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DIGGIN' AOR 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.5.29

MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINでーす。

MURO:MUROでーす。

MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いしまーす。

MURO:よろしくお願いしまーす。

Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。

MACKA-CHIN:さあ、もう元号が変わって1ヶ月が。

MURO:ですねえ。

MACKA-CHIN:はい。無事に終わろうとしておりますが。忙しいですか?やっぱり。

MURO:あんまり変わりないですけども。はい(笑)

MACKA-CHIN:毎日のレコード屋回りも欠かさずというか。

MURO:うん、変わらない(笑)残念ながら。はい。毎日回ってます(笑)

MACKA-CHIN:最近ね、長崎にすごいレコード屋があることをちょっと知って。この間、5月の頭に「TOKYO RECORD MARKET」ってあったじゃない?

MURO:うんうん。

MACKA-CHIN:あの時に、もうちょっと、珍盤亭君。ちょっと和モノが詳しい珍盤亭君(珍盤亭 娯楽師匠)と話してて、「長崎、ヤバイのあるでしょ?」って言ったら、「もう僕が全部抜いちゃいました」って言ってましたね。

MURO:あっはは(笑)

MACKA-CHIN:あっはは(笑)けど、行きたいんですけどねえ。

MURO:すごい在庫量だもんねえ。

MACKA-CHIN:でも、鹿児島とかも、この間、MUROさん。先月とか行ってたけど。

MURO:九州はありますよ。

MACKA-CHIN:九州あるよね。

MURO:まだありますよ。

MACKA-CHIN:うん。僕もね、色々行くんですが、やっぱ東北よりも九州とかのほうが、まだレコード屋も残ってるし、まだまだ、なんか。

MURO:街のレコード屋が。

MACKA-CHIN:そう。

MURO:残ってますよね。

MACKA-CHIN:値段の付き方も、ちょっと東京とか大阪と違うじゃない?

MURO:うんうん。

MACKA-CHIN:だから、毎日耳が変わるように、レコード屋に行った時の欲しくなるウォントリストがコロコロ変わるから、常にアップデートされてね。本当にまた、長崎は行きたいんですけど、やっぱり九州行きたいですね。

MURO:いやあ、良いですね。

MACKA-CHIN:うん。行きたいってところなんですが。最近、MUROさん、制作とかしてますか?

MURO:制作は、DIGGIN'ICEを今年も。

MACKA-CHIN:いよいよ。

MURO:はい。

MACKA-CHIN:というか、もう。

MURO:作らせていただいています。

MACKA-CHIN:もう夏が近づいてるって証拠になりますね、それはまさに。

MURO:ねえ。そうなんです。

MACKA-CHIN:夏の代名詞。

MURO:うん。

MACKA-CHIN:ってことは、2019 DIGGIN'ICEが出るっていうか。

MURO:そうですね。

MACKA-CHIN:企み中ってことなんですね。

MURO:そうです。

MACKA-CHIN:なるほどなるほど。良いですねえ。

MURO:今、選盤しております、一生懸命。

MACKA-CHIN:おっおっ。選盤のクリアランス取る取れないみたいな。

MURO:そうそう。そういうのも、やっぱり毎年あって難しいんですけど、早め早めに。

MACKA-CHIN:ある意味、そこが一番戦ってるみたいなね(笑)

MURO:今年も出してやる!みたいな(笑)

MACKA-CHIN:良いですね、良いですね。

MURO:去年ダメだったけど、でも、今年通ったりする場合だったりとか、色んなケースがあるので。

MACKA-CHIN:去年ダメだけど、今年いけるとか。

MURO:そうそう、そうそう。この曲ダメだけど、この曲だったらいけるみたいな。

MACKA-CHIN:逆に、アーティスト側と繋がってても、レコード会社同士がダメだったらダメだったりするしね。

MURO:うーん。

MACKA-CHIN:なんか、意外と。

MURO:そうだね。

MACKA-CHIN:ねえ。音楽=権利ビジネスみたいなこと言いますけどね。果たして、皆さんはどんな感じで考えていらっしゃるか?って感じですね。

MURO:ねえ~(笑)

MACKA-CHIN:はい。ということで、5月29日、さっそく今日のテーマをMUROさん、お伺いしたいんですけど。

MURO:はい。今日は『DIGGIN' AOR』で行ってみたいと思います。

MACKA-CHIN:『DIGGIN' AOR』。よくAORって耳にするけど、これはどういう?

