DIGGIN' 和楽器 Part.2 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.2.20
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いいたします。
MURO:よろしくお願いします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、今日は2月20日ということで。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:早速ですけどね。この間、ほら。ボブ・マーリーの誕生日とか、シャーデーさんの誕生日とか。
第45回(2.6):DIGGIN' Bob Marley(ボブ・マーリー)
第42回(1.16):DIGGIN' Sade(シャーデー)
MURO:ありましたね。
MACKA-CHIN:色々やっぱこの番組始まって、今日は何の日?みたいな。今日、なんだっぺ?みたいなのが習慣になってきたりとかしてて。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:で、ちょっと色々調べてたら、歌舞伎の日というのがあるみたいで。
MURO:はーはー。
MACKA-CHIN:MUROさんは歌舞伎とか見たことありますか?
MURO:いや、ないんですよねえ。
MACKA-CHIN:実は僕もなくて。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:お相撲はありますか?
MURO:お相撲はあります。
MACKA-CHIN:おっいいなぁ。あ、だってほら。小錦さんと、タワーレコードの。
参照元:MURO × KONISHIKI NO MUSIC, NO LIFE. by TOWER RECORDS
MURO:そう(笑)
MACKA-CHIN:撮影とか。
MURO:そうです、そうです。
MACKA-CHIN:ねえ。色々やられてますよね。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:そっか。お相撲はうちの母も好きで、うちの足立区に一個相撲部屋とかありまして。
MURO:ああ、ありますよね。
MACKA-CHIN:それでね、高校の時とか、僕、ピザ屋のバイトしてて。「ピザ、L、8枚」みたいな感じで。
MURO:あっははは(笑)
MACKA-CHIN:「2倍、2倍」じゃないけど(笑)
MURO:あっははは(笑)
MACKA-CHIN:注文来て、それでもう1台じゃ運べないんで、みんなでその相撲部屋にピザ運んだりとか。ちょっと、接点はあるんですけど、でも見たことなかったりとかして。意外と、なんだろうな。
東京に住みながら、東京タワーに行ったことないみたいなのに近いのかもしれないけど、そのメイド・イン・ジャパンみたいな、その歌舞伎しかり、相撲しかり、そういったものを、能とかね。そういうのを意外と自分は接点ないなあなんて思いながらも、この話してるだけあってさ。今日のテーマ、歌舞伎とかから行けないかな?みたいなのを、この間MUROさんにお話しして、今日はたぶんレコードをね、歌舞伎というか、MUROさん的に、正月もやってたけど、和楽器。
MURO:和楽器、ですね。
MACKA-CHIN:ねえ。それで、いけるっすか?みたいな。まだまだ、まあ、一応、そろそろあれかな?なんて言いながらも、まだまだここに置いてあるレコードがちらほら見えてて。
しかも、今日はちょっと。
MURO:今日は、ちょっとイカツイ持ってきましたね。
MACKA-CHIN:今日はイカツイっす。レコードマニア的にイカツイですねえ。昔の言葉で言うと、皆さん、ダビングの準備してください、じゃないけど、まあ本当になかなか、今日はちょっとデジタルにもなってない楽曲。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:特に。
MURO:もの自体ないと思います。
MACKA-CHIN:うん。レア盤と言われる楽曲も、ここにちらほら並んでるんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:ということで、歌舞伎の日のスペシャルで、今日はMUROさんに「DIGGIN' 和楽器」というのをやってもらうんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:あのね、ディレクターがちょっと調べてくれて。
えっとね、1607年、出雲の阿国が江戸城で徳川家康とかの大名の前で歌舞伎踊りを披露したのが起源と言われているということで。
【歌舞伎の歴史】400年前、1人の女性の念仏踊りから始まった
MURO:へえ。
MACKA-CHIN:まあ、だから400年ぐらい前ですかね。
MURO:すごい歴史だね。
