Diggin’ Sweet Soul(スウィート・ソウル) 『Muro Presents KING OF DIGGIN’』 2019.2.13
MACKA-CHIN:80.0(エイティ・ポイント・ラブ)東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ パーソナリティのMACKA-CHINです。
MURO:MUROです。
MACKA-CHIN:MUROさん、今晩もよろしくお願いいたします。
MURO:よろしくお願いいたします。
Muro Presents KING OF DIGGIN’ とは
MURO(ムロ)の膨大な音源から毎週テーマに沿ってお届けする、贅沢な深夜のDJ MIX音楽番組。MC MACKA-CHIN(マッカチン)と共に、レコードの世界をとことん深掘るTOKYO FM 唯一音源が全てレコードの生MIX番組。
MACKA-CHIN:さあ、もう2月、2回目の絶好調なKING OF DIGGIN'なんですけど。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:いやあ、まだ寒さがね、抜けていかないんですけど。もうすぐ春かな、なんて。
MURO:そうそう。2月はねえ、しびれるよね。
MACKA-CHIN:痺れるんすよねえ。特に、東京のコンクリの寒さは独特な気がしますね。
MURO:キーンとする。
MACKA-CHIN:そうそう。北海道とか、雪が降ってる時のほうが暖かく感じたりするのは、これはもう都会人の感覚なのかな。不思議なもんですけどねえ。
さあ、MUROさん。さっそくですが。今日の。
MURO:テーマ。
MACKA-CHIN:深掘りとか、テーマ、教えていただけますか?
MURO:はい。日が明けて2月14日、バレンタインデー。
MACKA-CHIN:ですよねえ。
MURO:はい。なので、ちょっと甘いミックスをお届けしたいなと思って。
MACKA-CHIN:ほお、ほお。
MURO:「Sweet Soul(スウィート・ソウル)」をちょっとほじくってきました。
MACKA-CHIN:おっと!「Sweet Soul」っていうのは、ざっくり、なんだろ。イメージ的には、やっぱあまーい。
MURO:そうですね。あまーい。僕、一番初め出てきたのがMoments(モーメンツ)でした、やっぱり。
MACKA-CHIN:ああ、やはり。
MURO:はい。なので、そのへんの70年代を膨らませていこうと思ったら、Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)の歌声だったりとか、あまーいファルセットな。ファルセットボイスって「Sweet Soul」だなって、自分の中で、今回思いました。
MACKA-CHIN:うんうん。「Sweet Soul」って、特にレコードとか掘ると、意外とど頭のけっこう前半にぶつかるジャンルっていうか、ぶつかるっていうのかな、出会うっていうのか、取っつきやすい。
MURO:良さに気づくのが。
MACKA-CHIN:良さに気づきやすいっていうか。
MURO:そうだね。
MACKA-CHIN:ねえ。それこそ、高校生の時とか、やっぱSoulとか、すごい難しく感じてたのも正直あるんですけど。でも、レコードカルチャーしかり、ヒップホップカルチャーに出会ってから、特に20歳超えてぐらいからかな。やっぱすごく、すごく良いもんだなっていうのがあるし。
分かりやすいっていうのも。
MURO:そうですよね。
MACKA-CHIN:あるかもしれない。
MURO:まあヒップホップのネタでもすごく使われていますし。
MACKA-CHIN:そうですよね。そっかそっか。まあね、バレンタインというと、やっぱMURO君の「Taste of Chocolate」。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:ねえ。これはもう2月、の風物詩っていうかな。毎回ね。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:出されてて、一昨年とかも、いまだにっていうか、20年ぐらい前にカセットテープで出したでしょ。
MURO:そうそう。
MACKA-CHIN:あのパッケージもね。
MURO:A面・B面と。
MACKA-CHIN:こだわってね。
MURO:どうメリハリつけようかとか、そんなのも楽しかった時代でした。
MACKA-CHIN:うんうん。だけど、今はミックスCDとして出されたりもしてるっていうかね。
MURO:3年前に出させてもらったのはカセットテープで。
MACKA-CHIN:あ、その時もカセット出してるんだね。
MURO:タワー(レコード)限定だったんですけど。はい。
今回はなんとMUROのメロウなセンスを象徴する、チョコレートの名を冠した人気シリーズの完全新作『Taste of Chocolate -R&B Flavor- MADE IN MURO』がタワーレコード限定発売!
