「テン(10)inch」のみでミックス 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2018.10.10
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)TOKYO FM『 Muro Presents KING OF DIGGIN’』パーソナリティのマッカチンです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今日もよろしくお願いいたします。
MURO:よろしくお願いいたします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、今月から毎週水曜日深夜1時半、この時間にお引越ししてきて2回目というわけなんですけれども。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:あらためて、この番組がどういう内容かっていうのを軽く説明させていただきますと、MUROさんの巨大なレコードコレクションを持ってきていただいて、MUROさんがテーマを決めて、ここで実際DJミックスをしていただいて、その楽曲の深掘りをしていくという、もう本当に音楽中心の番組なんですけど。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:はい。MUROさん、いつもありがとうございます。さっそくなんですが。
今日のテーマを伺っていこうと思ってるんですけど。
MURO:はい。10月10日、10にかけて。
MACKA-CHIN:おっと。
MURO:10inchっていうレコードのサイズがあるんですけど。
MACKA-CHIN:はいはい、はいはい。
MURO:その10inchだけでミックスをしてみたいと(笑)
MACKA-CHIN:また新しい。新しいっすね。もちろん10inchだけの作品とかってのはやられたことは?
MURO:あるんです。
MACKA-CHIN:あ、あるんですか。
MURO:はい。プライベートで昔、ちらっと作ったことがあるんですけど。
MACKA-CHIN:やったことがあると。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:まさにこの電波に乗っかるのは初めてだし。
MURO:そういうことです。
MACKA-CHIN:そうですよね。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:10inchってなんだっぺ?って話なんですけど。
MURO:はい、そうですね。
MACKA-CHIN:皆さんがイメージするの、普通にあるのは30センチの12inchとか。
MURO:レコード盤ですね。
MACKA-CHIN:LPサイズという、要はアルバムサイズがあるんで。あとは、ジュークボックスのために作られたと言われている、真ん中が穴開いてるドーナツ盤と言われる。
MURO:はい。7inch。
MACKA-CHIN:ね。その間の、測ったらね、だいたい25センチぐらいって感じらしいんですけど。
MURO:ほお。
MACKA-CHIN:その10inchってのがあるらしくて。なんか、じゃあそれのレコードのみで、今日は構成されるという。
MURO:はい。ちょっとやってみようかなと思ってます。
MACKA-CHIN:新しいなあ。ちなみに、このジャケット、さっき並べてた時に、この番組の録音の、もう我らが大好きな。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:堀さんが。
MURO:そうですねえ。
MACKA-CHIN:新しい情報を持ってきてくれたんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:この業界用語では「トオ(10)inch」と言うらしいです。
MURO:かっこいい。「トオ inch」
MACKA-CHIN:かっこいい。僕もこれから「テン(10)inch」じゃなくて「トオ(10)inch」と言わせていただきたい。
MURO:「トオ inch」切ろう。
MACKA-CHIN:(笑)「トオ inch」良いですね。「なに?その『トオ inch』」みたいな(笑)
MURO:あっはは。
MACKA-CHIN:良いっすね。10月10日にちなんで今日は「『トオ(10)inch』スペシャル」ということで、やっていただきたいと思います。
MURO:はい。お願いします。
MACKA-CHIN:MUROさん、じゃあさっそく準備のほう、お願いします。10inch「テン(10)inch」「トオ(10)inch」で僕は2枚も持ってないような気がして。
7inchとか12inch、アルバムみたいなのはどうしても普通にレコード屋さんでも手に取ることはできるけど、やっぱ「トオ inch」要はこの「テン inch」みたいなの、あんまり作ってる人もいないし、売られてるのもあんまり見たことないなあなんていうのもある。
今この流行りだと、あえてこのサイズ作りたいって人もあるかと思うんですが、果たして、この「テン(10)inch」だけでミックスは、どういう流れになって、どのような旅ができるか、すごく楽しみです。では、行ってみたいと思います。10月10日、東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ 今日のテーマは「『テン(10)inch』のみでミックス」です。お願いします。
ソングリスト
1. The Original Mean Machine (Aca Dub Mix) / Rockin' Rob & The Fabulous 4 MC Connection
+(ブレンド Mix)
Al Velilla / Fearless ft. Opolopo
2. You Are My Lady/Lord Funk
3. Fantasy (Marc Mac Presents The Visioneers Version)/Johnny Hammond
4. No Strings (Dj Jazzy Jeff Roller Boogie Remix) / Mayer Hawthorne
5. Ordinary Guy (Afrofilipino)/ Joe Bataan
Ordinary Guy (Jazzanova Rework Extended Version)/Joe Bataan
6. What’s Going On (Coffeehouse Mix ) / Marvin Gaye
タイトル:The Original Mean Machine (Aca Dub Mix)
アーティスト:Rockin' Rob & The Fabulous 4 MC Connection
レーベル:Fraternity Music Group
リリース:2016
タイトル:Al Velilla
アーティスト:Fearless ft. Opolopo
レーベル:Boogie Butt
リリース:2015
タイトル:You Are My Lady
アーティスト:Lord Funk
レーベル:Boogie Butt
リリース:2014
タイトル:Fantasy(Marc Mac Presents The Visioneers Version)
アーティスト:Johnny Hammond
レーベル:Juno Records
リリース:2008
タイトル:No Strings (Dj Jazzy Jeff Roller Boogie Remix)
アーティスト:Mayer Hawthorne
レーベル:Stones Throw Records
リリース:2011
タイトル:Ordinary Guy (Jazzanova Rework Extended Version)
アーティスト:Joe Bataan
レーベル:SONAR
リリース:2012
タイトル:What’s Going On (Coffeehouse Mix )
アーティスト:Marvin Gaye
レーベル:Motown
リリース:2016
エンディング
MACKA-CHIN:MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまではMUROさんのレコードで「『テン(10)inch』のみでミックス」ということをお送りしていますけど。
MURO:ありがとうございました。
MACKA-CHIN:めちゃくちゃいい流れですね。
MURO:色々なジャンルがあって。
MACKA-CHIN:色々なジャンルがね。
MURO:面白いっすね。
MACKA-CHIN:面白いっすね。10inchだけでもこんなにやっぱMUROさんのセンスで面白い旅ができるっていうのは。
MURO:いやあ
MACKA-CHIN:しかも今ここかかってる、このバージョン何?
