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りさの日記2007.10.14「PANDA BAR」

部屋へ帰ったらパンダがいました。
目が合って、一瞬固まって、それからパンダがゆっくり話し始めました。

パンダ 「こんにちは」
あたし 「ニーハオ、じゃなくて?」
パンダ 「郷に入らば郷に従え、ですよ」
あたし 「難しいこと知ってんだね」
パンダ 「難しくはないよ。小学生だって知ってる」

ちょっと手強いな。先生来てくれないかしら。

パンダ 「笹、ある?」
あたし 「ないよ。かまぼこならコンビニに売ってるけど」
パンダ 「じゃ、買って来るかな」

そこで先生登場。

先生  「ぎょ! パンダだ」

パンダが目を剥く。

パンダ 「あんた! 先月のツケ払いなさいよ!」
先生   「ひーっ!」

先生、あたしもそこ行きたい。

【解説】
この先生という存在が僕です。りさはとても感性の優れた子でその日に起きたふとした出来事を勝手に脳内変換してこんな物語を描いていました。15年以上前の日記なので何をきっかけにこの物語を描いたのか分かりませんが、きっと僕が笹かまぼこをつまみにお酒を飲んでいる姿を見て脳内変換したのではないかと思います。

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