DIGGIN' Woodstock(Sly & The Family Stone 編)『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.8.21
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いします。
MURO:よろしくお願いします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、今日はもう8月21日ということで、8月があと1週間ちょっとで終わっていくわけですが。
どうですか?夏、やり残したこととかありますか?
MURO:いやあ、もう短すぎて(笑)
MACKA-CHIN:そうですよね。あっという間ですよね。夏休みはやっぱり。
MURO:うん。本当に短いですよね。夏は。
MACKA-CHIN:短いですよねえ~。特にMURO君は平日も含めて忙しいと思うんですが、とくに休みの時がDJとして、それこそ僕らの倍以上忙しいと思うんですけど。
あっという間だと思うんですけどね。はい。ということで、さっそくなんですが、本日のテーマを、まずは伺っていこうかと。
MURO:はい。テーマはWoodstockから50周年ということで、Woodstockに出たアーティストでもやりたかったんですけど、一番思い入れのある出演者の中で、Sly & The Family Stone(スライ& ザ・ファミリー・ストーン)。
MACKA-CHIN:おお~。
MURO:掘ってみたいなあと思いまして。
MACKA-CHIN:なるほど、なるほど。
この番組のリスナーの皆さん。僕は今年45(歳)ですけど、ウッドストックは、すごく後追いして、色々勉強していかないと、生で体験はできてないんで、このリスナーの人にもプロデューサーが分かりやすくまとめてくれたんで、ちょっと。
Woodstockはなんだっぺ?というのを、ちょっと皆さんにご紹介できればと思うんですが。
MURO:よろしくお願いいたします。
MACKA-CHIN:1969年、だからちょうど50年前ですよね。1969年8月15日から17日までのおよそ3日間、アメリカ合衆国ニューヨーク州の農場で開催された伝説的なフェス。
要はフェスのはしりですよね。
MURO:うん、ですね。
MACKA-CHIN:先週の土曜日かな。MURO君も猿島ディスコとかでやってきたと思うんですけど、まさにこういうのから、海を超えて、音楽のフェスというのが始まって、本当の伝説的なフェスが語り継がれているのがウッドストックということで。
このウッドストック・フェスティバルにはなんと40万人も駆けつけてるということですね。ちなみに、今年のグラストンベリー・フェスティバルの観客が約13万5000人。フジロックが13万人。東京ドームに入れる人が約5万5000人だから、フジロックの3倍ぐらいの人がこのウッドストックには、当時集まったってことですよね。
MURO:すごいなあ。
MACKA-CHIN:で、ウッドストック・フェスティバルはカウンターカルチャーを集大成した1960年代のヒューマンビーンと呼ばれる人間性回復のための集会でもあり、今でも歴史的なイベントとして語り継がれていますと。
そんな中、今年でウッドストック50周年を記念して開催が企画されていたんですが、残念ながら、今月頭に正式にキャンセルを発表。とはいえ、ウッドストック50周年は引き続きお祝いあムードが続いており、ドキュメンタリー映画のディレクターズ・カット版が今月15日に上演されるとか、ウッドストック写真展とか行われたり、CD・レコードなども発売されています、ということで。
やっぱり、今日、深堀りしていくSly & The Family Stoneとかもそうだけど、とにかく伝説的なイベントと伝説的なアーティストが。ねえ。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:その中で、今回、ウッドストック50周年という中で、特にMUROさん的にはこのSly & The Family Stoneをちょっとディグってみようみたいなところで、何かMUROさん的に、Sly & The Family Stoneの思い出とか、何か。
MURO:やはり、ヒップホップでいえば、もうほんと教科書だったり、DJでいったら、教材にあたるぐらいのレコードだったので。当時。もう2枚で。あと、Public Enemy(パブリック・エナミー)のファースト(Yo! Bum Rush the Show)っていうイメージがすごく強くて。
MACKA-CHIN:ああ、なるほど、なるほど。それは、要は声ネタとか。
MURO:うん。ネタとしてもそうですし、内容も革命的なところだったり、革命を起こそう的な。
MACKA-CHIN:うんうん、うんうん。やっぱ、Sly Stone(スライ・ストーン)って人種とか性別を超えて、そういう混合ファンクロックバンドみたいなことも言われてて、実際Sly Stoneは76歳ということですけど。
ジャンル的にはロック色が強いのかな。だから、MUROさんも言われてた2枚使いしたりとか、そういうところをDJプレイで織り込むということが多い。
MURO:そうですね。だけど、ブレイクが短くて有名なんですよ。
MACKA-CHIN:あ、そうなんだ。
MURO:だから、けっこうDJ泣かせ(笑)。
MACKA-CHIN:なるほど、なるほど。
MURO:飛ばなきゃいいなあ、みたいな(笑)。
MACKA-CHIN:8小節ぐらいだったら用意できるけど、4小節とかだと、せわしいですもんね。
MURO:2小節とか。
MACKA-CHIN:危ない(笑)あっははは。なるほど、なるほど。じゃあ、ちょっと今日さっそくウッドストック50周年記念で、Sly & The Family StoneをMUROさんなりにチョイスしていただいて、音の旅に出掛けれればと思います。
MURO:はい。とはいえ、曲としても、ちょっと聴かせたいと思うので。
MACKA-CHIN:そうだよね。
MURO:はい。聴いてください。