MACKA-CHIN:うん。ねえ。これ邦楽になるのかな。こういう、その音ありきでね、色々やったりとかしていく中で。まあ、どうしても、取っつきにくいジャンルだったりすると思うんですよ、和楽器って。
だけど、やっぱ、こう実験的に、色々、洋楽のカバーだったりとか、色々やってて、レコード会社がルンルンで、こういったものを出してたっていうのが。
MURO:当時ね。
MACKA-CHIN:今日は聴けるっていうね。そういうことで。
MURO:よろしくお願いします。
MACKA-CHIN:はい。じゃあ、さっそくMUROさん、準備していただいてよろしいですか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:まあ、本当にね、特に和楽器。邦楽と和楽器はやっぱ全然ちがくて。イメージも。その内容持ちが生んだけど、やっぱどうしても、実験的にやってるっていうものが、例えばアニメの主題歌もそうだけどね。意外と面白い仕上がりになってて、10年20年、40年50年経つと、なかなか面白いものになってると思うんで。
MURO:ねえ。アレンジの妙がね。
MACKA-CHIN:はい。今日の「DIGGIN' 和楽器」は皆さん、ぜひ耳ダンボにして聴いていただきたいと思います。ということで、そろそろ行ってみたいと思います。2019年2月20日、今日は歌舞伎の日ということで、MUROさんによる「DIGGIN' 和楽器 Part.2」です。お願いします。
ソングリスト
1. 田原坂 / 横山勝也 & ミリオン ポップス
2. 網走番外地 / 宮沢 昭 + ソウルレオン
3. 悠凪 / 赤尾三千子
4. ME-ZA-ME / 伊藤 あきら
5. 第1楽章(渡来三味) / 山田千里&オリエンタル ファンタスティック オーケストラ
6. 陰と陽 / 村岡 実 & ニューメディメンション グループ
7. 鷺娘(冬)/ 山屋 清 & 鶴澤清治
8. ホーハイ節 / 山屋 清 & 米川 敏子
田原坂 / 横山勝也 & ミリオン ポップス
Title:田原坂(Katsuya Yokoyama)
Album Title:尺八・オン・ポップス(The Shakuhachi On Pops Japanese)
Artist:横山勝也 & ミリオン ポップス
Label:1972
Release:Columbia
網走番外地 / 宮沢 昭 + ソウルレオン
Title:網走番外地
Album Ttile:唐獅子牡丹
Artist:宮沢 昭 + ソウル・レオン
Label:キングレコード
Release:1969
悠凪 / 赤尾 三千子
Title:悠凪
Album Ttile:風舞
Artist:赤尾 三千子
Label:Toshiba Records
Producer:Chikara Ueda
Release:1981
ME-ZA-ME / 伊藤 あきら
Title:ME-ZA-ME
Album Ttile:菩薩と無限(Bosatu & Mugen)
Artist:伊藤 あきら(Akira Ito)
Label:Black(Teichiku Records傘下)
Release:1979
第1楽章(渡来三味) / 山田千里 & オリエンタル ファンタスティック オーケストラ
Title:第1楽章(渡来三味)
Album Title:組曲「日本海」津軽じょんから流れ節
Artist:山田千里 & オリエンタル ファンタスティック オーケストラ
Label:Teichiku Records
Release:1981
陰と陽 / 村岡 実 & ニューメディメンション グループ
Title:陰と陽
Album Title:Bamboo
Artist:村岡 実 & ニューメディメンション グループ
Label:United Artists Records
Release:1970
鷺娘(冬)/ 山屋 清 & 鶴澤清治
Title:鷺娘(冬)
Album Title:義太夫三味線の世界
Artist:山屋 清 & 鶴澤清治
Label:Denon
Release:1977
ホーハイ節 / 山屋 清 & 米川 敏子
Title:ホーハイ節
Album Title:筝 クロスオーバーの世界~山を詩う
Artist:山屋 清 & 米川 敏子
Label:Denon
Release:1976
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまでは、今日は歌舞伎の日ということで、MUROさんに「DIGGIN’ 和楽器 Part.2」というテーマでミックスしていただきましたけど。
MURO:はい。ありがとうございました。
MACKA-CHIN:いや、まさにDOPEサウンド。
MURO:うん。DOPEでしたね(笑)
MACKA-CHIN:DOPEですねえ。でもやっぱり、今のこの現代の音楽の商業化されてるというか、否定するつもりはないけど、その商業的なものと違って、こういった日本の楽器を、例えばジャズと融合したりとか。
MURO:ラップと融合したりね。