<SIDE A>
1.Erykah Badu「Everything feat. Common」
2.Amy Winehouse「Mr Magic (Through The Smoke)」
3.Nas「Cherry Wine feat. Amy Winehouse」
4.Nas「Can't Forget About You feat. Chrisette Michele」
5.JAY-Z「Girls, Girls, Girls」
6.Snoop Dogg「Beautiful feat. Pharrell Williams, Uncle Charlie Wilson」7.JAY-Z「Excuse Me Miss」
8.Case「Touch Me Tease Me feat. Foxy Brown」
9.Mary J. Blige「I Love You (Remix)」
10.Mary J. Blige「Be Happy」
11.Erykah Badu「Bag Lady」
12.Erykah Badu「Umm Hmm」
13.Erykah Badu「Honey」
<SIDE B>
1.The Game「Why You Hate The Game」
2.The Game「Wouldn't Get Far」
3.Jadakiss「By Your Side」
4.Olivia「So Sexy」5.G-Unit「Smile」
6.50 Cent「21 Questions feat. Nate Dogg」
7.Ashanti「Unfoolish」
8.Monifah「I Miss You (Come Back Home)」
9.Mary J. Blige「Mary Jane (All Night Long)」
10.Zhané「Saturday Night feat. The Lox」
11.NE-YO「So Sick (Remix) feat. LL Cool J」
12.Ghostface Killah「Back Like That (Remix) feat. Kanye West, NE-YO」
MUROの人気シリーズ〈Taste of Chocolate〉完全新作タワレコ限定発売
MACKA-CHIN:ほおほお。いやあ、このスタジオにチョコレートは届くのでしょうか?みたいな感じですが。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:MUROさん、じゃあ準備お願いいたします。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:はい。いやあ、まあチョコレートってお菓子の文化だなんて、近年になってみんなとんがってる人たちは言いますけどね。うちの親は食べ過ぎると鼻血が出るぞっていう感じで。
あれは、贅沢品だったのかな?なんだったのかな?どういう意味だったのかな?まあ、本日は、明けてバレンタインということで、今日のテーマはMUROさんが考える「Sweet Soul」って感じでいいのかな?
MURO:良いですね。
MACKA-CHIN:OKです。じゃあ、そろそろ行ってみたいと思います。2019年2月13日、明けて14日バレンタインです。MURO君、今日のテーマは「DIGGIN' Sweet Soul(スウィート・ソウル)」。お願いします。
ソングリスト
1. THE MAKINGS OF YOU / CURTIS MAYFIELD
2. LOVER’S HOLIDAY / LEROY HUTSON
3. COUNT ON ME / NATURAL FOUR
4. RIDE YOUR PONY GIRL / THE MOMENTS
5. SEXY MAMA / THE MOMENTS
6. AFTER HOURS / J.R. BAILEY
7. I’M GONNA LOVE YOU JUST A LITTLE MORE BABY / WEST WING
8. LOVIN’ / PHIL HURTT
9. OVERDUE / TYRON DAVIS
THE MAKINGS OF YOU / CURTIS MAYFIELD(カーティス・メイフィールド)
Title:THE MAKINGS OF YOU
Artist:CURTIS MAYFIELD
Label:Curtom
Producer:Curtis Mayfield
Release:1970
LOVER’S HOLIDAY / LEROY HUTSON(リロイ・ハットソン)
Title:LOVER’S HOLIDAY
Artist:LEROY HUTSON
Label:Curtom
Producer:LeRoy Hutson
