DIGGIN' 平成 90's RAP 編(7inch Only) 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.4.10
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINでーす。
MURO:MUROでーす。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いしまーす。
MURO:よろしくお願いしまーす。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、もういよいよ4月も順調に。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:はい。時が流れていき。
MURO:流れていきまして。
MACKA-CHIN:ねえ。まさかの、今週末が。RECORD STORE DAY(レコードストアデイ)っていう。
MURO:来ましたねえ。
MACKA-CHIN:タイミング良く、週末を迎えるわけですけど。
MURO:はい。良いですねえ。
MACKA-CHIN:RECORD STORE DAYというのが、僕ら的にはすごく定着している感じがあるんですけど、このラジオを聴いてる皆さんとか、それこそ「レコード、レコードってうるせえよ」って思うかもしれないけど、元々音楽はね、僕たち的にはレコード、みたいな感じで。
MURO:うん。世代ですからね。
MACKA-CHIN:ねえ。やっぱり、貸しレコード屋さんとかもあったし。
MURO:うん。レコードで育ってますからね。
MACKA-CHIN:そうですよね。
MURO:(レコードで)育った世代なんでね。
MACKA-CHIN:『音楽かけて』っていうよりは気軽に『レコードかけて』みたいな言い方もしてたと思うんですけど。
MURO:うんうん。
MACKA-CHIN:それを見直していくっていうか、盛り上げるという事で、番組のディレクターが用意してくれた情報があるんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:今週末、4月13日はRECORD STORE DAYということで、レコードストアデイ何だっぺ?っていうところで、その名の通り、レコードストアの文化を祝い、宣伝し、独立した小売店舗を活性化し。ここ大事だよね。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:大きなお店じゃなくて、ちっちゃい街のレコード屋さんも一緒に賑わっていこうよと。それで、フィジカルメディア(レコードとCDなど)を手にする喜びや音楽の楽しさを共有する、年に一度の祭典。
MURO:祭典。
MACKA-CHIN:2008年4月19日に始まり(キックオフし)、以降、毎年4月の第三土曜日に開催。現在ではアメリカをはじめ、世界23ヶ国で数百を数えるレコードショップが参加を表明しています、と。
このタイミングに合わせて、数多くのアーティストが一体となり、貴重なRECORD STORE DAY限定盤のアナログレコードやグッズなどのリリースをおこなっている他、世界各地で様々なイベントが開催されています、ということなんですけど。やっぱりMUROさんもこのRECORD STORE DAYにちなんでというか、このタイミングで何かやっぱりリリースが。
MURO:ですね。毎年リリースさせてもらったりとか。
MACKA-CHIN:そうですよね。
MURO:あと、レコード屋さんのインストアですか。で、DJさせていただいたりとかしてますね。
MACKA-CHIN:うんうん。要は靴履いて、街に出て、レコード屋に来てよと。
そこで何か、たまたま出会った音楽に心が奪われて帰ってよ、みたいなところもあるし、お店のなかで、今こうやって、ラジオでDJやられたりとか。
あと、なんだろうな。セールとかもするのかね。あるいは、過去の名盤をレコードに、あえてCDとかデータじゃなくてレコードにして再発みたいな感じでやられてて。
僕ら的にはすごく馴染みのある感じだけど、MUROさんにとっては一年中RECORD STORE DAYで間違いないですか?(笑)
MURO:(笑)まあ、そうね。(笑)間違いないです。
MACKA-CHIN:ねえ。毎日行ってるもんね。
MURO:ですね(笑)
MACKA-CHIN:そうですよね。このタイミングで、MUROさんもリリースは?
