DIGGIN' 和楽器 pt3 〜民謡ファンク編〜 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.5.1
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINでーす。
MURO:MUROでーす。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いしまーす。
MURO:よろしくお願いしまーす。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、まずは。まずはですね、もう何しゃべるか、みんなリスナーの人もだいたい予想ついてると思うんですけど。
新元号。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:「令和(れいわ)」?
MURO:ですね。「令和元年」。
MACKA-CHIN:「令和元年」。始まりましたね。思いつく言葉が、「Say What?」。
MURO:(笑)「Say What?」。
MACKA-CHIN:これで、オヤジギャグですべるんじゃないか?っていう。ドキドキしながら、今こう、言葉を発していますけど。
MURO:あっはは(笑)
MACKA-CHIN:まあ、「令和元年」、めでたいですねって言いながらも、でも、実はみんな、世間の皆さんは、まずはGWを楽しんでるのかなってところですよね。
MURO:そうそう。そうですよねえ。10連休。
MACKA-CHIN:10連休。本当に。こどもに帰りたいです(笑)
MURO:ほんとだよね。
MACKA-CHIN:はい。たぶん、今頃ね、渋滞とかに巻き込まれてる人もいるのかな~とか、いないのかな~って。もし、渋滞に巻き込まれてたら、このラジオ聴いていただければ、少しでもストレスがフリーになるんじゃないかななんて思うんですけど。
MUROさんも、やっぱりこの10連休、GW。忙しいんですか?
MURO:え~っと、「OPPA-LA」。
MACKA-CHIN:「OPPA-LA」?
MURO:江ノ島の。はい。「OPPA-LA」でちょっと初めてロングセットを。
MACKA-CHIN:ロングセット。
MURO:Open to Closedをすごい久しぶりにやろうかなと思って。7時間?
MACKA-CHIN:7時間?
MURO:うん。
MACKA-CHIN:それこそ、去年かな。札幌に一緒にタイミング合った時に。
CAPTAINVINYLで、それもOpen to Closedで、あれが・・・。
MURO:あれが倍ぐらいですね。14時間ぐらいやってましたね(笑)
MACKA-CHIN:あっははは(笑)本当に、どんだけ。どんだけやるんですか?みたいな(笑)確か、その間にもトイレは、何回行きましたっけ?みたいな話、確かしたけど。今回は、DJ NoriさんとのCAPTAINVINYLじゃなくて、一人で?
MURO:はい。ソロなので。
MACKA-CHIN:ソロで、7時間?
MURO:はい。7時間。
MACKA-CHIN:うわ~、今時っていうか、MURO君も、オープンからクラブに入られること、ありますか?
MURO:あります、あります。
MACKA-CHIN:っていうか、ここ最近のほうが、入るようになるのかな?
MURO:うん。そうかもしれない。
MACKA-CHIN:僕自身も、自分の出番直前にみたいな、ちょっと生意気かもしれないですけど、ちょっとそんな時期もあったんですけど。
ここ5年ぐらい、けっこうオープンから行ったりとか、早い時間から行くこととかもあって。
この間も、ディレクターのjunnyaの番組、番組じゃないや、イベントとか、けっこう早い時間に行って、番組のスタッフに、「MACKA-CHINさん、超来るの、早い」って言われて(笑)。いやいやいや、恥ずかしくなっちゃったんだけど(笑)
MURO:あっはは(笑)
MACKA-CHIN:でも頭から、オープンにしかできない、プレイできない曲とか。
MURO:うん、そうですね。
MACKA-CHIN:あと、着地する時のエンディング。エンディングにしか、エンディングにこれかけたいとか。
僕の場合は、そのクラブのスタッフに向けた「掃除のテーマ」って曲も用意して、いつも行ったりするんですけど。
MURO:ああ、いいなあ。
MACKA-CHIN:でも、7時間セットっていうと、何?どのぐらいのレコードの分量なの?