MACKA-CHIN:ウッドストック、僕らは体験できてないですけどね。この音楽、今あえて、2019年にMUROさんがかける音楽で、バーチャル体験できればいいかななんて思ってるんで。
MURO:間違いない。
MACKA-CHIN:リスナーの皆さんもぜひお楽しみにしてください。
MURO:よろしくお願いします。
MACKA-CHIN:ということで、MUROさん、準備よろしいですか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:では、そろそろ行ってみたいと思います。MURO Presents KING OF DIGGIN’ 8月21日、今日は73回目。ウッドストック50周年を記念して、今日のテーマは『Sly & The Family Stone』です。お願いします。
ソングリスト
1. Are You Ready
2. You Can Make It If You Try
3. Sing A Simple Song
4. Advice
5. Loose Booty
6. Crossword Puzzle
7. Trip To Your Heart
8. Family Affair
9. (You Caught Me) Smilin'
10. Remember Who You Are
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまではウッドストックが50周年ということで、さらにその出演者アーティストでSly & The Family Stone 特集でお届けしているわけですが、いやあ、MURO君。
もう~この。
MURO:すいません、変なボタン押しちゃった。
MACKA-CHIN:いやいやいや、全然。このわずか二十何分、30分番組ですけど、こんなに慌ただしい時もなかったんじゃないか、ぐらい。
MURO:なかなかの汗かきました。
MACKA-CHIN:いやいやいや、素晴らしかったですね。素晴らしかった。水曜日のこの深夜の時間帯に、レコードだけで放送してる東京FM、マニアックすぎるだろっていうぐらい、本当に最高なミックスでしたけど。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:本当にど頭に言われてましたけど、ブレイク短いね。
MURO:そうなの。ねえ!短いんだよね。短い曲が多い。
MACKA-CHIN:だけど、その中に。
MURO:そう。だから、これで逆に勉強しなさいと。練習しなさいとKRUSH(DJ KRUSH)は教えてくれました。
MACKA-CHIN:なるほどね。このレコードが散らかる感じとか、このキックのところに、マーキング資料が貼ってあって、それもドタバタされてて。
特にKrush Posse(クラッシュ・ポッセ)時代から、ライブで生音のレコード2枚使いして、MURO君がラップしてたとか。本当に、ヒップホップの教科書的な感じで。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:僕ら世代、B-boyなんて自分のことを言いますけどね。僕ら世代にとって本当にヒップホップの教科書であるっすねえ。
MURO:ですねえ。間違いない。
MACKA-CHIN:これがやっぱ60代、70代の方になると、ウッドストックの流れとかがあるんだろうけど、僕らにとって根っこがヒップホップだと考えると。
MURO:この世代もね。この人たちもきっと多いと思います。
MACKA-CHIN:で、今日かけていただいた楽曲をちょっと掘り下げていく中で、ハッとする部分が何曲もあるって、それはやっぱ、Sampling Source(サンプリング・ソース)に使われてるというところで。
MURO:そうですね。
MACKA-CHIN:例えば、LL Cool J(LL・クール・J)、De La Soul(デ・ラ・ソウル)、もちろんPublic Enemy(パブリック・エナミー)、Jungle Brothers(ジャングル・ブラザーズ)。
MURO:Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)。
MACKA-CHIN:Beastie Boys。もう止めどないっす。
MURO:ねえ。
MACKA-CHIN:これはもう向こうのニューヨークというか、アメリカの本当のヒップホップを新しく、そのヒップホップが誕生したそのきっかけになったグループの1人ですよね。
James Brown(ジェームス・ブラウン)とかCurtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)の続きというか。
MURO:そうです。だからどんなジャンルの人にも愛されるんですね。最後はやっぱ。そう思いますね。ライブ見たかったですけどねえ。数年前、来てたんで。
MACKA-CHIN:2008年かなんかに来たとかなんとかって。マネージャーさんが言ってましたけど。ああ、見てみたいなあ。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:でも、言ってることもすごく、たぶん、内容。リリックの歌詞の内容もたぶん。
MURO:そうですね。たぶん、ドキュメンタリーも出てると思うんで。
MACKA-CHIN:うん。ねえ。
MURO:聴いてみてください。
MACKA-CHIN:今回は後追いですけど、ウッドストック50周年ということで、Sly & The Family Stone特集をMURO君の、僕らB-boyの定義でお届けさせていただきました。
楽曲はまた番組オフィシャルインスタとか見ていただいて、レコジャケチェックしていただければと思います。ということで、短い夏ですが、これからもよろしくお願いします。
MURO:よろしくお願いします。
MACKA-CHIN:ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:ありがと~!
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