MURO:今年もリリースさせてもらうんですが、ブラジルのLucas Arruda(ルーカス・アルーダ)っていう大好きなアーティストで、この番組でも2回ぐらいかけてるんですよね。
第41回(2019.1.9):DIGGIN' Brazil(ブラジル)
第6回(2018.5.12):近年買ったレコード
MACKA-CHIN:そうですよね。うんうん。
MURO:はい。彼のLeon Ware(リオン・ウェア)とやってる曲を7inchにさせてもらって、初めてのダブルパック(SOLAR EP EDITED & SELECTED BY MURO)で、HMVさんとやっていただきました。
MACKA-CHIN:ダブルネームで、二枚組で。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:MUROさんのエディットバージョンで、Lucas Arrudaの作品が出るということですよね。
MURO:間違いないです。
MACKA-CHIN:ちなみに、私ごとで申し訳ないんですが、僕も、同世代のドラムンベースのDJの奴とベースミュージックの奴と3人で組んでるZEN RYDAZ(ゼンライダーズ)っていう、ワールドミュージックを底上げして、なるべくクラブでも民族音楽はかけれるようなジャンルを作りたいと思って。
MURO:おお、良いですね。
MACKA-CHIN:そういうグループをやってて、その作品も、ちょうどこの4月13日に、東洋化成さんのレーベルから作品が出るという。
MURO:ああ、すごいタイミングですね。気になる。
MACKA-CHIN:いやあ、ねえ。ちょっと後で紹介できればと思うんですけど。まあ、そんな感じで、相変わらず、レコード大好きな僕らなんですが。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:はい。さっそく今夜のテーマをお伺いしたいんですけど。
MURO:はい。今夜は「DIGGIN' 平成」。
MACKA-CHIN:「DIGGIN' 平成」。うんうん。
MURO:振り返ると、やっぱ90年代、2000年代、2010年代、いろいろありますけど、今回90年代。一番自分が影響を受けたところって考えると、やっぱRap、ヒップホップなのかなっていうのを。
MACKA-CHIN:あら、ついに。
MURO:はい。振り返り出しちゃうと、果てしないので、ちょっと7inchの棚だけを見て、7inchで今日はミックスできたらなって思います。
MACKA-CHIN:お、お、お。要は、もう今月でね、本当にね、平成が終わってしまうからね。
MURO:そう。
MACKA-CHIN:そこを振り返るっていうところも踏まえて。ちょっと調べたら、でもその平成元年、やっぱ1989年ということで、僕は中2、中3ぐらい。MUROさんは?
MURO:僕、19です。
MACKA-CHIN:19歳?
MURO:はい。20歳手前。
MACKA-CHIN:じゃあ、もうほんとに、学校辞めて、俺は自由だ~!みたいな。もうほんとに何でも吸収できる時ですし。
MURO:そうですね。
MACKA-CHIN:平成の音楽はたぶん、体に入ってきてるっていうところで、まさにRapを。
MURO:はい。ついに。
MACKA-CHIN:これはね、ほんとにツイッターでも、みんなぜひRapのセット聴きたいみたいなことは、ほんとたくさんいただいてて。
MURO:あ、うれしい。
MACKA-CHIN:もうヘビーリスナーの人は、もう今頃、ぶち上がってるんじゃないかと思うんで。じゃあさっそくMUROさん、準備していただいてよろしいですか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:お~、ついに来た。しかもこれ、また7inchセットっていう。
MURO:そうですね。ちょっとノイズが聞き苦しい時もあるかもしれないですが。
MACKA-CHIN:いやいや、いやいや。そこが、そこがまたレコードの良いところですし。はい。じゃあ、さっそく行ってみたいと思います。2019年4月10日、MURO Presents KING OF DIGGIN’ 今日のテーマは「DIGGIN' 平成」の中から「Rap 7inch 編」です。
お願いしまーす。
ソングリスト
1. Welcome To The Terrordome / Public Enemy
2. Party Groove / Showbiz & A.G.
3. The Phuncky Feel One / Cypress Hill
4. Soul Clap / Showbiz & A.G.
5. Keep It Flowing / Lord Finesse & Mike Smooth
6. Keep It Going Now(Hardcore Remix) / Rob Base & E-Z Rock
7. I’m Housin / EPMD
8. Promo No. 2 / Jungle Brothers
9. Mama Gave Birthday To The Children / Queen Latifah ft. De La Soul
10. Dance For Me / Queen Latifah
11. Raw / Big Daddy Kane
12. Warm It Up, Kane / Big Daddy Kane
13. Set It Off (Inst) / Big Daddy Kane
※ 動画は7inch Verではない事を先にお詫びいたします。
Welcome To The Terrordome / Public Enemy(パブリック・エナミー)
Title:Welcome To The Terrordome
Album Title:Fear Of A Black Planet
Artist:Public Enemy
Label:Def Jam
Producer:Carl Ryder, Eric Sadler, Hank Shocklee, Keith Shocklee
Release:1980
Party Groove / Showbiz & A.G.(ショウビズ・アンド・エー・ジー)
Title:Party Groove
Album Title:Runaway Slave
Artist:Showbiz & A.G.