MACKA-CHIN:ねえ。ロックとやったりとかっていう、実験的なことを含めて、やっぱりすごく音楽やってる身としては面白く聴けたし。
MURO:ねえ。そうだね。
MACKA-CHIN:ある意味、僕は、俗に言うヒップホップ育ちなんで、全部がヒップホップに聞こえました(笑)
MURO:あ、ありがとうございます。
MACKA-CHIN:(笑)おいおいって思うのかもしれないけど。
MURO:いやいや(笑)
MACKA-CHIN:やっぱりね、例えば、掘り下げつつですけどね。今日かけたレア盤とされてるその村岡さんの曲なんて、やっぱりナイアガラ関係の大瀧さんと一緒で、もう音質も良いし、音圧も分厚いし、それでいて、ドラムがしっかり打ってくるみたいなのとか。
MURO:うん。それは、海外の人、欲しがるなあっていうね。
MACKA-CHIN:そう!だから海外で、この日本のレコード、ちょっとやべえっつって、ぽんぽん、ぽんぽん跳ね上がっていく感じとかが、やっぱ頷けるっていう。
MURO:そうだね。
MACKA-CHIN:それでいて、やっぱりすごく、オリエンタルっていうか、日本も感じるし、この楽器、何~?みたいな。赤尾さんの篠笛とか。
MURO:はいはい、はいはい。
MACKA-CHIN:ねえ。やっぱり、あんまりレコーディングで使わない楽器ですよねえ。
MURO:そうだよねえ。
MACKA-CHIN:にしてもね、ちょっと色々MUROさん、掘り下げていければと思うんですけど。
この村岡さんの「尺八ロック 仁侠編」
Album Title:尺八ロツク 任侠編
Artist:村岡 実 & ザ・ライフシアターズ
Label:Columbia
Release:1970
MACKA-CHIN:これ、面白いのが、「任侠映画がなぜヒットするのか。コンピューターでその原因を社会的に分析し計算すると、人間は今、人情に飢えている」って書いてあって(笑)
MURO:その時代に(笑)70何年だ?
MACKA-CHIN:ねえ(笑)なにこれ?みたいな感じだけど。
MURO:ねえ。すごいな。
MACKA-CHIN:うん。実験的なことっていうのが、俺はすごく心打たれるし、これから、やっぱまだまだ、そんな、オリンピックもあるけど、まだまだ、音楽関係含めてね、色々みんなチャレンジしていければと思うけど。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:あと、山屋 清さん。
MACKA-CHIN:これも超よかった。
MURO:去年エディットさせてもらった7inchを。
Title:Japanese Traditional Melodies Selected and Edited by MURO
国内はもとより海外からも和物評価の勢いが日々増す中、携わった作品の価格の高騰化が止まらない和物の重要人物「山屋清」の名曲をKING OF DIGGIN’ MURO氏がセレクト&エディット!
オリジナル盤が入手困難、かつDJでは中々使いずらかった名曲を数多くの現場で培ったMURO氏のアイデアでフロアへ誘うエディットを施した全4曲!
■トラックリスト
Side A
01: 鷺娘
02: 恐山
Side B
01: 京 祇園わらべうた
02: 普化成仏~Part1 通り
参照元:【HMV record shop新宿ALTA2周年記念限定盤】10/3先行発売 山屋清『Selected and Edited by MURO Japanese Traditional Melodies』
MACKA-CHIN:そうでしょ。ねえ、MUROさんがやられてて。
MURO:あの7inchに入ってるアルバムからの違う曲だったんですけど。
MACKA-CHIN:うんうん。まさに、こっちではまたルパンぽいなんて。
MURO:ですよねえ。
MACKA-CHIN:ひたすら、よくルパン使わせて頂くんですけど(笑)
MURO:あっはは、いえいえ(笑)
MACKA-CHIN:まあ、本当にね。
MURO:もう、ちょっとドラマチックになるとね。
MACKA-CHIN:ねえ。
MURO:やっぱり出てきちゃいますよね。
MACKA-CHIN:そうですよね。でもまあ、こういったものも和楽器でアレンジされてる曲があると楽しく聴けるし。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:今日はね、歌舞伎の日ということで「和楽器 part2」でやっていただきましたけど、まだまだ聴きたいんで、MUROさん。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:ぜひぜひ。
MURO:掘ってきます!
MACKA-CHIN:はい。このまま掘り続けて頂いて。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:ということで、あっという間ですが、ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:皆さん、また来週。