Release:1976
COUNT ON ME / NATURAL FOUR(ナチュラル・フォー)
Title:COUNT ON ME
Artist:NATURAL FOUR
Label:Curtom
Producer:Quinton Joseph、Rich Tufo
Release:1975
RIDE YOUR PONY GIRL / O'Jays Meet The Moments(オージェイズ ザ・モーメンツ)
Title:RIDE YOUR PONY GIRL
Artist:O'Jays Meet The Moments
Label:Stang Records
Producer:Al Goodman、Harry Ray
Release:1974
SEXY MAMA / THE MOMENTS(ザ・モーメンツ)
Title:SEXY MAMA
Artist:THE MOMENTS
Label:Stang Records
Producer:A. Goodman、H. Ray、T. Keith
Release:1974
AFTER HOURS / J.R. BAILEY(J.R.ベイリー)
Title:AFTER HOURS
Artist:J.R. BAILEY
Label:MAM
Producer:J. R. Bailey、 Ken Williams、Mel Kent、Jerome Gasper
Release:1974
I’M GONNA LOVE YOU JUST A LITTLE MORE BABY / WEST WING(ウエスト・ウィング )
Title:I’M GONNA LOVE YOU JUST A LITTLE MORE BABY
Artist:WEST WING
Label:20th Century Records
Producer:Vance "Mickey" Wilson
Release:1975
LOVIN’ / PHIL HURTT(フィル・ハーット)
Title:LOVIN’
Artist:PHIL HURTT
Label:Fantasy
Release:1978
OVERDUE / TYRON DAVIS(タイローン・デイビス)
Title:OVERDUE
Artist:TYRON DAVIS
Label:Columbia
Producer:James Mack、 Leo Graham
Release:1980
エンディング
MACKA-CHIN:80.0 東京FM MURO Presents KING OF DIGGIN’ ここまではMUROさんのバレンタイン特集ということで、「DIGGIN' Sweet Soul」という感じで選曲していただいていますけど。
いやあ、もうとにかく、おしゃれで暖かい。
MURO:うん。ホットチョコレート。
MACKA-CHIN:うん、ほんとに包まれる感じの。まあ、ディレクターはいつも音楽でご飯3杯とか言ってますけど、今回は「ロッジでチョコレートフォンデュ」って言ってましたけどね。ほんとに。どんな良い生活してるんだっていう。愛に包まれてる新婚ホヤホヤのディレクターさんですけどね(笑)。
MURO:(笑)ですねえ。
MACKA-CHIN:まあでも、本当にその気持ち分かりますね。やっぱこのBPM感っていうのかな。このテンポ感とかって、やっぱMURO君もクラブじゃかけづらいでしょ?
MURO:そうですよねえ。
MACKA-CHIN:やっぱ家で聴くとか、ちょっと落ち着いた時に。
MURO:真ん中とか。
MACKA-CHIN:ねえ。そういうところで聴くっていうのに適してる。だから、本当に今回このラジオに、この特集にはドンピシャなんじゃないかなと。
MURO:あ、嬉しい。
MACKA-CHIN:すごく暖かい気分になった感じですけど。
MURO:ああ、良かったあ。
MACKA-CHIN:いやあ、さすがっす。
MURO:ありがとうございます。
MACKA-CHIN:はい。ということで、今日、放送していただいた曲とかを色々掘り下げていければと思ってるんですが。
まず、とりあえず前半は、要はカーティス・メイフィールド絡み。
MURO:そうですねえ。カーティス・メイフィールドの声、やっぱボーカルってすごいスイートですよね。
MACKA-CHIN:スウィート。で、独特だし。
MURO:この時期に沁みるんですよね。あの歌。スモーキー・ロビンソン(William 'Smokey' Robinson, Jr)とか。冬に聴いちゃいますね。
MACKA-CHIN:うん。確かに。冬が合う。
MURO:そう。
MACKA-CHIN:って感じですよね。確かにそれはある。これは、要はカーティス・メイフィールドのレーベルがあるんだっけ?