Label: Payday(7inchはUniversal Music)
Producer:Showbiz
Release:1992
※2018 RECORD STORE DAY リリースしたレコード。
The Phuncky Feel One / Cypress Hill(サイプレス・ヒル)
Title:The Phuncky Feel One
Album Title:Cypress Hill
Artist:Cypress Hill
Label:Ruffhouse Records
Producer:D.J. Muggs
Release:1991
Soul Clap / Showbiz & A.G.(ショウビズ・アンド・エー・ジー)
Title:Soul Clap
Album Title:Runaway Slave
Artist:Showbiz & A.G.
Label:1992
Producer:Showbiz
Release:1992
Keep It Flowing / Lord Finesse & DJ Mike Smooth(ロード・フィネス & DJ マイク・スムース)
Title:Keep It Flowing
Album Title:Funky Technician
Artist:Lord Finesse & DJ Mike Smooth
Label:Wild Pitch
Producer:Diamond D
Release:1990
Keep It Going Now(Hardcore Remix) / Rob Base & E-Z Rock(ロブ・ベース & EZロック)
Title:Keep It Going Now(Hardcore Remix)
Artist:Rob Base & E-Z Rock
Label:Profile Records
Producer:Rob Base, William Hamilton
Release:1988
I’m Housin / EPMD(イーピーエムディー)
Title:I’m Housin
Album Title:Strictly Business
Artist:EPMD
Label:Strictly Business(7inchは Sleeping Bag Records)
Producer:EPMD
Release:1988
Promo No. 2 / Jungle Brothers(ジャングル・ブラザーズ)
Title:Promo No. 2
Album Title:Done by the Forces of Nature
Artist:Jungle Brothers
Label:Warner Bros.(7inchはEternal)
Producer:DJ Red Alert
Release:1989
Mama Gave Birthday To The Children / Queen Latifah ft. De La Soul(クィーン・ラティファ ft. デ・ラ・ソウル)
Title:Mama Gave Birthday To The Children
Album Title:All Hail The Queen
Artist:Queen Latifah ft. De La Soul
Label:Tommy Boy
Producer:Prince Paul
Release:1989
Dance For Me/ Queen Latifah(クィーン・ラティファ)
Title:Dance For Me
Album Title:All Hail The Queen
Artist:Queen Latifah
Label:Tommy Boy
Producer:The 45 King
Release:1989
Raw / Big Daddy Kane(ビッグ・ダディ・ケイン)
Title:Raw
Album Title:Colors
Artist:Big Daddy Kane
Label:Warner Bros. (7inchはCold Chillin')
Producer:Marley Marl
Release:1988
Warm It Up, Kane / Big Daddy Kane(ビッグ・ダディ・ケイン)
Title:Warm It Up, Kane
Album Title:It's A Big Daddy Thing
Artist:Big Daddy Kane
Label:Cold Chillin'
Producer:Big Daddy Kane
Release:1989
Set It Off (Inst) / Big Daddy Kane(ビッグ・ダディ・ケイン)
Title:Set It Off (Inst)
Album Title:Long Live The Kane
Artist:Big Daddy Kane
Label:Cold Chillin'
Producer:Marley Marl
Release:1988
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまでは、今日は「DIGGIN' 平成」特に「Rap編 7inch only」ということで、MURO君にやってもらってるんですけど。
もう、このまま聴いていたい。僕が入ってくのが申し訳ないぐらい。
MURO:いやあ。
MACKA-CHIN:いや、めちゃアツくなってきちゃって。
MURO:汗だくになっちゃいますね。
