。ぜひ、MUROさんの選曲と一緒に、楽しみに遊びに来ていただければと思います。ということで、MURO君、さっそく今夜のテーマをお願いします。
MURO:はい。10月16日水曜日、阿川泰子さん誕生日ということで。
MACKA-CHIN:おお~。まさに。
MURO:はい。ミックスしたいと思います。
MACKA-CHIN:良いですねえ。みなさん、やっぱ阿川泰子さんってご存知かなあ?なんて思うんですけど。音楽やってる人たちは、すごく阿川泰子さんに親近感があったりもするんですけど。
ここで、ディレクターが用意してくれた紙資料を皆さんにもお伝えしようと思うんですけど。
1951年10月16日、鎌倉生まれ。で、文学座、演劇研究所にて演劇を学び、女優として東宝映画「華麗なる一族」「青春の門」テレビドラマ「太陽にほえろ」「ウルトラマンレオ」などに出演。その女優時代にジャズ・クラリネットの鈴木章治さんを紹介され、ジャズボーカリストの道を歩み始め、キャリアをスタート。ということは、やっぱ女優スタートですね。
僕はジャズミュージシャンなイメージがあるんですけど、実は女優さんから始まってて、1978年にソロデビューし、著名ミュージシャンとセッションを行なう。1981年には自らのバックバンド「フラミンゴ・ビッグ・バンド」を結成。
スタンダードな曲を現代的なアレンジで歌うコンセプトが受け、その声質から「シュガー・ボイス」と呼ばれ、曲のCM起用や自らも出演することで、ジャズ・ボーカルの分野でアイドル的な人気を獲得。
デビューアルバムから6枚が累計90万枚売れて、当時のジャズブームを作った一人と称されました、ということなんですが。もう90万枚売ってるってすごいし。
MURO:すごい。
MACKA-CHIN:やっぱりジャズでここまで持ってくってすごいですよね。
僕はDJとか音楽をやって、例えばジャズで日本人ので思いつくのは、やっぱさっきもMURO君に、「ロサンゼルスに住んでる人、なんだっけ?」みたいな。
笠井紀美子さんとか。
MURO:そうですねえ。
MACKA-CHIN:あと、和モノの流れで、秋本奈緒美さんがけっこうジャズのアルバムで。
MURO:はい。そうですね。同じレーベルから出されてますもんね。INVITATION(インビテーション)。
MACKA-CHIN:あ、そうか。INVITATIONね。
今回は、この阿川泰子さんということなんですけど。MUROさん、阿川泰子さんとかは?
MURO:近いとこだと、去年、INVITATIONの、それこそレーベルのコンピレーションミックスをやらせていただいた時に、「L.A.Night」を東京レコードから7インチを切らしてもらったり。
MACKA-CHIN:うん。出てた、出てた。
MURO:Miss A名義で出てた「Lover's Rock(*正確には『Dancing Lovers' Nite』(LP)のようです)」のアルバムから、Smokey Robinsonのカバーで「Ooo Baby Baby」とか。「You Bring The Sun Out」の7インチも切らしてもらったりとか。
MACKA-CHIN:そうだ。東京レコードからね。MUROさんがやられているレーベルから、実際に7インチカットされてっていうことですよね。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:そっか。そのぐらい、DJとして現場しかり、家で聴くにしかり、阿川泰子さんは、ほんと重要人物ということで。
MURO:そうですね。英語詞なんで、海外の楽曲と一緒に並べてかけやすいっていうことはありますね。
MACKA-CHIN:なるほど、なるほど。了解です。じゃあMUROさん、さっそく準備していただいてよろしいですか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:今年で68歳ということですから、僕ら世代だったり、若い人たちにはちょっと縁がないというか、あんまり知らない人も多いかもしれないですけどね。
楽曲含めて、本当に素晴らしいんで、今日はMUROさんの選曲で、この阿川泰子さんを知るには良い機会じゃないかなと思うので、ぜひ皆さん、30分、音の旅をお楽しみください。
ということで、MUROさん、準備はよろしいでしょうか。では、そろそろ行ってみたいと思います。2019年10月16日、今日は阿川泰子さんの誕生日ということで、『DIGGIN’ 阿川泰子』お願いします!