MURO:Adult Oriented Rockって、前、たぶん「和音」ってTOKYO RECORDSから出したCDの時に、たぶん一度言ったかもしれないんですけど。なんだろうね。色んなジャンルが混ざったような。フュージョンだったりとか、それこそシティポップだったりとか。

MACKA-CHIN:はいはい、はいはい。例えばだけど、パッと思いつくアーティストっていうと。

MURO:Bobby Caldwell(ボビー・コールドウェル)だったりとか、Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)だったりとか、Toto(トト)とか。

MACKA-CHIN:あ、Totoね。

MURO:Rupert Holmes(ルパート・ホルムズ)っていう。Steely Dan(スティーリー・ダン)とか。

MACKA-CHIN:意外と、MUROさん的には、そのAORっていうのも、クラブでもかけたりするんですか?

MURO:そうですね。知らず知らずかけたりしてる時はあったりするのかもしれないですけど、幅が広いので。例えば、今日とか、今で言う、さっき言ったアーティストとかは1曲も入ってないんですけど、僕なりの解釈みたいなので、ブルー・アイド・ソウル(Blue-eyed soul)だったりとか。

MACKA-CHIN:はいはい、はいはい。

MURO:ちょっとそういう匂いがするソウル。

MACKA-CHIN:ああ、じゃあもう本当に、このAORといえども、みんなの解釈ひとつで、答えがないっていうか。

MURO:そうそう。だから逆に面白いんですね。

MACKA-CHIN:うわあ、面白い面白い。面白そう面白そう。じゃあ、さっそくMUROさん、準備をしていただいてよろしいですか?

MURO:はーい。

MACKA-CHIN:よくレコード屋さんとか行くと、例えば、ジャズとかロックとかクラシックとか、色々ジャンルが分かれてるところで、AORっていうのが、当時というか、見かけるんですけど、具体的に僕も、こういうのがAORだよっていうのを自分の子どもに教えたりとか、本当できないぐらい、あんまり分かってないんで。なんとなくですけどねえ。今日この番組を通して、ちょっと色々、MUROさんが思うAORみたいな。

MURO:はい。

MACKA-CHIN:音楽の旅をちょっと体感できればと思うんで、楽しみにしております。

じゃあ、MUROさん、準備よろしいですか?

MURO:はい。

MACKA-CHIN:では、そろそろ行ってみたいと思います。2019年5月29日、MURO Presents KING OF DIGGIN’ 今日は7インチセットですかね。

MURO:はい。

MACKA-CHIN:はい。ということで、今日のテーマは『DIGGIN' AOR』です。お願いしまーす。

ソングリスト

1. Reason to Survive / Rance Allen Group
2. Why Don’t We Fall In Love / John Valenti
3. Alone With You / Mike Pinera
4. What Cha’ Gonna Do For Me / Ned Doheny
5. The Other Side of Love / Evelyn King
6. What Cha Gonna Du With My Lovin’ / Stephanie Mills
7. Let Love In / Breakwater
8. The Cream is Rising to The Top / Chocolateclay


エンディング

MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまではMUROさんのレコードで『DIGGIN' AOR』というテーマでお送りしておりますが。

MURO:はい。ありがとうございました。

MACKA-CHIN:もうこの時間に、都内を走ってる人たちは、もうドンピシャなんじゃないかなっていうぐらい。

MURO:そうですね。車はいつも意識してます(笑)

MACKA-CHIN:いやあ、ほんとね、ラジオと車。このカップル感は、たまらないし。

MURO:ねえ。自分も好きですからね。やっぱ意識しちゃいましたね。

MACKA-CHIN:しかも、自分がイメージしてたAORっていう言葉の。なんだろうな。ジャンルが持つ独特の、勝手な解釈のイメージと全然ちがくて、本当にヒップホップ。MURO君育ちだし、僕はね。ヒップホップ育ちっていうのもあるので、やっぱり、ロックに感じないし。