MACKA-CHIN:汗だくになるし、もうほんとに、今週末(4/13)のレコードストアデイを迎えるという感じで、もうなんて言うの。
MURO:ちょっと意気込みを。
MACKA-CHIN:もう意気込みがすごい伝わるし。
MURO:(笑)Rapミックスで。
MACKA-CHIN:ほんとに、MURO君のRapのDJで僕は育ってきてるんで。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:ほんとに、全曲知ってるし、サイドマイクもラジオだけど、やりたいぐらいな感じになりました。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:ほんっとに素晴らしいですね。特に、いつもこのラジオ番組は、向こう側のPA側っていうかね、卓側、ミキサー側のほうで色々、色んな人が来てくれるんだけど。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:今日も相変わらず、男祭りなんですけど。レコーディングの堀さんとかね。
番頭の森ジイとか。年配の人たちも、完全に首を振ってたんじゃないかと。
MURO:ああ、嬉しいですね。
MACKA-CHIN:で、同年代の奴ら、みんな窓側からこっちをパッてのぞき込んでましたからね。MURO君の。45 KINGとかが7inchバーッてやるような、みんなの食い入る感じで、このラジオ番組、みんな今、MUROさんに視線が集まってたって感じなんですけど。
やっぱ、MURO君のヒップホップセット最高だし、なんだろうな。これ全部、レコードでやってるっていうのが、本当にこれ、動画でもお伝えしたいぐらいなんですけど。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:さっそく今日かけていただいた楽曲を掘り下げていければと思うんですけど。やっぱり去年(2018年)RECORD STORE DAYで発売された7inchとかもありで、入れてもらったりとかしてて。
MURO:うん。ですね。
MACKA-CHIN:これ、Showbiz(ショウビズ )とかはもう。
MURO:ねえ。Showbiz & A.G.はすごく嬉しかったですね。この「Party Groove」「Soul Clap」の2タイトルは。
MACKA-CHIN:ねえ。
MURO:「Fat Pockets」もか。
MACKA-CHIN:うん、そうだね。「Fat Pockets」も出て。もうこの辺の7inchはDJにはもうドンピシャですよね。
MURO:ほんとですね。
MACKA-CHIN:あと、Cypress Hill(サイプレス・ヒル)。これも(The Phunky Feel One / How Can I Kill A Man (The Killer Mix))たしか何年か前(2015年)のRECORD STORE DAY。
MURO:そう。これも個人的にはすごい好きな。両面好きな曲なんで。思い入れソング。
MACKA-CHIN:もうジャケット見るだけで、曲が入ってきますよね。レコードは。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:そこはちょっとデータと違うのかなと思いながらも。いつもこの番組、カメラマンの人も入ってもらってて。カメラマンの奴も、もう必死にこのレコードジャケット撮って。
MUROさんがかけてる途中に、色々話してたんだけど、やっぱ80'sデザインっていうのかな。今40年ぐらい経って、今ドンピシャな感じのデザインのものがあったりとか。で、よく見ると、意外とドイツ盤とかロンドン盤とか、あとフランス盤。このLatifah(クィーン・ラティファ)なんかフランス盤なんだけど、やっぱり、なんだろうね。やっぱアメ盤と違う感じの解釈で、7inchに落とし込んでるのかな~なんて思ったりとか。
あと、確かドイツがね、統合するのが89年とかで、だからやっぱ、89年のものはね、「made in West Germany」とか書いてあって。
MURO:ああ、そうだね。
MACKA-CHIN:こういうのもちょっと。
MURO:そうそう。
MACKA-CHIN:嬉しい(笑)なにそれ?っていう感じかもしれないけど、データにさ、「made in どこどこ」とか入んないじゃない?
MURO:うん。
MACKA-CHIN:でも、こういうものは、そういうのがあったりとか。やっぱりジャケット見て音楽を思い出したりとか、やっぱそのレコード楽しいし。さらに、7inchがあるんっすか?っていうね。また一歩二歩先行ったところもあるんですけど。
特に、このLord Finesse(ロード・フィネス)なんて、MUROさん宛てにFinesseのサインもついてて。
MURO:そうなんですよ。宝物なんですね。
MACKA-CHIN:しかもレア盤ということなんですけど。色々しゃべりたくなるんだけど、やっぱRapだし。
MURO:Rapだしねえ。
MACKA-CHIN:MUROさん、すいません。もう後10秒ぐらいで終わってしまいます(笑)
MURO:10秒ですか。
MACKA-CHIN:(笑)ということで、5月17日ね。このイベントの1周年記念も、渋谷hotel koéでやろうと思ってるんで、ぜひ来てください。ということで、ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:ありがとうございましたー!
MURO:ありがとうございまーす!
過去の放送一覧