ソングリスト
1. What A Woman Feels Inside
2. Blue
3. L.A. Night (Previously Unreleased Extended Version)
4. The Music (Is The Way I Live)
5. It's My House
6. New York Afternoon
7. Zanzibar
8. Skindo Le-Le
9. Voo Doo
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまでは阿川泰子さんの誕生日スペシャルということで、『DIGGIN’ 阿川泰子』でお送りしているわけですが。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:いやあ、もうMURO君。もう聴けば聴くほど、阿川泰子さんに、もうホの字です。
MURO:良いですよねえ。
MACKA-CHIN:惚れちゃうわあ。「ほれてまうやろ~」って感じですけど(笑)本当に楽曲も、例えば、今かかってるこの曲とか。
MURO:ねえ。青春でしょ。
MACKA-CHIN:もろ青春です。
MURO:(笑)
MACKA-CHIN:YELLOWとかに通ってた頃に、UFOの人たちがジャズ推しな時代があったり。まあアシッドジャズとか。
MURO:そうですね。
MACKA-CHIN:ロンドンで流行って。このViva Brasil(ヴィヴァ・ブラジル)のカバーを阿川泰子さんがやってるっていうのは、俺、MURO君から教わって。確か、この日本盤、僕も買ったんですけど。
MURO:いやあ、懐かしいですね。
MACKA-CHIN:はい。いやあ、もうめっちゃ楽しいですね。今日かけていただいた曲を、いつものように深堀りしていければと思うんですけど。
例えば、「L.A. Night」なんていうのは、東京レコード、MUROさんのレーベルから出されている楽曲でもあるんですけど、いつも、飯何倍もいけるなんて言ってるディレクターのJunyaが、まさに「今日はマティーニが」なんて言ってましたけども(笑)
MURO:言ってたね(笑)
MACKA-CHIN:もうほんと、アーバンな感じだし、今聴いても、ほんと古さを感じないし。
MURO:そうですね。
MACKA-CHIN:なんだろうな。
MURO:海外によく買い付けに行ってた時は、よくトレードで『「L.A. Night」買ってきてよ』と、もう随分言われましたね。90年代は。
MACKA-CHIN:ああ、向こうにね。これを持っていくっていうことよね。
MURO:そうですよね。
MACKA-CHIN:いやあ、ほんと世界に通用するアーティストかななんて。
MURO:イギリス盤もBluebirdっていうレーベルでたしか出てたと思いますね。
MACKA-CHIN:まじ~!?超オタク。すごいそれ~!このヴィヴァ・ブラジルと一緒に阿川泰子さんはコンサートで82年かな、森爺が持ってきたレコードにも、特別にポスターが付いてて、そこに書いてあったんですけど、ヴィヴァ・ブラジルと日本ツアーやってるとか。これも行きたかったなあ~。
MURO:うん、行きたかったですねえ。
MACKA-CHIN:ねえ。ヴィヴァ・ブラジルの「Skindo-Le-Le」このアルバムめっちゃ高いんだもん。
MURO:ねえ。
MACKA-CHIN:そう。CDは持ってるんですけどねえ。
MURO:ご本人ともやられてるんですねえ。素晴らしい。
MACKA-CHIN:うん。あと、「It's My House」は、MUROさんも言ってたダイアナ・ロスのカバー。
MURO:はい。ダイアナ・ロスのバージョンをよくCAPTAIN VINYLではかけますね。
MACKA-CHIN:マネジャーのおちさんも、「CAPTAIN VINYLみたいな感じで~」みたいな。もう踊る寸前でしたけどね。
MURO:そうですね。よくかけます。
MACKA-CHIN:あと、このヴィヴァ・ブラジルの流れで、セルジオ・メンデスさんが。
MURO:はい。プロデュースのアルバム。
MACKA-CHIN:全曲やってるっていうのもあって、これ見たことないなと思って。
MURO:うん。これわりと珍しいかもしれないですね。
MACKA-CHIN:しかも、よく見たら、88年だから、ちょうどCDに変わる頃で。
MURO:なるほど、なるほど。
MACKA-CHIN:ちょうど88、89はレア盤って言われてるんですけど。
MURO:なるほど。
MACKA-CHIN:たぶんこれ、あんまりもしかしたら。
MURO:枚数がないのかもしれないですね。
MACKA-CHIN:MURO君、そういうのペロッと持ってるからなあ。
MURO:いやいやいや(笑)
MACKA-CHIN:(笑)でも、女優さんがこうやって音楽をやるっていうのは、よくあるパターンかもしれないけど、逆に、このプロデューサーさんとかが、バックミュージシャンも外国の方だし。
けっこうお金かけて、色々やったんじゃないかなあ、と思うけどねえ。
MURO:当時ですからねえ。
MACKA-CHIN:来年、東京オリンピックもあるしね。
こういう日本人のすごいところっていうのを、もっともっと世界に届けられたら最高だなと思うし。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:MURO君も世界各国、お忙しいと思いますけどね。
MURO:はい。掘り続けたいと思いまーす。
MACKA-CHIN:掘り続けていただいて、皆さんも追いかけ続けていただいて、ちょっと音楽の旅をより一層楽しくしていただければと思います。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:ということで、冒頭にも言いましたけど、11月3日に、我らがこのKING OF DIGGIN’のイベントもやるし、公開収録もやるし、丸の内ハウスにぜひ皆さん、遊びに来ていただいて。
MURO:来てください。
MACKA-CHIN:今日かけた楽曲は、いつも通りインスタグラムとかでMUROさん自身がアップしてくれてるんで、そっちのほうもチェックしていただいて。
MURO:はい。チェックしてください。
MACKA-CHIN:ジャケット、ほんと素晴らしいんで。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:僕はもう阿川泰子さんにどっぷりです!ということで、ここまではMACKA-CHIN:と。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:また来週~。
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