MURO:そうだよね。

MACKA-CHIN:踊れるハッピーなディスコのダンスミュージックみたいな。

MURO:うんうん。

MACKA-CHIN:とにかく、なんだろうな。踊りたくなるんすね。

MURO:うんうん。

MACKA-CHIN:すごく明るい。

MURO:そうだよね。

MACKA-CHIN:うんうん。

MURO:DJとして、そういう一番探してるところなんじゃないかなと思うんですよね。ジャンルとジャンルの中間みたいな。

MACKA-CHIN:なるほどなるほど。

MURO:なんか、繋ぎになってくれる。いつもブリッジになってくれるような質的な。

MACKA-CHIN:ジャンルの。

MURO:ブリッジになるっていう。そんなジャンルですね。AOR。

MACKA-CHIN:いやあ、もう本当に素晴らしい。特にこの季節にも合うし。さすがMUROさんって感じで、このテーマとこの楽曲を持ってきていただいてっていう。本当にね、AORのイメージが、僕、ガラリと変わりましたね。

MURO:ああ、うれしいです。

MACKA-CHIN:似た感じでシティポップとかフュージョンがあるっていうのも分かるし。

MURO:うん。

MACKA-CHIN:ディレクターも言ってたけど、山下達郎さんとか、角松さんも感じるみたいなことを言ってて。

MURO:感じる感じる。

MACKA-CHIN:東京FMならではの、本当に『DIGGIN' AOR』特集をお送りしているわけですが。やっぱりMUROさんの現場に行くと、僕も何曲か知ってる曲があって、Stephanie Mills(ステファニー・ミルズ)とか、本当に。

MURO:ねえ。何年かけてるんだっていうね(笑)

MACKA-CHIN:いや、でもここの手元にあるのが日本盤じゃないですか。

MURO:そうですね(笑)

MACKA-CHIN:マジかよって感じで。本当に。もうさらに一歩二歩先行かれてる感じがMUROさんはさすがにあるんですけど。

MURO:(笑)とんでもございません。

MACKA-CHIN:ちょっと今日かけていただいた楽曲とか掘り下げれればと思うんですけど。

とりあえず、こっち側で揺れたのは、チャカ・カーンのカヴァーですかね。「Numero Uno」っていう。

MURO:そうなんです。何年か前のRSD(レコード・ストア・デイ)限定アイテムでリリースされたものらしいですけどねえ。

その時、買いそびれていて、先々週の鹿児島で買いました。これまた、九州で。

MACKA-CHIN:おお、九州で。九州って感じですよね(笑)

MURO:間違いない(笑)

MACKA-CHIN:Ned Doheny(ネット・ドヒニー)っていうアーティストさんですけどね。これ、本当にリイシュー(再発)で有名なレーベルということで、僕も「Numero Uno」っていうのを見たら、さすがにアンテナ張って、買ってみようかな、なんて思うんすけど、でも、買いたいけど、このジャケットからは、この曲とは、もう本当にうかがえない。

MURO:ですよねえ。

MACKA-CHIN:恐ろしいジャケットで。これ、ジャケ買いできないレコードっていうか。

MURO:邦題もすさまじいですからね(笑)

MACKA-CHIN:邦題も、日本語間違えてますよね。「私のためにどんな行っているあなたをするべきか」っていう(笑)ただかけてみたら、気持ちいいチャカ・カーンのカヴァーだったよっていうのもありつつ。他にも、John Valenti(ジョン・バレンティ)とかも。

MURO:はい。

MACKA-CHIN:これはLPとか、たしかすごく。

MURO:ねえ。高いですよね。

MACKA-CHIN:すごい高いはずだし、1曲目のRance Allen Group(ランス・アレン・グループ)とかは元Stax(スタックス レーベル)の。

MURO:そうですね。元々コーラスグループで、これ今回かけたのはSky High Productions(スカイ・ハイ・プロダクション)。プロダクションがまた素晴らしい化学反応が起きているという。

MACKA-CHIN:なるほど。色々教わりたいんですけど。

MURO:いえいえ。

MACKA-CHIN:あっという間にAORの旅はここで着地します。ということで、ここまではMACKA-CHINと。

MURO:MUROでした。

MACKA-CHIN:また来週、聴いてね~!

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