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妄想メロン2006.7.5「鼻の妖精」

珍しく授業中に鼻毛を引っ張ってみることにした。

思ったより容易に引っ張ることができたのだが、その毛はいつまでたっても絶えることが無い。

ぐるぐるぐるぐる、にょろにょろにょろにょろ。

皆が食事を終えた頃、ようやく終わる気配を感じた。

すると鼻から妖精が現れ、「まだまだ続くよ」と告げて消えていった。

まだまだ続く。


【解説】
いつのことだったか。一時期やたらと鼻毛を抜くことに執着していた時期があったと記憶しています。おそらくその頃に描いた作品なのですが、妖精が現れて願いを叶えてくれるのかと思いきや、まだまだ続くという現実を突き付けられたところを見ると、辛いアルバイトに従事していた作者の心の叫びのようにも読み取れます。

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