MURO:CURTOM(カートム)ですね。
MACKA-CHIN:CURTOM。
MURO:元々、The Impressions(インプレッションズ)ってグループで活躍されてた頃の作品も出してたり。60年代。で、70年代ソロになって、ライブの名盤出したりとか。
MACKA-CHIN:なるほどなるほど。だから、やっぱその3曲ぐらいずっとCURTOMレーベルのものが続いて。
MURO:そうです。Leroy Hutson(リロイ・ハトソン)行って、The Natural Four(ナチュラル・フォー)行って。
MACKA-CHIN:ナチュラル・フォー行ったりとかして。だから、やっぱなんとなく音質とか音色とか。
MURO:そうなんですよね。
MACKA-CHIN:うん。こっち側ではジャケットの話で盛り上がったりとかしてたけどね(笑)そのレーベル独特の音質とか音色とかっていうのがあるのかな、なんて思いながらも。
MURO:ですね。
MACKA-CHIN:この4曲目だったっけな。O'Jays Meet The Moments(オージェイズ ザ・モーメンツ)。
MURO:うん。
MACKA-CHIN:で、モーメンツはやっぱ、その後の「SEXY MAMA」とかもかけてて。
MURO:はい。
MACKA-CHIN:本当に。ほんとうまい。エロくなるっていうか。こう、ほのぼのするっていうか、そういう感じがあるんだけど、MUROさんがかけていただいたこの「RIDE YOUR PONY GIRL」って、音の話してたじゃない?音が悪いとか。
MURO:そうそう、そうそう。音悪いって言われて(笑)いたのに(笑)今のタイミング(笑)
MACKA-CHIN:(笑)いやいやいや。でも、音悪いって言われるのもね、まあ。
MURO:でも、本当はこれが一番良い音なんだっていう人もいるみたいですね。
MACKA-CHIN:なるほどなるほど。だから、例えば、ハイエンドなところを求めてる人とか、例えばヒップホップのWu-Tang Clan(ウータン・クラン)とか、めちゃくちゃ音悪くて。でも、あの音悪いのが良いとか。
MURO:ローファイがね。
MACKA-CHIN:そう。J Dilla(J・ディラ)とかもそうだし。
MURO:Eric B(エリックB)のヘタうまなスクラッチが良いとかね。そういう味。
MACKA-CHIN:結局、やっぱ出てくるよね。
MURO:味って出てきます。
MACKA-CHIN:今、これMUROさんがかけて、これはこのバージョン、この感じが良いなって思った。
MURO:そうなんですよ。俺もレコード準備してて、ここが今一番フィットしたとこでした。
MACKA-CHIN:でも、笠原Pは、全く分かんないって言ってたよね(笑)なんか、音の感じが全く、「え?レコードってこういう感じでしょ?」みたいなこと言ってたけど(笑)
MURO:あっはは(笑)
MACKA-CHIN:まあほんと、耳ダンボになってるっていうか、ちょっと職業病的なところもあるのかもしれないですけどね。
あとね、俺、これ。やべえ、時間がなくなってきたんだけど、これすごい良かった。
MURO:J.R. Bailey(J.R.ベイリー)。
MACKA-CHIN:J.R. Bailey。
MURO:もう7inchもたくさん出てますけど、本当に素晴らしいですね。
MACKA-CHIN:すげぇ良かった。たぶんね、録音の堀さんも、心で踊っててくれたと思うんだよね。
MURO:ああ(笑)
MACKA-CHIN:みたいなね(笑)という感じで、まあ本当に浮かれてバレンタイン特集お届けしてますけど、もう後10秒ぐらいなんで。
MURO:全員ボーカルが男の、ボーカルでした。
MACKA-CHIN:あ、そうだね。うん。やっぱ。男、さいこー!そういう感じかな?(笑)
MURO:あははは(笑)
MACKA-CHIN:みんな、モテてください。ここまではMACKA-CHINと。
MURO:MUROでした。
MACKA-CHIN:ありがとねー!
最後まで読んで頂きありございます。過去の放送一覧もぜひどうぞ!