MURO:ねえ。でも、12inchもたくさん持っていこうと思ってるんで。
どうなんだろうなあ。
MACKA-CHIN:予想つかないねえ。
MURO:予想つかない。「AIR(代官山)」でやった時以来やってないんでね。
MACKA-CHIN:うわあ~。
MURO:もうずいぶん。10年以上は、もう。
MACKA-CHIN:ねえ。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:うわあ、それはすごい楽しみだな。それこそ、1つのジャンルに縛られないで、離陸から着地まで色んなドラマがあって。
世界何周するんだ?みたいな。もうすごい興味あるなあ。
MURO:もう何時でもいいんで、来てください。
MACKA-CHIN:ねえ?しかも「OPPA-LA」ですからね。
MURO:そうそう。海がね、見えるんで。
MACKA-CHIN:すごい良い。関東の人は、ちょっとピンとくるかもしれないですけど。江ノ島のね。
サンセットとか、サンライズまでいけるかもしれないですけどね。
MURO:かもしれないですね。
MACKA-CHIN:すごい良い環境だし、この間、MUROさんがやった「Rainbow Disco (Club)」とかでも来てたDJ HARVEY。
MURO:HARVEY。
MACKA-CHIN:HARVEYも、必ず日本に来たら「OPPA-LA」でやりたいっていうぐらい。
MURO:やってますねえ。
MACKA-CHIN:好きだとか。
すごい良い箱なんで。「プレシャス」に続き、すごい良い箱なんで。MUROさんのロングセット、ぜひ皆さん、余裕があって、海さき取り、夏さき取りみたいな感じで、このGW楽しんでいただければと思うんですけど。
今夜のテーマ、さっそく行きたいと思います。
MURO:えっとですね、「和楽器 Part.3」。
MACKA-CHIN:おっ、それはまさに。
MURO:「令和」の「和」なんでね。
MACKA-CHIN:「令和」の「和」の「令・和・楽器」。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:ワオ~!の「和」(笑)
MURO:(笑)
MACKA-CHIN:ちょっと強引でした、すいません(笑)
MURO:あはは(笑)
MACKA-CHIN:まあでも、まさに日本人だけの「令和元年」ということで。日本人のアイデンティティーというか、民謡とか。
MURO:ですねえ。
MACKA-CHIN:演歌とか、そういった。
MURO:そう。民謡をちょっと多めに持ってきました。
MACKA-CHIN:特に、この間、MUROさんも、民謡が自分の中で流行ってるみたいなことも言われてて。
MURO:うん、そうなんです。
MACKA-CHIN:いよいよ、アーティストも、面白いアーティストがいっぱい出てきてますからね。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:はい。ちょっと楽しみです。じゃあ、MURO君。さっそく準備していただいて、よろしいですか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:そうか。そうか。そうね、日本人ならではのね、日本食とか、民謡とか、けっこう、いま意外と、日本人でよかったな~みたいなのを見つめ直すタイミングにはすごい良い時期かもしれませんね。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:はい。じゃあさっそく、MURO君が考えるというか、MURO君がナビゲートする和楽器の世界、行ってみたいと思います。2019年5月1日、「令和元年」です。MURO Presents KING OF DIGGIN’ 今日のテーマは「DIGGIN' 和楽器 Part.3」です。お願いします。
ソングリスト
1. おてもやん(熊本) / 民謡クルセイダーズ
2. 串本節(和歌山) / ビクター少年民謡会 & 小野満とスウィングビーバーズ
3. ドンパン節(秋田) / 前田憲男とオールスターズ
4. 黒田節(福岡) / 佐々木久美
5. 黒田節(福岡) / ジミー竹内
6. ひえつき節(宮崎) / 前田憲男
7. ソーラン節(北海道) / 東京キューバンボーイズ
8. こきりこ節(富山)/ 山本邦山+シャープフラッツ
1. おてもやん(熊本) / 民謡クルセイダーズ
※57秒あたりから
Title:おてもやん(熊本)
Album Title:エコーズ・オブ・ジャパン
Artist:民謡クルセイダーズ
Label:P-Vine Records
Release:2017
2. 串本節(和歌山) / ビクター少年民謡会 & 小野満とスウィングビーバーズ
Title:串本節(和歌山)
Album Title:飛び出せジャンプ!!
Artist:ビクター少年民謡会 & 小野満とスウィングビーバーズ
Label:Victor
Release:1979
3. ドンパン節(秋田) / 前田憲男とオールスターズ
Title:ドンパン節(秋田)
Album Title:八木節
Artist:前田憲男とオールスターズ
Label:Teichiku Records
Release:1970
4. 黒田節(福岡) / 佐々木久美
Title:黒田節(福岡)
Album Title:ソウル・サウンド・オン・ビクトロン(Soul Sound On Victron)
Artist:佐々木久美
Label:Victor
Release:1976
5. 黒田節(福岡) / ジミー竹内
Title:黒田節(福岡)
Album Title:津軽じょんがら節
Artist:ジミー竹内
Label:Toshiba Records
Release:1974
6. ひえつき節(宮崎) / 前田憲男
Title:ひえつき節(宮崎)
Album Title:琴 / JAZZ ROCK 民謡
Artist:前田憲男(猪俣猛 / 中牟礼貞則)
Label:RCA
Release:1978
7. ソーラン節(北海道) / 東京キューバンボーイズ
Title:ソーラン節(北海道)
Album Title:Welcome To Japan
Artist:東京キューバンボーイズ(The Tokyo Cuban Boys)
Label:Columbia
Release:1970
8. こきりこ節(富山) / 山本邦山+シャープフラッツ
Title:こきりこ節(富山)
Album Title:ビューティフル・バンブー・フルート(Beautiful Bamboo-Flute)
Artist:山本邦山+シャープフラッツ(Hozan Yamamoto With Sharps & Flats)
Label:Philips(7inch -> Universal Music)
Release:1971(7inch -> 2016年)
※MUROさんがスピンしたのは7inch
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまではMUROさんのレコードで「DIGGIN' 和楽器 第三弾」。Part.3という特集でお送りしておりますが。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:やっぱり和楽器、楽しいですねえ。なんだろうな。もう、やっぱ日本人の。なんだろうな。地域密着型エンターテイメントじゃないけど、やっぱ民謡じゃないですか。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:だからやっぱ、地元愛があって、日本人の、ずっと大事に歌われてきたものっていうか。まさに、今日「令和元年スペシャル」ということでお送りしてるんで、本当に大切なものがどんどん、良いものが受け継がれていく。
良い時代になっていくようにという願いを込めた感じも含めて。
MURO:そうですね。
MACKA-CHIN:すごく良い内容だったと思うんですけど。
MURO:良いですね。民謡も色んなアレンジでこうやってまた、今に蘇らせて欲しいですね。各地で。
MACKA-CHIN:うん。ちょっと、今日かけた楽曲を深掘りをいつものようにしていければと思うんですけど。
MURO:はい。ありがとうございます。
MACKA-CHIN:まず、どんな地域のものか?
