大阪市をウォッチしよう!! 20 「大阪・関西万博の会場建設費500億円上振れ」
会場建設費が500億円上振れして、1850億円から2350億円に増額される。当初の1250億円から1.9倍に膨れ上がった。毎日新聞5日の社説は「安易な増額は認められぬ」と主張した。各種世論調査でも、国民の大半が増額に批判的であり、「万博不要」の声も急速に高まっている。万博をめぐる世論は大きく変化してきている。
11月7日に万博協会との団体協議に参加したが、350億円の建設費がかかる大屋根(リング)について質問した。大屋根は当初の計画になかったが、基本計画策定の段階で新たに付け加わった。2020年12月に会場建設費が600億円増になったが、その6割近くが新規の大屋根建設で占めた。今回、会場建設費がさらに500億円増額されるが、大屋根の規模縮小については検討もされていない。正直驚いた。
こんなことで、会場建設費500億円上振れを「やむを得ない」で済ますことなど、できるのか。万博協会の職員は交代が激しく、与えられた「しごと」をこなすだけのようだ。万博協会との協議に参加していて、だんだんと腹が立ってきた。