8月17日18時半から大阪産業創造館で「大阪IR説明会」(第1回)が開かれました。説明会についてIR推進局に電話で確かめると、これまで年8回、IRの「セミナー」を実施してきたが、これを「説明会」に切り替えたという。国が大阪IR認定に際し付けた条件に「地域との十分な双方向の対話の場」を求めているので、そのような場にしてほしいと要望しました。
当日は都合がつかず参加できませんでしたが、報道や友人らの投稿から「説明会」の様子が分かりました。まずIR推進局から50分余り説明があったが、その内容は昨年1月と変わらない計画概要の紹介でした。国の認定後の動きや取り組みを示すべきです。
質疑でも紋切り型の回答が多く、かみ合わないやり取りが続きました。毎日新聞8月19日朝刊によると、「説明会の内容が以前と変わらない」「国から与えられた課題にどう向き合うか示されていない」と厳しい意見が相次ぎ、かみ合わない質疑に怒号が飛び交ったとのことです。多くの参加者が手を挙げているのに、時間が来たからと一方的に打ち切り。じつは、昨年1月7日の説明会に参加して、ずっと手を挙げ続けましたが、最後まで指名されず腹を立てたことを思い出しました。
参加者の投稿によると、問題の核心はやはり夢洲のIR予定地の地盤沈下のようです。地盤沈下対策はIR事業者が実施するので、大阪市に負担はないということです。だが、IR事業者との合意事項なのかが問題になってきます。私が情報公開請求で入手した資料にも、IR事業者が検討中であると書かれています。
IR推進局がこの説明会を「双方向の対話の場」と言うなら、説明は極力短くして、参加者の質問したい人がすべて質問できるようにして、かみ合った討論ができるよう工夫が求められます。
9月5日に第10回副首都推進本部会議におけるIR関連協定(案)等の公開、また9月22日に国土交通省による認可が行われました。本番組は、それ以前に収録されたものです。そのため、収録後の事象については認知していないことをご了承ください。
なお、9月25日に、第2回、第3回の府民向け説明会の要領が公開されました。