MURO:はい。
MACKA-CHIN:ということで。この番組の大番頭、森ジイの出身の熊本から始まってですね。
MURO:ねえ。
MACKA-CHIN:「おてもやん」ね。これは民謡クルセイダーズ。みんな「民クル」「民クル」なんて言って、とにかく今、フェスに引っ張りだこで。
僕らのイベントも、ぜひ呼びたいぐらいですね。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:ねえ。どこかいいとこ(タイミング)で、呼びたいけどな「民クル」。その「おてもやん」熊本。これ、まさにStalag(スタラグ)、レゲエ使った感じで。
MURO:ですね。Stalag(スタラグ)のオケでやってますね。
MACKA-CHIN:ねえ。後半ダブみたいになっていって。
MURO:本当っすね。
MACKA-CHIN:もう本当に、こういうの聴いてると、これ新譜じゃないですか。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:時代が追いついた感というか。
逆にこういう、とんがってやってきた人たちがついに報われる時が来たというか。
今回もレコードでかけてるんで、どうしてもレア盤みたいにはなってしまうんですけど。
なんでレア盤かっていうと、当時はたぶん、企画モノとしてはこけてはないけど、あんまり売れてなくて。
つまり、枚数が少ないから高くなるっていうところもあるじゃないですか。
MURO:そうっすね。
MACKA-CHIN:ねえ。だから、そういうふうに考えると、本当に良い音楽がまだまだ掘れば掘るほど出てくるっていうことで。
そこはMURO君、お任せします。
MURO:はい(笑)
MACKA-CHIN:で、どんどん行きます。ビクター少年民謡会。これはもうレコード好きにはもう、あれですけどね。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:長山洋子さんも在籍してて。「串本節」って言うのかな。これ和歌山。
MURO:和歌山。
MACKA-CHIN:で、それから前田憲男さんの「ドンパン節」、これは秋田ですね。その次に、佐々木久美さん。これは、佐々木久美さんはMUROさんもけっこう縁があるみたいで。
MURO:あ、そうです。Amazonsの時もコーラスに参加してもらったりとか。ハルちゃん(TIGER Haru)の楽曲にも、Lupintic Sixですね。コーラスで参加されたりとかもしてますしね。もうすごく活躍されてる。
MACKA-CHIN:今もMISIAさんのコーラスもやったり。
MURO:はい。素晴らしいコーラス。
MACKA-CHIN:それこそ達郎さんのコーラスやオルガンもやってた佐々木久美さん。そこから「ドラム!ドラム!ドラム!」って、これもドラム好きにはたまらないレコードのシリーズがあるんですけどね。これの「黒田節」、これは福岡ですね。Jazz Rock民謡「ひえつき節」これは宮崎。「ソーラン節」が東京キューバン・ボーイズで北海道、みたいな。これはディレクターも「ファンクっすね」みたいなこと言ってたけど。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:本当に、今聴いても。
MURO:かっこいいですよね。
MACKA-CHIN:素晴らしい仕上がりとなっておりますが。まあ、このまま続けていきたいんですが、あっという間にお時間ということで。そろそろ着地をしなきゃいけないんですが。とりあえず、「令和元年」すてきな時代がこれからも過ごせるように。
MURO:願います。はい。
MACKA-CHIN:音楽とともに、語り継がれていけばいいなと思います。
ということで、ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:はい。皆さん、よろしくお願いしまーす。
■ 和楽器シリーズ
第47回(2.20):DIGGIN' 和楽器 Part.2
第40回(1.2):DIGGIN' 和楽器
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