MURO:これね、去年(2017年)のRECORD STORE DAYで出たマービン・ゲイの10inch COFFEEHOUSE Mix。
MACKA-CHIN:COFFEEHOUSE Mix?これ、ドラムが入ってないとか。
MURO:入ってない(笑)
MACKA-CHIN:このバージョンは、もうほんと。
MURO:アコースティックな。
MACKA-CHIN:アコースティックの。もうこのレコードでしかない?
MURO:ない。
MACKA-CHIN:当時のあれから、こう落として、こういうことしてくるんだ~みたいな。
MURO:「トオ inch」ですよ、これが(笑)
MACKA-CHIN:「トオ inch」の破壊力、半端じゃないんですけど(笑)もう。さあ、今までかけていただいた曲で、特に深掘りしていければと思ってるんですけど、まずはやっぱりトピックは1曲目なんですよね、僕的には。ラジオ聴いてる人にはまったく分からないかもしれないけど、これはもう、俗に言うブレンドっていう手法ですね。
MURO:ブレンドですね。久しぶりに、MACKA-CHINの前でやって、ちょっと緊張しました。
MACKA-CHIN:(笑)ああ、そうですか。
MURO:目の前で。
MACKA-CHIN:まあ、ブレンドと言ってもなんだっぺ?という人に教えていこうと思うんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:要は、2台のターンテーブルでミックスしていくんですけど、左と右を両方同時出ししているっていうことですよね。
MURO:そうです。
MACKA-CHIN:ですよね。それで、BPMっていうか、ピッチを合わせて、今回、まあ、アカペラ、ラップだったんですけど。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:これはもう、Fabulous 4。
MURO:そうですね。去年出た。
MACKA-CHIN:去年出た。このラップも聴いたことないんだけど、これはその、要は。
MURO:DJのRockin’ Robがマスターテープを持ってて、それをレコードにしたんだと思いますね。
MACKA-CHIN:なるほどね。それにブレンドしてくれたっていう。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:要はこのインストのほうの曲ですよね。
MURO:はい。そうです。Boogie Buttというレーベルなんですけど。けっこうカラーヴァイナルで出てるシリーズなんですけど、けっこうどれも良いですね。
MACKA-CHIN:いやあ、もう、すごく昔の、70年代、80年代とかの初頭のラップの曲が、今っぽくおしゃれに聴こえましたね。
MURO:色々、こう混ぜ方でやっぱ。
MACKA-CHIN:ねえ。
MURO:かけ方も色々。
MACKA-CHIN:ねえ。このブレンドっていうのも動画じゃないと分からないかもしれないけどねえ。ぜひこのDJの1つのスタイルとして、昔の人はみんなやってたし、ぜひこういうのもお見せできればとか思うんですけど。
こういうDJプレイも、我らがKING OF DIGGIN’のイベントをやることになりまして、先週もお伝えしたんですけどね。レコードの日が11月3日にあるということで、11月2日、要はフライングゲットじゃないですけどね、1日前の2日にIN THE HOUSE meets KING OF DIGGIN’という形で、東京駅目の前の新丸ビル7階丸の内ハウスにて、夜の8時から夜の12時まで、MUROさんと、恐縮ながら私と、ディレクターのJunya Shimizuと3人で生DJを。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:レコードでやりながら。
MURO:楽しみですね。
MACKA-CHIN:イベントをやっていければなあなんて思ってて。しかも、このレコードの日にちなんでるんで、やっぱ僕らも色々知恵に知恵を絞って。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:4月から始まった番組のMUROさんがかけていただいたレコードのアーカイブだったり、例えば、先週かけていただいた「食欲の秋」シリーズの。
MURO:はいはい。
MACKA-CHIN:あの食べ物シリーズのジャケットとかを、要はそのジャケットアートを並べて展示してもらったりとか。
MURO:嬉しいですね。
MACKA-CHIN:あと、VINYL ARTって言って、レコードをホットナイフで刻んで、1つのまた新しく生まれ変わるっていうか、新しいアートを作ってくれてるKAZUMA FUJIWARAっていうアーティストも呼んで、彼の作品とかも10月25日から10月31日に、新丸ビルの丸の内ハウスの中にあるライブラリーっていうスペースで、個展的なことをやれたらいいなあと思ってるんで。
MURO:5日間ですか?
MACKA-CHIN:えっとね、結局7日間ぐらい、もうがっちりやれたらと思ってるんですけど。
MURO:最高だね。
MACKA-CHIN:はい。MUROくんのジャケットもお借りして、そこに並べたりとか、そういう、要は皆さんにレコードをあらためて、このオリンピック前の、こんな未来の時代に。
MURO:色々な楽しみ方があるという。
MACKA-CHIN:そう。そういうのに触れていただければなあとか、ちょっと思っております。
さあ、あっという間なんですけど、今日かけていただいた曲は、MUROさん本人がまた番組のホームページやインスタグラムでジャケ付きでアップしていただけるので、ぜひぜひ、そちらもチェックしていただければと思います。
ということで、あっという間なんで、10月10日にちなんで、「トオ(10)inch」のみでお届けいたしました。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:ここまでは私MACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:皆さん、また来週。